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公開番号
2024127546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023036762
出願日
2023-03-09
発明の名称
非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液および製造方法
出願人
戸田工業株式会社
代理人
主分類
C01B
33/46 20060101AFI20240912BHJP(無機化学)
要約
【課題】
本発明は、極性物質への吸着性能を保った非晶質アルミノケイ酸塩粒子を含む透明で分散安定性のある有機溶媒の分散液及びその製造方法を提供する。
【解決手段】
非晶質アルミノケイ酸塩粒子と有機溶媒を含む分散液であって、分光光度計の波長660nmにおける比吸光度が0.01~1.00であることを特徴とする分散液であり、該分散液は、非晶質アルミノケイ酸塩粒子を、有機溶媒のハンセン溶解度パラメータと非晶質アルミノケイ酸塩粒子のハンセン溶解度パラメータとから形成されるハンセン球径(R値)が9.2以下の有機溶媒と解砕メディアを用いて混合撹拌して得られる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
非晶質アルミノケイ酸塩粒子と有機溶媒を含む分散液であって、当該分散液の分光光度計の波長660nmにおける比吸光度が0.01~1.00であることを特徴とする非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
請求項1記載の分散液であって、前記有機溶媒のハンセン溶解度パラメータが非晶質アルミノケイ酸塩粒子のハンセン溶解度パラメータから形成されるハンセン球径(R値)9.2以下である非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液。
【請求項3】
請求項1記載の分散液であって、前記非晶質アルミノケイ酸塩粒子を1~15重量%含む非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液。
【請求項4】
請求項1記載の分散液であって、前記非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散粒子径(D50)が50nm~1000nmである非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液。
【請求項5】
請求項1記載の分散液であって、前記非晶質アルミノケイ酸塩粒子の相対湿度80%での水蒸気吸着量が40重量%以上である非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液。
【請求項6】
非晶質アルミノケイ酸塩粒子を、有機溶媒のハンセン溶解度パラメータと非晶質アルミノケイ酸塩粒子のハンセン溶解度パラメータとから形成されるハンセン球径(R値)9.2以下の有機溶媒と解砕メディアを用いて混合撹拌することを特徴とする非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、非晶質アルミノケイ酸塩粒子と有機溶媒を含む透明性及び分散安定性のある分散液、並びにその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
非晶質アルミノケイ酸塩粒子は、鉱物名としてアロフェンと呼ばれているものに位置づけられており、細孔の分布が広いため飽和水蒸気吸着量が高いだけでなく、水蒸気吸着性能は外気の相対湿度に比例して高くなる性能を持っていることが古くから知られており、吸着剤として利用されている。
【0003】
非晶質アルミノケイ酸塩粒子は、前述の通り優れた吸着性能を有しているが、該粒子の表面親水性のために、該粒子を有機溶媒へ分散させるのは困難であった。分散剤や表面処理剤を用いた前記粒子の分散液の作製は可能だが、水蒸気吸着サイトである細孔を塞いでしまう。そのため、前記粒子が持つ特徴を生かしたまま有機溶媒で分散安定性のある分散液を得ることが困難であった。また、塗料等へ混ぜた際、色味や特性へ影響を及ぼさないため、分散液の透明性も求められている。
【0004】
よって、極性物質への吸着性能を保った非晶質アルミノケイ酸塩粒子を含む透明で分散安定性のある有機溶媒の分散液は、塗料化等をはじめとした該粒子の用途展開に強く望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-172238号公報
特開2020-55698号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
水蒸気に対して高吸着量の非晶質アルミノケイ酸塩粒子は提供されている。しかしながら、有機溶媒を用いた非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液から得られる非晶質アルミノケイ酸塩粒子において、前述の非晶質アルミノケイ酸塩粒子の性能が得られるような分散液は未だに提供されていない。また、分散安定性と透明性に優れた非晶質アルミノケイ酸塩粒子の有機溶媒の分散液は未だに提供されていない。前記諸特性を有する非晶質アルミノケイ酸塩粒子の有機溶媒分散液の製造方法も未だに提供されていない。
【0007】
即ち、前出特許文献1には、水スラリー(分散液)に関する記載のみであり、分散液中の非晶質アルミノケイ酸塩粒子は、数時間で沈降をしてしまい分散液の透明性も得られない。
【0008】
また、前出特許文献2には、非晶質アルミノケイ酸塩粒子を非極性溶媒へ分散させる技術が開示されているが、分散粒径は大きく、分散液の透明性に課題がある。また、製造方法も多段階の液置換を繰り返して行う必要があるため工業的であるとは言い難い。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記技術的課題は次のとおりの本発明によって解決できる。
【0010】
即ち、本発明は、非晶質アルミノケイ酸塩粒子と有機溶媒を含む分散液であって、当該分散液の分光光度計の波長660nmにおける比吸光度が0.01~1.00であることを特徴とする非晶質アルミノケイ酸塩粒子の分散液である。(本発明1)
(【0011】以降は省略されています)
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