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公開番号
2024128809
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023038036
出願日
2023-03-10
発明の名称
着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、及び固体撮像素子
出願人
住友化学株式会社
代理人
弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20240913BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本発明は、極大吸収波長の吸光度を維持できる着色硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る着色硬化性樹脂組成物は、着色剤、樹脂、重合開始剤、重合性化合物、及び金属化合物を含み、前記金属化合物が、式(I)で表される化合物を含むことを特徴とする。本発明に係る着色硬化性樹脂組成物においては、式(I)中、M
A1
及びM
A2
は、ともに2価の銅原子であることがより好ましい態様である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024128809000036.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">124</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
着色剤、樹脂、重合開始剤、重合性化合物、及び金属化合物を含み、前記金属化合物が、式(I)で表される化合物を含むことを特徴とする着色硬化性樹脂組成物。
TIFF
2024128809000034.tif
31
124
[式(I)中、
R
A1
~R
A12
は、互いに独立に、水素原子、又は炭素数1~10の炭化水素基を表す。
M
A1
及びM
A2
は、互いに独立に、2価の第8~11族金属原子を表す。
Y
A-
は、1価アニオンを表す。
m及びnは、互いに独立に、1~5の整数を表す。
mが2以上のとき、複数のR
A9
~R
A10
は、それぞれ同一でもよく異なっていてもよい。
nが2以上のとき、複数のR
A11
~R
A12
は、それぞれ同一でもよく異なっていてもよい。
M
A1
とO間、M
A1
とN間、M
A2
とO間及びM
A2
とN間の点線は、配位結合を表す。]
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
M
A1
及びM
A2
が、ともに2価の銅原子である請求項1に記載の着色硬化性樹脂組成物。
【請求項3】
着色剤が、式(II)で表される化合物を含む請求項1又は2に記載の着色硬化性樹脂組成物。
TIFF
2024128809000035.tif
43
100
[式(II)中、R
1
~R
4
は、互いに独立に、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基又は置換基を有していてもよい炭素数6~20の1価の芳香族炭化水素基を表し、該飽和炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-又は-NR
11
-で置き換わっていてもよい。R
1
及びR
2
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよく、R
3
及びR
4
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよい。
R
5
は、-OH、-SO
3
-
、-SO
3
H、-SO
3
-
Z
+
、-CO
2
H、-CO
2
-
Z
+
、-CO
2
R
8
、-SO
3
R
8
又は-SO
2
NR
9
R
10
を表す。
R
6
及びR
7
は、互いに独立に、水素原子又は炭素数1~6のアルキル基を表す。
mは、0~5の整数を表す。mが2以上のとき、複数のR
5
は同一でも異なってもよい。
aは、0又は1の整数を表す。
Xは、ハロゲン原子を表す。
Z
+
は、
+
N(R
11
)
4
、Na
+
又はK
+
を表し、4つのR
11
は同一でも異なってもよい。
R
8
は、炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基を表し、該飽和炭化水素基に含まれる水素原子は、ハロゲン原子で置換されていてもよい。
R
9
及びR
10
は、互いに独立に、水素原子又は置換基を有していてもよい炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基を表し、該飽和脂肪族炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-、-NH-又は-NR
8
-で置き換っていてもよく、R
【請求項4】
請求項1又は2に記載の着色硬化性樹脂組成物から形成されるカラーフィルタ。
【請求項5】
請求項4に記載のカラーフィルタを含む固体撮像素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、着色硬化性樹脂組成物、カラーフィルタ、及び固体撮像素子に関するものである。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置、及びプラズマディスプレイ等の表示装置やCCDやCMOSセンサ等の固体撮像素子に使用されるカラーフィルタは、着色硬化性樹脂組成物から製造される(特許文献1など)。また着色硬化性樹脂組成物に特定の金属化合物を添加することで光を照射した後の色差(ΔE*
ab
