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公開番号2024174138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-13
出願番号2024172398
出願日2024-10-01
発明の名称布団篭の本体パネル及び布団篭
出願人小岩金網株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02B 3/08 20060101AFI20241206BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】上下に積み重ねて小さな空間で保管できる本体パネルと整った立方体形状を確保可能な布団篭を提供する。
【解決手段】本発明の布団篭の本体パネル10は、幅方向に延在する底面線11aと、底面線11aの両端部から上方に延在する2本の立面線11bと、からなる枠線材11と、複数の枠線材11を長手方向に連結する複数の連結線材12と、を備え、底面線11aと立面線11bの接続角が90度であり、かつ底面線11aの中央が上方に隆起するように湾曲した形状、又は上方に突起するように屈折した形状を呈することにより、2枚の立面部10bを上方に開いた形状に構成したことを特徴とする。本発明の布団篭1は、複数の本体パネル10と、複数の端部パネル20と、複数の連結材40と、複数の補強材50と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
幅方向に延在する底面線と、前記底面線の両端部から上方に延在する2本の立面線と、からなる枠線材と、
複数の前記枠線材を長手方向に連結する複数の連結線材と、を備え、
複数の前記底面線と、複数の前記連結線材と、によって、底面部を構成し、
複数の前記立面線と、複数の前記連結線材と、によって対向する2枚の立面部を構成した布団篭の本体パネルであって、
前記底面線と前記立面線の接続角が90度であり、かつ前記底面線の中央が上方に隆起するように湾曲した形状を呈することにより、前記2枚の立面部を上方に開いた形状に構成したことを特徴とする、
布団篭の本体パネル。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
幅方向に延在する底面線と、前記底面線の両端部から上方に延在する2本の立面線と、からなる枠線材と、
複数の前記枠線材を長手方向に連結する複数の連結線材と、を備え、
複数の前記底面線と、複数の前記連結線材と、によって、底面部を構成し、
複数の前記立面線と、複数の前記連結線材と、によって対向する2枚の立面部を構成した布団篭の本体パネルであって、
前記底面線と前記立面線の接続角が90度であり、かつ前記底面線の中央が上方に突起するように屈折した形状を呈することにより、前記2枚の立面部を上方に開いた形状に構成したことを特徴とする、
布団篭の本体パネル。
【請求項3】
前記底面部の幅方向中央に、隣り合う前記連結線材の間隔が、他の部分の間隔より広い目開き部を設けたことを特徴とする、
請求項1又は2に記載の布団篭の本体パネル。
【請求項4】
長手方向に沿って配置した請求項1又は2に記載の複数の本体パネルと、
長手方向端部の前記本体パネルの立面部間を塞ぐ複数の端部パネルと、
長手方向に連続する2つの前記本体パネル及び前記本体パネルと前記端部パネルを連結する複数の連結材と、
対向する2枚の前記立面部、又は前記底面部と前記立面部を拘束する複数の補強材と、を備えることを特徴とする、
布団篭。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、布団篭の本体パネル及び布団篭に関し、特に上下に積み重ねて小さな空間で保管できる本体パネルと、整った立方体形状を確保可能な布団篭に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
布団篭にかかる従来技術として、前面、底面、及び背面(以下、本発明では前面と背面を併せて「立面」という)からなる断面倒コの字形状の本体パネルと、本体パネルの両端部を塞ぐ端部パネルと、蓋パネルと、を組み立ててなる布団篭が知られている。
布団篭は、内部に中詰材を充填し、斜面に沿って階段状に積み上げ、下段の布団篭の上面の線材と、上段の布団篭の立面下部の線材に連結コイルを螺入して連結し、一体の土木構造物を構築する。
