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公開番号2024126663
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035216
出願日2023-03-08
発明の名称画像読取装置、画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/12 20060101AFI20240912BHJP(電気通信技術)
要約【課題】複数の画像読取センサのシェーディング補正を効率的に行う画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置10は、画像を読み取る画像読取部11、12と、画像読取部11、12の動作を制御する読取制御部201、202と、シェーディング白板(802、804)と、移動モータ615と、HPセンサ616と、を備える。読取制御部201は、移動モータ615を制御してシェーディング白板(802、804)を移動させる。画像読取部11、12は、HPセンサ616の検知結果に基づいてシェーディング白板(802、804)が画像読取部11、12の読取位置に移動したことを検知すると、画像読取部11、12にシェーディング白板(802、804)を読み取らせる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
画像を読み取る第1画像読取手段と、
前記第1画像読取手段の動作を制御する第1読取制御手段と、
前記第1画像読取手段のシェーディング補正に用いられる第1基準白色部材と、
画像を読み取る第2画像読取手段と、
前記第2画像読取手段の動作を制御する第2読取制御手段と、
前記第2画像読取手段のシェーディング補正に用いられる第2基準白色部材と、
前記第1基準白色部材を前記第1画像読取手段の読取位置に移動させ、かつ前記第2基準白色部材を前記第2画像読取手段の読取位置に移動させる駆動手段と、
前記第1基準白色部材と前記第2基準白色部材とのそれぞれの位置を検知する検知手段と、を備え、
前記第1読取制御手段は、前記駆動手段を制御し、
前記検知手段は、検知結果を前記第1読取制御手段と前記第2読取制御手段へ送信し,
前記第1読取制御手段は、前記検知結果に基づいて前記第1基準白色部材が前記第1画像読取手段の読取位置に移動したことを検知すると、前記第1画像読取手段に前記第1基準白色部材を読み取らせ、
前記第2読取制御手段は、前記検知結果に基づいて前記第2基準白色部材が前記第2画像読取手段の読取位置に移動したことを検知すると、前記第2画像読取手段に前記第2基準白色部材を読み取らせることを特徴とする、
画像読取装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記第2読取制御手段は、前記第1読取制御手段が前記駆動手段を制御する際に、前記第1読取制御手段と同様の処理を行うことを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記駆動手段は、前記第1基準白色部材と前記第2基準白色部材とを同時に移動させることを特徴とする、
請求項2記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記第1基準白色部材と前記第2基準白色部材とは板金に取り付けられており、
前記駆動手段は、前記板金を移動させることで、前記第1基準白色部材と前記第2基準白色部材とを同時に移動させることを特徴とする、
請求項3記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記第1読取制御手段は、前記第1画像読取手段による前記第1基準白色部材の読取結果に基づいてシェーディング補正を行い、
前記第2読取制御手段は、前記第2画像読取手段による前記第2基準白色部材の読取結果に基づいてシェーディング補正を行うことを特徴とする、
請求項1記載の画像読取装置。
【請求項6】
用紙に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により前記画像が形成された用紙を読み取る画像読取手段と、を備え、
前記画像読取手段は、
前記画像を読み取る第1画像読取手段と、
前記第1画像読取手段の動作を制御する第1読取制御手段と、
前記第1画像読取手段のシェーディング補正に用いられる第1基準白色部材と、
前記画像を読み取る第2画像読取手段と、
前記第2画像読取手段の動作を制御する第2読取制御手段と、
前記第2画像読取手段のシェーディング補正に用いられる第2基準白色部材と、
前記第1基準白色部材を前記第1画像読取手段の読取位置に移動させ、かつ前記第2基準白色部材を前記第2画像読取手段の読取位置に移動させる駆動手段と、
前記第1基準白色部材と前記第2基準白色部材とのそれぞれの位置を検知する検知手段と、を備え、
前記第1読取制御手段は、前記駆動手段を制御し、
前記検知手段は、検知結果を前記第1読取制御手段と前記第2読取制御手段へ送信し,
前記第1読取制御手段は、前記検知結果に基づいて前記第1基準白色部材が前記第1画像読取手段の読取位置に移動したことを検知すると、前記第1画像読取手段に前記第1基準白色部材を読み取らせ、前記第1基準白色部材の読取結果に基づいてシェーディング補正を行い、
前記第2読取制御手段は、前記検知結果に基づいて前記第2基準白色部材が前記第2画像読取手段の読取位置に移動したことを検知すると、前記第2画像読取手段に前記第2基準白色部材を読み取らせ、前記第2基準白色部材の読取結果に基づいてシェーディング補正を行うことを特徴とする、
画像形成装置。
【請求項7】
前記用紙を搬送する搬送手段をさらに備え、
前記画像形成手段は、前記搬送手段により搬送される前記用紙に画像を形成し、
