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公開番号
2024146938
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2024058924
出願日
2024-04-01
発明の名称
偏光板
出願人
住友化学株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20241004BHJP(光学)
要約
【課題】耐溶剤性にすぐれ且つ高温高湿環境における反りを低減できる偏光板を提供する。
【解決手段】偏光板100は、(メタ)アクリル系樹脂フィルム10、第1接着剤層12、偏光子20、第2接着剤層14、保護フィルム30、及び、粘着剤層40をこの順に備える。(メタ)アクリル系樹脂フィルム10のマルテンス硬さが140N/mm
2
以上であり、粘着剤層40の25℃且つ測定周波数1Hzにおける貯蔵弾性率が1.5×10
5
Pa以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
(メタ)アクリル系樹脂フィルム、第1接着剤層、偏光子、第2接着剤層、保護フィルム、及び、粘着剤層をこの順に備える偏光板であって、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムのマルテンス硬さが140N/mm
2
以上であり、
前記粘着剤層の25℃且つ測定周波数1Hzにおける貯蔵弾性率が1.5×10
5
Pa以下である偏光板。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、
25℃におけるMD方向の引張弾性率をT
MD
(25℃)、80℃におけるMD方向の引張弾性率をT
MD
(80℃)、
25℃におけるTD方向の引張弾性率をT
TD
(25℃)、80℃におけるTD方向の引張弾性率をT
TD
(80℃)とする場合、
T
MD
(25℃)/T
MD
(80℃)およびT
TD
(25℃)/T
TD
(80℃)がいずれも2.0未満である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、
80℃且つ測定周波数10HzにおけるMD方向の貯蔵弾性率G’
MD
(80℃)と、80℃におけるMD方向の引張弾性率T
MD
(80℃)の比G’
MD
(80℃)/T
MD
(80℃)が、1.2未満である、請求項1又は2に記載の偏光板。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、
80℃且つ測定周波数10HzにおけるMD方向の貯蔵弾性率をG’
MD
(80℃)、80℃且つ測定周波数10HzにおけるTD方向の貯蔵弾性率をG’
TD
(80℃)とすると、G’
MD
(80℃)/G’
TD
(80℃)が1.05以下である、請求項1又は2に記載の偏光板。
【請求項5】
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、透湿度と厚みの積が2500(g/m
2
・24hr・μm)以下である請求項1又は2に記載の偏光板。
【請求項6】
前記偏光子は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムであって、ホウ素化合物を含み、ホウ素含有量が4.0wt%以下である、請求項1又は2に記載の偏光板。
【請求項7】
前記第1接着剤層が、(メタ)アクリル系接着剤の硬化物である、請求項1又は2に記載の偏光板。
【請求項8】
前記保護フィルムが環状ポリオレフィン系樹脂フィルムである、請求項1又は2に記載の偏光板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光板に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
アクリル系樹脂フィルム/偏光子/シクロオレフィン系樹脂フィルムという構成の偏光板が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-200339号公報
特開2017-204007号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、当該偏光板は、ディスプレイパネルなどの基材フィルムに貼り付けられた状態で高温高湿環境に保管した際に反るという課題や耐溶剤性が十分でないという課題があった。
【0005】
本発明は、耐溶剤性にすぐれ且つ高温高湿環境における反りを低減できる偏光板を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[1](メタ)アクリル系樹脂フィルム、第1接着剤層、偏光子、第2接着剤層、保護フィルム、及び、粘着剤層をこの順に備える偏光板であって、
前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムのマルテンス硬さが140N/mm
2
以上であり、
前記粘着剤層の25℃且つ測定周波数1Hzにおける貯蔵弾性率が1.5×10
5
Pa以下である偏光板。
【0007】
[2]前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、
25℃におけるMD方向の引張弾性率をT
MD
(25℃)、80℃におけるMD方向の引張弾性率をT
MD
(80℃)、
25℃におけるTD方向の引張弾性率をT
TD
(25℃)、80℃におけるTD方向の引張弾性率をT
TD
(80℃)とする場合、
T
MD
(25℃)/T
MD
(80℃)およびT
TD
(25℃)/T
TD
(80℃)がいずれも2.0未満である、[1]に記載の偏光板。
【0008】
[3]前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、
80℃且つ測定周波数10HzにおけるMD方向の貯蔵弾性率G’
MD
(80℃)と、80℃におけるMD方向の引張弾性率T
MD
(80℃)の比G’
MD
(80℃)/T
MD
(80℃)が、1.2未満である、[1]又は[2]に記載の偏光板。
【0009】
[4]前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、
80℃且つ測定周波数10HzにおけるMD方向の貯蔵弾性率をG’
MD
(80℃)、80℃且つ測定周波数10HzにおけるTD方向の貯蔵弾性率をG’
TD
(80℃)とすると、G’
MD
(80℃)/G’
TD
(80℃)が1.05以下である、[1]~[3]のいずれか一項に記載の偏光板。
【0010】
[5]前記(メタ)アクリル系樹脂フィルムは、透湿度と厚みの積が2500(g/m
2
・24hr・μm)以下である[1]~[4]のいずれか一項に記載の偏光板。
(【0011】以降は省略されています)
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