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公開番号2024126360
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023034680
出願日2023-03-07
発明の名称樹脂組成物、及び発泡体
出願人積水ソフランウイズ株式会社
代理人個人,個人
主分類C08G 18/00 20060101AFI20240912BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】充填材を混合しても、接着強度に優れた樹脂組成物を提供すること。
【解決手段】ポリオール化合物と、ポリイソシアネート化合物と、触媒と、有機充填材と、を含有する樹脂組成物であって、ポリオール化合物及び触媒を含有するポリオール組成物及び/又はポリイソシアネート化合物を含有するポリイソシアネート組成物に、有機充填材を含有することを特徴とする樹脂組成物とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオール化合物と、ポリイソシアネート化合物と、触媒と、有機充填材と、を含有する樹脂組成物であって、ポリオール化合物及び触媒を含有するポリオール組成物及び/又はポリイソシアネート化合物を含有するポリイソシアネート組成物に、有機充填材を含有することを特徴とする樹脂組成物。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記ポリオール組成物及び/又は前記ポリイソシアネート組成物に、さらに無機充填材を含有することを特徴とする請求項1に記載の樹脂組成物。
【請求項3】
前記有機充填材と前記無機充填材の合計含有量に対する前記有機充填材の含有量の割合が0.5%以上であることを特徴とする請求項2に記載の樹脂組成物。
【請求項4】
前記有機充填材がポリウレタン系充填材であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の樹脂組成物。
【請求項5】
請求項4に記載の樹脂組成物から形成される発泡体。
【請求項6】
前記発泡体中のセルの長軸/短軸の比の平均値が1.1以上であることを特徴とする請求項5に記載の発泡体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリオール組成物とポリイソシアネート組成物を含む樹脂組成物、及び該樹脂組成物により形成される発泡体に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【0002】
一般的に樹脂の物性向上等を目的に充填材の添加が行われている。一方で、樹脂中に充填材が存在するため、その境目の界面が起因して各種強度低下が起こってしまい、それを防ぐために表面処理剤を用いて充填材に表面処理を行った充填材が使われている。
一方、発泡性樹脂組成物の1つである、ポリウレタンフォームは断熱性能に優れ、発泡し、自己接着性を有することにより、狭いすき間に対する高い充填性能を備えている。そのため、建材などの断熱材として広く使用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5259039号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1では、表面処理した炭酸カルシウムを添加することで、様々な樹脂をベースとしたシーラント、接着剤、塗料において、接着強度等を向上させていることが記載されている。
しかしながら、このような無機充填材を得るためには、各種表面処理剤によって無機充填材を処理する必要があった。また、表面処理した無機充填材を用いても、十分な接着強度が得られていない場合があった。
そこで、本発明は、充填材を混合しても、接着強度に優れた樹脂組成物、並びに該樹脂組成物から形成される発泡体を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、ポリオール、ポリイソシアネート及び有機充填材を含む樹脂組成物、並びに該樹脂組成物から形成される発泡体により、上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、以下の[1]~[6]である。
[1]ポリオール化合物と、ポリイソシアネート化合物と、触媒と、有機充填材と、を含有する樹脂組成物であって、ポリオール化合物及び触媒を含有するポリオール組成物及び/又はポリイソシアネート化合物を含有するポリイソシアネート組成物に、有機充填材を含有することを特徴とする樹脂組成物。
[2]前記ポリオール組成物及び/又は前記ポリイソシアネート組成物に、さらに無機充填材を含有することを特徴とする上記[1]に記載の樹脂組成物。
[3]前記有機充填材と前記無機充填材の合計含有量に対する前記有機充填材の含有量の割合が0.5質量%以上であることを特徴とする上記[2]に記載の樹脂組成物。
[4]前記有機充填材がポリウレタン系充填材であることを特徴とする上記[1]~[3]のいずれかに記載の樹脂組成物。
[5]上記[4]に記載の樹脂組成物から形成される発泡体。
[6]前記発泡体中のセルの長軸/短軸の比の平均値が1.1以上であることを特徴とする上記[5]に記載の発泡体。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、充填材を混合しても、優れた接着性を備える樹脂組成物、並びに該樹脂組成物から形成される発泡体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0007】
[ポリオール組成物]
本発明のポリオール組成物は、ポリオール化合物、有機充填材、触媒を含有するポリオール組成物である。
該ポリオール組成物と、後述するポリイソシアネート組成物を原料として、ポリウレタン発泡体を形成させることができる。
本発明のポリオール組成物に含まれる各成分について、以下詳細に説明する。
【0008】
[ポリオール化合物]
ポリオール組成物に含まれるポリオール化合物としては、例えば、ポリラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオール、芳香族ポリオール、脂環族ポリオール、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、及びポリエーテルポリオール等が挙げられる。
【0009】
ポリラクトンポリオールとしては、例えば、ポリプロピオラクトングリコール、ポリカプロラクトングリコール、及びポリバレロラクトングリコール等が挙げられる。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、及びノナンジオール等の水酸基含有化合物と、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等との脱アルコール反応により得られるポリオール等が挙げられる。
【0010】
芳香族ポリオールとしては、例えば、ビスフェノールA、ビスフェノールF、フェノールノボラック、及びクレゾールノボラック等が挙げられる。
脂環族ポリオールとしては、例えば、シクロヘキサンジオール、メチルシクロヘキサンジオール、イソホロンジオール、ジシクロへキシルメタンジオール、及びジメチルジシクロへキシルメタンジオール等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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