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公開番号2024127602
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036860
出願日2023-03-09
発明の名称端末装置、端末装置に適用される方法及びプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G07G 1/06 20060101AFI20240912BHJP(チェック装置)
要約【課題】ロール紙の無駄を防止するとともに、ロール紙の残量が設定長さ以下になった後の受領シートの発行可能回数を施設の従業員などに知らせることが可能な端末装置、及びこの端末装置に用いられる方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】セルフ端末装置の制御部は、ロール紙の残量が設定長さまで減少したことが検知されると(S11)、その検知タイミングT0までに発行された第1平均長さXaと、検知タイミングT0までに発行されたレシートの個別シート長と、設定長さと、に基づいて、発行可能回数Rを算出し(S15)、その後、発行可能回数Rを携帯端末装置に送信する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
施設を利用する利用者による利用手続を受け付ける端末装置であって、
連続紙が巻回されたロール紙と、
前記利用手続が行われる度に、前記ロール紙から送り出された前記連続紙に印字して受領シートを発行する受領シート発行部と、
前記ロール紙に残存する前記連続紙の残量が予め定められた設定長さまで減少したことを検知する残量検知部と、
前記残量検知部による検知タイミングまでに発行された前記受領シートの第1平均長さ、前記検知タイミングまでに発行された前記受領シートそれぞれの個別シート長、及び前記設定長さ、に基づいて、前記検知タイミングから用紙切れを起こすまでの間に発行可能な前記受領シートの発行可能回数を算出する発行回数算出部と、
前記発行可能回数を出力する出力処理部と、
を備える、端末装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記検知タイミングから予め定められた特定時間帯の開始時までの間に前記利用手続が受け付けられる第1手続予測回数を判定する第1予測回数判定部と、
前記検知タイミングから前記特定時間帯の終了時までの間に前記利用手続が受け付けられる第2手続予測回数を判定する第2予測回数判定部と、を更に備え、
前記出力処理部は、
前記発行可能回数が、前記第1手続予測回数よりも少ない場合、又は前記第2手続予測回数よりも多い場合に前記発行可能回数を出力し、
前記発行可能回数が、前記第1手続予測回数以上であり、且つ前記第2手続予測回数以下である場合に、前記ロール紙の交換を促す交換通知を出力する、請求項1に記載の端末装置。
【請求項3】
前記利用手続を受け付けた受付時刻を含む受付履歴情報に基づいて、前記利用手続の手続回数が予め定められた第1閾値以上となる第1時間帯を判定する第1時間帯判定部を更に備え、
前記特定時間帯は、前記第1時間帯判定部によって判定された前記第1時間帯である、請求項2に記載の端末装置。
【請求項4】
前記利用者が前記施設を利用予約する際に指定した利用開始予定時刻を含む予約情報に基づいて、同じ時間帯に属する前記利用開始予定時刻を指定した前記利用者の人数が予め定められた第2閾値以上となる第2時間帯を判定する第2時間帯判定部を更に備え、
前記特定時間帯は、前記第2時間帯判定部によって判定された前記第2時間帯である、請求項2に記載の端末装置。
【請求項5】
前記施設の従業員の勤務スケジュールを含むスケジュール情報に基づいて、前記従業員の人数が予め定められた第3閾値よりも少ない第3時間帯を判定する第3時間帯判定部を更に備え、
前記特定時間帯は、前記第3時間帯判定部によって判定された前記第3時間帯である、請求項2に記載の端末装置。
【請求項6】
前記出力処理部は、
前記検知タイミング以降に前記利用手続が受け付けられた手続回数を前記発行可能回数から減算して得られた残り回数が予め定められた設定回数に達した場合に、前記残り回数とともに、前記ロール紙の交換を促す交換通知を出力する、請求項1に記載の端末装置。
【請求項7】
前記検知タイミングが予め定められた繁忙時間帯に属する場合に、前記設定回数を所定回数だけ増加する補正を行う補正処理部を更に備える、請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記利用手続を受け付けた受付時刻を含む受付履歴情報に基づいて、前記利用手続の手続回数が予め定められた第1閾値以上となる第1時間帯を判定する第1時間帯判定部を更に備え、
前記繁忙時間帯は、前記第1時間帯判定部によって判定された前記第1時間帯である、請求項7に記載の端末装置。
【請求項9】
前記利用者が前記施設を利用予約する際に指定した利用開始予定時刻を含む予約情報に基づいて、同じ時間帯に属する前記利用開始予定時刻を指定した前記利用者の人数が予め定められた第2閾値以上となる第2時間帯を判定する第2時間帯判定部を更に備え、
前記繁忙時間帯は、前記第2時間帯判定部によって判定された前記第2時間帯である、請求項7に記載の端末装置。
【請求項10】
前記施設の従業員の勤務スケジュールを含むスケジュール情報に基づいて、前記従業員の人数が予め定められた第3閾値よりも少ない第3時間帯を判定する第3時間帯判定部を更に備え、
