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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025083411
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-30
出願番号
2025036250
出願日
2025-03-07
発明の名称
複素環化合物を用いる有害節足動物防除方法
出願人
住友化学株式会社
代理人
主分類
A01N
43/54 20060101AFI20250523BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】有害節足動物の防除方法を提供すること。
【解決手段】式(I)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025083411000134.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">33</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">74</com:WidthMeasure> </com:Image> 〔式中、Zは、酸素原子等を表し、Lは、単結合等を表し、R
1
は、C1-C6鎖式炭化水素基等を表し、R
2
は、5若しくは6員芳香族複素環基等を表し、R
3
は、C1-C6鎖式炭化水素基等を表し、R
4
は、水素原子等を表し、Xは、NR
11
C(Z)R
12
等を表し、R
11
は、C1-C6鎖式炭化水素基等を表し、R
12
は、1以上の置換基で置換されていてもよいフェニル基等を表す。〕で示される化合物若しくはそのNオキシド又はそれらの塩は、有害節足動物防除に用いることができる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
式(I)
TIFF
2025083411000131.tif
33
74
〔式中、
Zは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
Lは、単結合、又は-(CR
4a
R
4b
)
n
-を表し、
R
4a
及びR
4b
は、同一又は相異なり、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基、シアノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
nは、1、2、3、4、5、又は6を表し、
R
1
は、シクロプロピル基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基、シアノ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は水素原子を表し、
R
2
は、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいフェニル基、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい5若しくは6員芳香族複素環基、C(O)NR
7a
R
8a
、C(=NOR
10
)R
5a
、C(=NOR
10
)(NR
7
R
8
)、NR
19
C(O)R
20
、NR
19
C(O)OR
20
、NR
19
C(O)NR
20
R
21
、S(O)
2
NR
16
R
17
、OR
18
、S(O)
m
R
29
、式E1で示される基、式E2で示される基、又は式E3で示される基(#
2
は炭素原子との結合部位を表す)を表し、
TIFF
2025083411000132.tif
43
120
R
19
、R
20
、及びR
21
は、同一又は相異なり、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいフェニル基、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい5若しくは6員複素環基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルキル基、群Eより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、又は水素原子を表し、
R
2
がNR
19
C(O)R
20
である場合、R
19
及びR
20
は、R
19
が結合する窒素原子、及びR
20
が結合する炭素原子と一緒になって、C1-C3鎖式炭化水素基{該C1-C3鎖式炭化水素基は、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよい}で置換されていてもよい5若しくは6員非芳香族複素環を形成していてもよく、
R
2
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
植物の栽培担体が、土壌である、請求項1に記載の有害節足動物の防除方法。
【請求項3】
請求項1に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド又はそれらの塩と、群(a)、群(b)、群(c)、群(d)、群(e)、群(f)、群(g)、群(h)、群(i)及び群(j)からなる群より選ばれる1以上の成分とを含有する組成物:
群(a):殺虫活性成分、殺ダニ活性成分及び殺線虫活性成分からなる群;
群(b):殺菌活性成分;
群(c):植物成長調整成分;
群(d):薬害軽減成分;
群(e):共力剤;
群(f):忌避成分;
群(g):殺軟体動物成分;
群(h):昆虫フェロモン;
群(i):除草活性成分;
群(j):生物防除資材。
【請求項4】
請求項3に記載の組成物の有効量を有害節足動物、有害節足動物の生息場所、植物、又は植物の栽培担体に施用する工程を含む有害節足動物の防除方法。
【請求項5】
植物の栽培担体が、土壌である、請求項4に記載の有害節足動物の防除方法。
【請求項6】
請求項1に記載の式(I)で示される化合物若しくはそのNオキシド又はそれらの塩、又は、請求項3に記載の組成物の有効量を保持してなる種子又は栄養生殖器官。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は複素環化合物を用いる有害節足動物防除方法に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
これまでに有害節足動物の防除を目的として、様々な化合物が検討されている。
一方、特許文献1には、ある種の複素環化合物が炎症性及び免疫性疾患の治療に有用であることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2007/002701号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、有害節足動物の防除方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の通りである。
〔1〕 式(I)
TIFF
2025083411000001.tif
33
74
〔式中、
Zは、酸素原子又は硫黄原子を表し、
Lは、単結合、又は-(CR
4a
R
4b
)
n
-を表し、
R
4a
及びR
4b