特許文献1には、溶接金網を折り曲げて底面と2枚の立面を一体に構成した金網パネルであって、立面を構成する金網の最上部に、縦方向の鉄線よりも太い横方向の鉄線を配置し、最上部の横方向鉄線を、補強部材を介して底面の金網と連結する金網パネルが開示されている。この金網パネルは、立面と底面がなす角を約100°に構成し、布団篭の組立時には立面をステーで内側に引き寄せて垂直に補正する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-55434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の金網パネルには以下の問題点がある。
<1>鈍角に開いた立面をステーの交点で内側に引き寄せる構成であるため、内部に中詰材を充填すると、中詰材の圧力により交点以外の部分が外側にはらみ出し、出来形が著しく悪化する。
<2>底面隅部が鈍角に固定されているため、立面にステーをかける際、立面の線材を手で掴んで内側に引き寄せる必要がある。このため、作業員の肉体的負担が大きい。
<3>底面隅部が鈍角に固定されているため、立面をステーで内側に引き寄せると、底面の中央が下方に膨らみ、立面の下部が上に反り返る(図6)。このため、底面と地盤との間に隙間が生じて、構造上不安定となる。
<4>立面下部が上に反り返っているため、布団篭を段積みする場合、下段の布団篭に取付けた連結コイルが、上段の金網パネルの立面下部に届かず、上下に連結できないおそれがある。
【0005】
本発明は、以上の問題点を解決するための布団篭の本体パネル及び布団篭を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の布団篭の本体パネルは、幅方向に延在する底面線と、底面線の両端部から上方に延在する2本の立面線と、からなる枠線材と、複数の枠線材を長手方向に連結する複数の連結線材と、を備え、複数の底面線と、複数の連結線材と、によって、底面部を構成し、複数の立面線と、複数の連結線材と、によって対向する2枚の立面部を構成した布団篭の本体パネルであって、底面線と立面線の接続角が90度であり、かつ底面線の中央が上方に隆起するように湾曲した形状を呈することにより、2枚の立面部を上方に開いた形状に構成したことを特徴とする。
【0007】
本発明の布団篭の本体パネルは、幅方向に延在する底面線と、底面線の両端部から上方に延在する2本の立面線と、からなる枠線材と、複数の枠線材を長手方向に連結する複数の連結線材と、を備え、複数の底面線と、複数の連結線材と、によって、底面部を構成し、複数の立面線と、複数の連結線材と、によって対向する2枚の立面部を構成した布団篭の本体パネルであって、底面線と立面線の接続角が90度であり、かつ底面線の中央が上方に突起するように屈折した形状を呈することにより、2枚の立面部を上方に開いた形状に構成したことを特徴とする。
【0008】
本発明の布団篭の本体パネルは、底面部の幅方向中央に、隣り合う連結線材の間隔が、他の部分の間隔より広い目開き部を設けてもよい。
【0009】
本発明の布団篭は、長手方向に沿って配置した複数の本体パネルと、長手方向端部の本体パネルの立面部間を塞ぐ端部パネルと、長手方向に連続する2つの本体パネル及び本体パネルと端部パネルを連結する複数の連結材と、対向する2枚の立面部、又は底面部と立面部を拘束する複数の補強材と、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明の布団篭の本体パネル及び布団篭は、以上の構成を備えるため、次の効果のうち少なくとも一つを備える。
<1>2枚の立面部が上方に開いた形状を呈するため、本体パネルを上下に積み重ねて小さな空間で保管・搬送できる(図5)。
<2>中詰材を充填すると、中詰材の荷重で底面部が下方に押し込まれ、2枚の立面部が垂直に起き上がる。このため、立面部とステーの交点に中詰材の圧力が集中せず、立面部が平らな整った立方体形状を確保できる。
<3>底面部の中央を足で踏むことで、2枚の立面部を垂直に起こすことができる。このため、ステーの取付けが容易で作業効率が高い。
<4>底面隅部が90°に固定されているため、立面部を垂直に立てると底面部が水平になり、立面部の下方が浮き上がらない。このため、布団篭を積み上げた状態において重心が安定し、下段の布団篭とのコイル連結が容易となる。
<5>底面部の中央に目開き部を設ける場合、底面部の変形が容易となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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