)を抑制できることも知られている(特許文献2~4)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-122577号公報
特開2011-118365号公報
特開2004-295116号公報
特開2007-249160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記着色硬化性樹脂組成物は、光を照射した後の色差(ΔE*
ab
)が小さいことだけでなく、光を照射した後でも極大吸収波長の吸光度を維持できることも重要である。
本発明は、極大吸収波長の吸光度を維持できる着色硬化性樹脂組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る要旨は、以下の通りである。
[1] 着色剤、樹脂、重合開始剤、重合性化合物、及び金属化合物を含み、前記金属化合物が、式(I)で表される化合物を含むことを特徴とする着色硬化性樹脂組成物。
TIFF
2024128809000001.tif
31
124
[式(I)中、
R
A1
~R
A12
は、互いに独立に、水素原子、又は炭素数1~10の炭化水素基を表す。
M
A1
及びM
A2
は、互いに独立に、2価の第8~11族金属原子を表す。
Y
A-
は、1価アニオンを表す。
m及びnは、互いに独立に、1~5の整数を表す。
mが2以上のとき、複数のR
A9
~R
A10
は、それぞれ同一でもよく異なっていてもよい。
nが2以上のとき、複数のR
A11
~R
A12
は、それぞれ同一でもよく異なっていてもよい。
M
A1
とO間、M
A1
とN間、M
A2
とO間及びM
A2
とN間の点線は、配位結合を表す。]
[2] M
A1
及びM
A2
が、ともに2価の銅原子である[1]に記載の着色硬化性樹脂組成物。
[3] 着色剤が、式(II)で表される化合物を含む[1]又は[2]に記載の着色硬化性樹脂組成物。
TIFF
2024128809000002.tif
43
100
[式(II)中、R
1
~R
4
は、互いに独立に、水素原子、置換基を有していてもよい炭素数1~20の1価の飽和炭化水素基又は置換基を有していてもよい炭素数6~20の1価の芳香族炭化水素基を表し、該飽和炭化水素基に含まれる-CH
2
-は、-O-、-CO-又は-NR
11
-で置き換わっていてもよい。R
1
及びR
2
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよく、R
3
及びR
4
は、一緒になって窒素原子を含む環を形成してもよい。
R
5
は、-OH、-SO
3
-
、-SO
3
H、-SO
3
-
Z
+
、-CO
2
H、-CO
2
-
Z
+
、-CO
2
R
8
、-SO
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、極大吸収波長の吸光度を維持できるカラーフィルタを形成可能な着色硬化性樹脂組成物を提供できる。こうした本発明によれば、より長期間に渡って色差(ΔE*
ab
)を抑制することも可能である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、着色剤(以下、着色剤(A)という場合がある)、樹脂(以下、樹脂(B)という場合がある)、重合性化合物(以下、重合性化合物(C)という場合がある)、重合開始剤(以下、重合開始剤(D)という場合がある)、及び金属化合物(以下、金属化合物(G)という場合がある)を含み、金属化合物が式(I)で表される化合物を含む。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらに溶剤(以下、溶剤(E)という場合がある)を含んでいてもよい。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらに重合開始助剤(以下、重合開始助剤(D1)という場合がある)を含んでいてもよい。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらにチオール化合物(以下、チオール化合物(T)という場合がある)を含んでいてもよい。
本発明の着色硬化性樹脂組成物は、さらにレベリング剤(以下、レベリング剤(F)という場合がある)を含んでいてもよい。
なお、本明細書において、各成分として例示する化合物は、特に断りのない限り、単独で又は複数種を組み合わせて使用することができる。
【0008】
<金属化合物(G)>
金属化合物(G)は、式(I)で表される化合物を含み、着色剤(好ましくは式(II)で表される化合物)と共に使用すると極大吸収波長の吸光度を維持できる。
【0009】
TIFF
2024128809000003.tif
31
124
[式(I)中、
R
A1
~R
A12
は、互いに独立に、水素原子、又は炭素数1~10の炭化水素基を表す。
M
A1
及びM
A2
は、互いに独立に、2価の第8~11族金属原子を表す。
Y
A-
は、1価アニオンを表す。
m及びnは、互いに独立に、1~5の整数を表す。
mが2以上のとき、複数のR
A9
~R
A10
は、それぞれ同一でもよく異なっていてもよい。
nが2以上のとき、複数のR
A11
~R
A12
は、それぞれ同一でもよく異なっていてもよい。
M
A1
とO間、M
A1
とN間、M
A2
とO間及びM
A2
とN間の点線は、配位結合を表す。]
【0010】
R
A1
~R
A12
で表される炭素数1~10の炭素水素基は、脂肪族炭化水素基及び芳香族炭化水素基であってもよく、該脂肪族炭化水素基は、飽和又は不飽和であってもよく、鎖状又は環状(脂環式炭化水素基)であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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