は、同一又は相異なり、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基、シアノ基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
nは、1、2、3、4、5、又は6を表し、
R
1
は、シクロプロピル基及びハロゲン原子からなる群より選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC1-C6鎖式炭化水素基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルコキシ基、シアノ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、又は水素原子を表し、
R
2
は、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいフェニル基、群Aより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい5若しくは6員芳香族複素環基、C(O)NR
7a
R
8a
、C(=NOR
10
)R
5a
、C(=NOR
10
)(NR
7
R
8
)、NR
19
C(O)R
20
、NR
19
C(O)OR
20
、NR
19
C(O)NR
20
R
21
、S(O)
2
NR
16
R
17
、OR
18
、S(O)
m
R
29
、式E1で示される基、式E2で示される基、又は式E3で示される基(#
2
は炭素原子との結合部位を表す)を表し、
TIFF
2025083411000002.tif
43
120
R
19
、R
20
、及びR
21
は、同一又は相異なり、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいフェニル基、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい5若しくは6員複素環基、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよいC1-C6アルキル基、群Eより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよいC3-C6シクロアルキル基、又は水素原子を表し、
R
2
がNR
19
C(O)R
20
である場合、R
19
及びR
20
は、R
19
が結合する窒素原子、及びR
20
が結合する炭素原子と一緒になって、C1-C3鎖式炭化水素基{該C1-C3鎖式炭化水素基は、1以上のハロゲン原子で置換されていてもよい}で置換されていてもよい5若しくは6員非芳香族複素環を形成していてもよく、
【発明の効果】
【0006】
本発明により、有害節足動物を防除することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明における置換基について説明する。
ハロゲン原子とは、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を意味する。
置換基が2以上のハロゲン原子又は置換基を有している場合、それらのハロゲン原子又は置換基は、各々同一でも異なっていてもよい。
本明細書における「CX-CY」との表記は、炭素原子数がX乃至Yであることを意味する。例えば「C1-C6」との表記は、炭素原子数が1乃至6であることを意味する。
鎖式炭化水素基とは、アルキル基、アルケニル基又はアルキニル基を表す。
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、1,1-ジメチルプロピル基、1,2-ジメチルプロピル基、1-エチルプロピル基、ブチル基、sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、及びヘキシル基が挙げられる。
アルケニル基としては、例えば、ビニル基、1-プロペニル基、2-プロペニル基、1-メチル-1-プロペニル基、1-メチル-2-プロペニル基、1,2-ジメチル-1-プロペニル基、1-エチル-2-プロペニル基、3-ブテニル基、4-ペンテニル基、及び5-ヘキセニル基が挙げられる。
アルキニル基としては、例えば、エチニル基、1-プロピニル基、2-プロピニル基、1-メチル-2-プロピニル基、1,1-ジメチル-2-プロピニル基、1-エチル-2-プロピニル基、2-ブチニル基、4-ペンチニル基、及び5-ヘキシニル基が挙げられる。
アルコキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、tert-ブトキシ基、ペンチルオキシ基、及びヘキシルオキシ基が挙げられる。
5若しくは6員芳香族複素環基としては、例えば、ピラゾリル基、イミダゾリル基、トリアゾリル基、テトラゾリル基、オキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、オキサジアゾリル基、チアジアゾリル基、ピリジル基、ピリダジニル基、ピリミジニル基、及びピラジニル基が挙げられる。
1以上のハロゲン原子で置換されていてもよい(C3-C6シクロアルキル)C1-C3アルキル基とは、(C3-C6シクロアルキル)及び/又は(C1-C3アルキル)が1以上のハロゲン原子を有していてもよい基を表し、例えば、シクロプロピルメチル基、シクロプロピルエチル基、(2,2-ジフルオロシクロプロピル)メチル基、2-シクロプロピル-1,1,2,2-テトラフルオロエチル基、及び2-(2,2-ジフルオロシクロプロピル)-1,1,2,2-テトラフルオロエチル基が挙げられる。
フェニルC1-C3アルキル基{該フェニルC1-C3アルキル基におけるフェニル部分は、群Bより選ばれる1以上の置換基で置換されていてもよい}とは、例えば、フェニルメチル基、2-フルオロベンジル基、4-クロロベンジル基、4-(トリフルオロメチル)ベンジル基、及び2-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]エチル基が挙げられる。
3-6員非芳香族複素環基としては、例えば、オキセタニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロピラニル基、及びモルホリニル基が挙げられる。
アルキルスルホニル基としては、例えば、メチルスルホニル基、エチルスルホニル基、プロピルスルホニル基、及びイソプロピルスルホニル基が挙げられる。
シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、及びシクロヘキシル基が挙げられる。
【0008】
本化合物は、一つ以上の立体異性体が存在する場合がある。立体異性体としては、エナンチオマー、ジアステレオマー及び幾何異性体などが挙げられる。本化合物には各立体異性体及び任意の比率の立体異性体混合物が含まれる。
【0009】
式(I)で示される化合物又はそのNオキシドは、酸付加塩を形成することがある。酸付加塩を形成する酸としては、例えば、塩化水素、リン酸、硫酸等の無機酸、及び酢酸、トリフルオロ酢酸、安息香酸、p-トルエンスルホン酸等の有機酸が挙げられる。酸付加塩は、例えば、式(I)で示される化合物又はそのNオキシドと酸とを混合することにより得られる。
【0010】
次に、本化合物の製造法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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