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公開番号2024128424
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-24
出願番号2023037395
出願日2023-03-10
発明の名称防災水嚢
出願人個人
代理人
主分類E02B 3/04 20060101AFI20240913BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約
【課題】上陸して来る津波を少しでも減速させて、出来れば止めたい。また、決壊した河川よりの濁流から建物を少しでも守りたい。
【解決手段】
本水嚢は、取水側に設けた開口部を除き、全体が防水材で覆われている、泥水等が水嚢の開口部から流れ込むことにより、ジャバラ形状から、立体形状になる、内部は三層に区画しており、上層室には、浮体を備えている、中層室の取水側には、網目状の開口部を設けており室内は空洞に成っている、下層室には膨張する吸水材を備える、更に、下層室より伸ばしたロープを地中に備えている重量体と繋ぎあわす、各層室間は通水状態である事を特徴とする防災水嚢。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
本水嚢は、取水側に設けた開口部を除き、全体が防水材で覆われている、泥水等が水嚢の開口部から流れ込むことにより、ジャバラ形状から、立体形状になる、内部は三層に区画しており、上層室には、浮体を備えている、中層室の取水側には、網目状の開口部を設けており室内は空洞に成っている、下層室には膨張する吸水材を備える、更に、下層室より伸ばしたロープを地中に備えている重量体と繋ぎあわす、各層室間は通水状態である事を特徴とする防災水嚢。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
本水嚢は、取水側に設けた開口部を除き、全体が防水材で覆われている、泥水等が水嚢の開口部から流れ込むことにより、ジャバラ形状から、立体形状になる、内部は二層に区画している、上層室には、浮体で弾力のある球体を備え、取水側には、網目状の開口部を設けている、下層室には膨張する吸水材を備える、更に、下層室より伸ばしたロープを地中に備えている重量体と繋ぎあわす、各層室間は通水状態である事を特徴とする防災水嚢。
【請求項3】
上記記載水嚢の下層室上部に通水孔を施した板を設ける、更に、板の上からロープを網目状にして下層室全体に被せる、ロープの端は結束する、結束した端末は結束具に挟み、地中に設けた重量体の固定具に装着する事を特徴とする防災水嚢。
【請求項4】
上記記載水嚢の両側面に新に側面室を増設する、増設した側面室の内部には膨張する吸水材を備える、側面室の外側には結束装具を設ける、結束装具は水嚢と水嚢とを繋ぎ合わせると共に、建物にも結束装具を備えて水嚢と繋ぎ合わせる事を特徴とする防災水嚢。
【請求項5】
上記記載の水嚢であって、水嚢天井部から縦方向に筒孔を設ける、更に、地中に設けた重量体にも筒孔を設ける、水嚢の筒孔と地中に設けた重量体の筒孔に支柱を縦に貫通して地中に定着する事を特徴とする防災水嚢。
【請求項6】
請求項5記載の水嚢を縦に貫通している支柱と支え支柱とを繋ぎ合せた事を特徴とする防災水嚢。
【請求項7】
請求項5記載の水嚢を縦に貫通している支柱と塀を支えている枠と支え支柱を繋ぎ合せた事を特徴とする防災水嚢。
【請求項8】
本水嚢の取水側には、網目状の開口部を設けているが全体は防水布で出来ている、内部は2層に区画しており、各層には膨張する吸水材を備えている、一方の層は網目のロープで抑え込み壁及び地面に圧迫固着する、もう一方の層には、結束具を設けている事を特徴とする防災水嚢。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、防災水嚢に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
水防対策としては、現在でも土嚢を用いるのが主流である。しかし下記に記載する水嚢も考案されている。
特開2005-23627
特開2005-163514
特開2008-63925
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
