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公開番号
2024128596
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037637
出願日
2023-03-10
発明の名称
計測位置の決定方法および決定装置
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G01C
15/00 20060101AFI20240913BHJP(測定;試験)
要約
【課題】点計測の計測位置を最適化することができる計測位置の決定方法および決定装置を提供する。
【解決手段】測位衛星システムまたは測量機器により位置が計測され、計測対象物の表面に配置される計測位置を決定する方法であって、前記計測対象物の表面の複数点に前記計測位置の候補領域を設定するステップS1と、前記計測対象物の表面の面的な情報を取得するステップS2と、設定した前記候補領域と、取得した前記面的な情報に基づいて、前記計測位置を求めるための最適化問題を設定するステップS3と、設定した前記最適化問題を解くことにより、前記候補領域の中から前記計測位置を決定するステップS4とを有するようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
測位衛星システムまたは測量機器により位置が計測され、計測対象物の表面に配置される計測位置を決定する方法であって、
前記計測対象物の表面の複数点に前記計測位置の候補領域を設定するステップと、
前記計測対象物の表面の面的な情報を取得するステップと、
設定した前記候補領域と、取得した前記面的な情報に基づいて、前記計測位置を求めるための最適化問題を設定するステップと、
設定した前記最適化問題を解くことにより、前記候補領域の中から前記計測位置を決定するステップとを有することを特徴とする計測位置の決定方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
RTK-GNSS測位方式により、前記計測位置の位置が計測されることを特徴とする請求項1に記載の計測位置の決定方法。
【請求項3】
合成開口レーダーにより、前記面的な情報を取得することを特徴とする請求項1または2に記載の計測位置の決定方法。
【請求項4】
測位衛星システムまたは測量機器により位置が計測され、計測対象物の表面に配置される計測位置を決定する装置であって、
前記計測対象物の表面の複数点に前記計測位置の候補領域を設定する設定手段と、
前記計測対象物の表面の面的な情報を取得する取得手段と、
設定した前記候補領域と、取得した前記面的な情報に基づいて、前記計測位置を求めるための最適化問題を設定する問題設定手段と、
設定した前記最適化問題を解くことにより、前記候補領域の中から前記計測位置を決定する計測位置決定手段とを有することを特徴とする計測位置の決定装置。
【請求項5】
RTK-GNSS測位方式により、前記計測位置の位置が計測されることを特徴とする請求項4に記載の計測位置の決定装置。
【請求項6】
前記取得手段が、合成開口レーダーであることを特徴とする請求項4または5に記載の計測位置の決定装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、地表面や構造物の変位モニタリングなどに好適な計測位置の決定方法および決定装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、GPS(Global Positioning System)、GNSS(Global Navigation Satellite System)などの測位衛星システムや測量機器(傾斜計、トータルステーション)などを利用して、地表面の変動や構造物の変形などを点的に計測(点計測)してモニタリングすることにより、設計値との比較、危険度判定などが行われている(例えば、特許文献1を参照)。測位衛星システムや測量機器による点計測は、計測精度は高いものの計測密度が低く高コストであるといった問題がある。そこで、面的な計測(例えば、カメラ画像、LiDARセンサー、合成開口レーダー(SAR:Synthetic Aperture Radar)、塗料など)を併用する試みが近年盛んに行われ始めている。面的な計測は、広範囲を一度に計測できるものの、一般的に誤差やノイズが多く、点的な計測の精度と比較すると劣るケースが殆どであるため、面的な計測と点計測の両者の情報を統合して現状を把握することが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-179734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、点計測を行う計測位置(計測点)については、これまで人の経験に基づいて経験的に決定されてきており、どこで計測を行えば現状を把握するために最適であるかは考慮されていなかった。点計測において最適な計測位置を選定できれば、少ない計測値で高精度に現状を把握することが可能となり、面的な計測を高頻度にする必要がなくなるので、計測コストを低く抑えることができる。このため、点計測の計測位置を最適化することができる技術が求められていた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、点計測の計測位置を最適化することができる計測位置の決定方法および決定装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る計測位置の決定方法は、測位衛星システムまたは測量機器により位置が計測され、計測対象物の表面に配置される計測位置を決定する方法であって、前記計測対象物の表面の複数点に前記計測位置の候補領域を設定するステップと、前記計測対象物の表面の面的な情報を取得するステップと、設定した前記候補領域と、取得した前記面的な情報に基づいて、前記計測位置を求めるための最適化問題を設定するステップと、設定した前記最適化問題を解くことにより、前記候補領域の中から前記計測位置を決定するステップとを有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る他の計測位置の決定方法は、上述した発明において、RTK-GNSS測位方式により、前記計測位置の位置が計測されることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る他の計測位置の決定方法は、上述した発明において、合成開口レーダーにより、前記面的な情報を取得することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る計測位置の決定装置は、測位衛星システムまたは測量機器により位置が計測され、計測対象物の表面に配置される計測位置を決定する装置であって、前記計測対象物の表面の複数点に前記計測位置の候補領域を設定する設定手段と、前記計測対象物の表面の面的な情報を取得する取得手段と、設定した前記候補領域と、取得した前記面的な情報に基づいて、前記計測位置を求めるための最適化問題を設定する問題設定手段と、設定した前記最適化問題を解くことにより、前記候補領域の中から前記計測位置を決定する計測位置決定手段とを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る他の計測位置の決定装置は、上述した発明において、RTK-GNSS測位方式により、前記計測位置の位置が計測されることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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