前記繁忙時間帯は、前記第3時間帯判定部によって判定された前記第3時間帯である、請求項7に記載の端末装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、施設を利用する利用者による利用手続を受け付ける端末装置、この端末装置に適用される方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ホテルや旅館、空港などの施設には、利用者自身が操作することによりチェックイン手続やチェックアウト手続などを行うためのセルフ端末が設置されている。例えば、事前に利用予約をした利用者は、前記セルフ端末の操作画面をタッチ操作することにより、所定の情報を入力し、自身の予約情報を確認したうえでチェックイン手続きを行う。
【0003】
前記セルフ端末には、ロール紙に印字してレシート(受領シート)を出力するレシートプリンタが備えられている。例えば、前記セルフ端末においてチェックイン手続が受け付けられると、所定の情報がレシートプリンタによって印字されたレシートが排出される。前記所定の情報は、例えば、利用者の宿泊部屋や宿泊日程の情報、食事券、施設利用券、特典情報、クーポン情報などの情報であり、或いは、これらの情報を含む情報コードである。
【0004】
また、従来、印字媒体に対する印字長と、前記印字媒体の残量の長さとの比較結果に応じて、前記印字媒体に印字させるか否かを判定する印字処理システムが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2013-20315号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来のPOSシステムは、POS端末で顧客の商品の精算が開始された後にレシートの発行の是非を判定するものである。そのため、レシートへの印字中又は印字前のいずれであっても、ロール紙の紙切れによりレシートを発行しないと判定された場合は、顧客商品の清算中であるにもかかわらず、ロール紙の交換作業が終了するまで顧客は待たされることになる。
【0007】
本発明の目的は、ロール紙の無駄を防止するとともに、ロール紙の残量が設定長さ以下になった後の受領シートの発行可能回数を施設の従業員などに知らせることが可能な端末装置、及びこの端末装置に用いられる方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一の局面に係る端末装置は、施設を利用する利用者による利用手続を受け付ける端末装置である。前記端末装置は、連続紙が芯材に巻回されたロール紙と、前記利用手続が行われる度に、前記ロール紙から送り出された前記連続紙に印字して受領シートを発行する受領シート発行部と、前記ロール紙に残存する前記連続紙の残量が予め定められた設定長さまで減少したことを検知する残量検知部と、前記残量検知部による検知タイミングまでに発行された前記受領シートの第1平均長さ、前記検知タイミングまでに発行された前記受領シートそれぞれの個別シート長、及び前記設定長さ、に基づいて、前記検知タイミングから用紙切れを起こすまでの間に発行可能な前記受領シートの発行可能回数を算出する発行回数算出部と、前記発行可能回数を出力する出力処理部と、
を備える。
【0009】
本発明の他の局面に係る方法は、施設を利用する利用者による利用手続を受け付ける端末装置に適用される方法である。前記端末装置は、連続紙が芯材に巻回されたロール紙と、前記利用手続が行われる度に、前記ロール紙から送り出された前記連続紙に印字して受領シートを発行する受領シート発行部と、を備える。当該方法は、前記ロール紙に残存する前記連続紙の残量が予め定められた設定長さまで減少したことを検知する残量検知ステップと、前記残量検知ステップによる検知タイミングまでに発行された前記受領シートの第1平均長さ、前記検知タイミングまでに発行された前記受領シートそれぞれの個別シート長、及び前記設定長さ、に基づいて、前記検知タイミングから用紙切れを起こすまでの間に発行可能な前記受領シートの発行可能回数を算出する発行回数算出ステップと、前記発行可能回数を出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサにより実行する方法である。
【0010】
本発明のその他の局面に係るプログラムは、施設を利用する利用者による利用手続を受け付ける端末装置に適用されるプログラムである。前記端末装置は、連続紙が芯材に巻回されたロール紙と、前記利用手続が行われる度に、前記ロール紙から送り出された前記連続紙に印字して受領シートを発行する受領シート発行部と、を備える。当該プログラムは、前記ロール紙に残存する前記連続紙の残量が予め定められた設定長さまで減少したことを検知する残量検知ステップと、前記残量検知ステップによる検知タイミングまでに発行された前記受領シートの第1平均長さ、前記検知タイミングまでに発行された前記受領シートそれぞれの個別シート長、及び前記設定長さ、に基づいて、前記検知タイミングから用紙切れを起こすまでの間に発行可能な前記受領シートの発行可能回数を算出する発行回数算出ステップと、前記発行可能回数を出力する出力ステップと、を一又は複数のプロセッサに実行させるためのプログラムである。
(【0011】以降は省略されています)

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