前記画像読取手段は、前記用紙の搬送方向で前記画像形成手段の下流側に配置され、前記搬送手段により搬送される前記用紙の前記画像を読み取ることを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1画像読取手段と前記第2画像読取手段は、前記用紙の搬送方向にずらした位置で、前記搬送方向に直交する方向に並んで配置されることを特徴とする、
請求項7記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第2読取制御手段は、前記第1読取制御手段が前記駆動手段を制御する際に、前記第1読取制御手段と同様の処理を行うことを特徴とする、
請求項6記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記駆動手段は、前記第1基準白色部材と前記第2基準白色部材とを同時に移動させることを特徴とする、
請求項9記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、用紙に印刷された画像を読み取る画像読取装置、及びこの画像読取装置を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
商業/産業印刷分野において、印刷機市場が拡大している。このような印刷機の印刷方法には、オフセット印刷市場にも拡がりつつある電子写真方式や、ラージフォーマット、低イニシャルコスト、超高速等で幅ひろい市場開拓に成功したインクジェット方式等がある。
【0003】
インクジェット方式の印刷機には、例えば、本体に固定された記録ヘッドが、搬送される用紙に連動して液滴を吐出することで、用紙に画像を印刷するラインヘッド型記録装置がある。画像品質が要求される商業/産業印刷分野でラインヘッド型記録装置を用いる場合、用紙の搬送方向で記録ヘッドの下流側に、画像読取装置が設けられる。画像読取装置は、用紙に印刷された画像を読み取る。画像読取装置による読取結果は、記録ヘッドによるインク吐出不良の検出や、色ずれ、色ムラ、画像濃度ムラ、印刷する画像の幾何特性を調整するために用いられる。ここで、画像の幾何特性とは、画像の形状、印刷位置等である。特許文献1に例示するように、一般的に画像読取装置は、画像読取センサ及び該画像読取センサを制御する読取制御部を1組として搭載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-115621号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
商業/産業印刷分野の印刷機は、ビジネス/オフィスユースの複合機などで使用される用紙よりも大きなサイズの用紙への印刷が可能となっている。そのために、商業/産業印刷分野の印刷機に搭載される画像読取装置の画像読取センサは、ビジネス/オフィスユースの複合機などに搭載される画像読取装置よりも、用紙の搬送方向に直交する方向(紙幅方向)に長い範囲を読み取る必要がある。しかし、このような大型の画像読取装置(画像読取センサ)は、高価である。
【0006】
そのために、安価なビジネス/オフィスユースの複合機などに搭載される画像読取センサを紙幅方向に複数並べて、低価格で、商業/産業印刷分野の印刷機に搭載される画像読取装置を実現することがある。例えば、画像読取センサは、用紙の搬送方向にずらして、紙幅方向に2つ並べて配置されることで、商業/産業印刷分野の印刷機で印刷される紙幅方向の長い用紙の読み取りが可能となる。この場合、画像読取装置は、画像読取センサと同数の読取制御部を搭載する。
【0007】
画像読取装置は、読取精度を維持するためにシェーディング補正を行う。画像読取センサを複数搭載する場合、各々の画像読取センサに対して、シェーディング補正を行うための基準白色部材及び基準白色部材を制御する白板制御部が必要になる。そのために搭載する部品点数が多くなり、コストやサイズの小型化に影響する。
【0008】
そこで、1組の基準白色板及び白板制御部を複数の画像読取センサで使い回す構成が提案されている。この場合、1つの読取制御部が、白板制御部を制御してシェーディング補正を行う。読取制御部は、画像読取センサと組になっており、複数の画像読取センサのそれぞれに対して設けられる。基準白色板及び白板制御部を使い回す場合、読取制御部の処理は、シェーディング補正対象の画像読取センサ毎に異なる。そのために、各読取制御部の処理の共通化は困難である。
【0009】
本発明は、上述の問題に鑑み、複数の画像読取センサのシェーディング補正を効率的に行う画像読取装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の画像読取装置は、画像を読み取る第1画像読取手段と、前記第1画像読取手段の動作を制御する第1読取制御手段と、前記第1画像読取手段のシェーディング補正に用いられる第1基準白色部材と、画像を読み取る第2画像読取手段と、前記第2画像読取手段の動作を制御する第2読取制御手段と、前記第2画像読取手段のシェーディング補正に用いられる第2基準白色部材と、前記第1基準白色部材を前記第1画像読取手段の読取位置に移動させ、かつ前記第2基準白色部材を前記第2画像読取手段の読取位置に移動させる駆動手段と、前記第1基準白色部材と前記第2基準白色部材とのそれぞれの位置を検知する検知手段と、を備え、前記第1読取制御手段は、前記駆動手段を制御し、前記検知手段は、検知結果を前記第1読取制御手段と前記第2読取制御手段へ送信し,前記第1読取制御手段は、前記検知結果に基づいて前記第1基準白色部材が前記第1画像読取手段の読取位置に移動したことを検知すると、前記第1画像読取手段に前記第1基準白色部材を読み取らせ、前記第2読取制御手段は、前記検知結果に基づいて前記第2基準白色部材が前記第2画像読取手段の読取位置に移動したことを検知すると、前記第2画像読取手段に前記第2基準白色部材を読み取らせることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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