土嚢に於いては、緊急時に保管している、土嚢を車に積み込み災害現場へ運ぶ、そこから人海戦術により土嚢を積み上げて堰を形成する、一連の人海戦術によるが、土嚢を積み上げるには熟練技術が要求される、又、現場によっては短時間では設置が出来ない場所もある。
【0004】
また、上記特許文献1~3においての水嚢は、それどれ人の手によって水嚢に水を入れて使用するものである。重量もあり移動手段が問題である。更に、水を入れる手間や場所が問われる。また、それらの水嚢自体の特性を考えると、高水位の洪水の場合、水嚢自体が水と同重量なので流される恐れがある。
【0005】
さらに、ゲリラ豪雨は短時間で状況が一変する。水が溢れている場所に土嚢を設置しようと試みても、道路条件が著しく変化しているので、車両の進入は困難である。
【0006】
さらに、近年海岸において松林が少なくなって、津波の足止めが出来ない。津波対策を考えると、それに変わる物が欲しい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的達成のため本発明者は、河川の急激な水位の上昇で溢れ出た水に対応すると共に、松林が担っていた津波に対しの障壁としての代替方法を発明しました。それは、水を逆に利用するのである。即ち、本水嚢は、取水側に設けた開口部を除き、全体が防水材で覆われている、泥水等が水嚢の開口部から流れ込むことにより、ジャバラ形状から、立体形状になる、内部は三層に区画しており、上層室には、浮体を備えている、中層室の取水側には、網目状の開口部を設けており室内は空洞に成っている、下層室には膨張する吸水材を備える、更に、下層室より伸ばしたロープを地中に備えている重量体と繋ぎあわす、各層室間は通水状態である事を特徴とするので、溢れ出た水を利用して、障壁が水の力で自動的に膨らみ浸水を防ぐことが出来る。また、三層に各室を区画しているが、二層でも一層でも良い、更に、開口部は中層室と記載しているが全体でも良い。ロープに付いては、ファイバーロープ、ワイヤーロープ、紐、鎖、チェーンも含む。
【0008】
さらに、請求項2記載の発明の構成は、土砂の割合が多い洪水の対応を考えた。即ち、本水嚢は、取水側に設けた開口部を除き、全体が防水材で覆われている、泥水等が水嚢の開口部から流れ込むことにより、ジャバラ形状から、立体形状になる、内部は二層に区画している、上層室には、浮体で弾力のある球体を備え、取水側には、網目状の開口部を設けている、下層室には膨張する吸水材を備える、更に、下層室より伸ばしたロープを地中に備えている重量体と繋ぎあわす、各層室間は通水状態である事を特徴としている水嚢である。又、球体の内部は気体が入っていても、いなくても良い。浮力の大きい部材であれば良い。更に、上層室に設けた網目状の開口部は、上下層室に跨っても良い、別々に開口部を設けても良い、又、部室間の通水口は、無くてもよいが、その場合は上下部室とも開口部が必要である。ロープに付いては、ファイバーロープ、ワイヤーロープ、紐、鎖、チェーンも含む。
【0009】
さらに、本願第3の発明の構成は、下層室に設けた膨張する吸水材の膨張圧力を地面に向かって押し付けているが、更に、地面への均等圧力を明確にした。即ち、上記記載水嚢の下層室上部に通水孔を施した板を設ける、更に、板の上からロープを網目状にして下層室全体に被せる、ロープの端は結束する、結束した端末は結束具に挟み、地中に設けた重量体の固定具に装着する事を特徴としているので、水嚢底部全体における圧力バランスが均等化するので、水嚢底部よりの浸水を防ぐ効果がある。又、ロープを網目状にして板全体に被せる必要は特にない、部分的でも良いし、板の端にロープを取付けても良い。更に、水嚢の下層室に於ける天井部分を板形状にして、その板にロープを取付けても良い。又、通水孔を施した板が無くても網目状のロープだけでも良い。
【0010】
さらに、本願第4の発明の構成は、広範囲に広がる浸水対応を考えた。即ち、上記記載水嚢の両側面に新に側面室を増設する、増設した側面室の内部には膨張する吸水材を備える、側面室の外側には結束装具を設ける、結束装具は水嚢と水嚢とを繋ぎ合わせると共に、建物にも結束装具を備えて水嚢と繋ぎ合わせる事を特徴とする防災水嚢である。又、側面室を新に設けなくても、上記記載の水嚢側面に直接結束装具を取付けても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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