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公開番号
2024117295
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2023023314
出願日
2023-02-17
発明の名称
熱可塑性樹脂および光学部材
出願人
帝人株式会社
代理人
個人
主分類
C08G
64/02 20060101AFI20240822BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】適切な屈折率およびアッベ数を有し、かつ、耐熱性および耐熱安定性に優れた熱可塑性樹脂およびそれを含む光学部材を提供する。
【解決手段】下記式(1)で表される構成単位を含む、熱可塑性樹脂。
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(式(1)中、Yはフッ素原子を含む2価の脂肪族基または脂環族基を表し、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に炭化水素基を表し、Wはカルボニル基またはジカルボン酸から水酸基を除いた残基より選ばれる少なくとも一つである。)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(1)で表される構成単位を含む、熱可塑性樹脂。
JPEG
2024117295000025.jpg
24
111
(式(1)中、Yはフッ素原子を含む2価の脂肪族基または脂環族基を表し、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に炭化水素基を表し、Wは下記式(2)または(3)で表される群より選ばれる少なくとも一つである。)
JPEG
2024117295000026.jpg
24
44
JPEG
2024117295000027.jpg
24
55
(式中、Xは2価の連結基を示す。)
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記式(1)で表される構成単位が、下記式(4)である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
JPEG
2024117295000028.jpg
23
111
(式中、R
1
およびR
2
、Wは前記式(1)と同じである。)
【請求項3】
前記式(1)で表される構成単位が、前記熱可塑性樹脂を構成する全構成単位の5mol%~100mol%を占める、請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項4】
前記式(1)におけるR
1
およびR
2
がエチル基である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項5】
下記式(5)で表される構成単位をさらに含む請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
JPEG
2024117295000029.jpg
45
89
(式(5)中、R
3
およびR
4
は、同一又は異なって、水素原子又は炭素原子数1~20の炭化水素基を表し、L
1
およびL
2
はそれぞれ独立に2価の連結基を示し、mおよびnはそれぞれ独立に0または1を示す。)
【請求項6】
前記式(1)中、Wが前記式(2)である、請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項7】
5%重量減少温度が350℃以上である請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項8】
ガラス転移温度が125~180℃である請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項9】
比粘度が0.12~0.50である請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
【請求項10】
屈折率が1.350~1.650である請求項1に記載の熱可塑性樹脂。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱可塑性樹脂およびそれからなる光学部材に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
カメラ、ビデオカメラあるいはカメラ付携帯電話、テレビ電話あるいはカメラ付ドアホンなどには、撮像モジュールが用いられている。近年、この撮像モジュールに用いられる光学系では、特に小型化が求められている。光学系を小型化していくと光学系の色収差が大きな問題となる。そこで、光学レンズの屈折率を高く、かつアッベ数を小さくして高分散にした光学レンズ材料と、屈折率を低くかつアッベ数を大きくして低分散にした光学レンズ材料を組み合わせることで、色収差の補正を行うことができることが知られている。
【0003】
近年、撮影モジュールに使用される光学素子の種類はより多くなっており、様々なバランスの屈折率とアッベ数を有する光学レンズ向け樹脂の要望が強くなっている。
【0004】
低屈折率、高アッベ数である光学レンズ向け樹脂の開発が盛んにおこなわれている(特許文献1)。また、アッベ数を大きくするために、特許文献2~4ではフッ素含有環状オレフィン系ポリマーを含む光学材料用樹脂組成物が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/188114号
特開2010-145959号公報
特開2007-177046号公報
特開2019-131658号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者らの検討によれば、炭素原子と酸素原子と水素原子で構成される特許文献1のような脂肪族モノマーを用いた樹脂では、アッベ数の向上に限界があることが明らかとなった。しかしながら、フッ素原子を導入して屈折率を低くかつアッベ数を大きくして低分散にした光学レンズ材料に関しては、耐熱性とのバランスが取れた熱可塑性樹脂の報告は少ない。
【0007】
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするものであって、適切な屈折率およびアッベ数を有し、かつ、耐熱性および耐熱安定性に優れた熱可塑性樹脂およびそれを含む光学部材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らはこの目的を達成せんとして鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有する熱可塑性樹脂が前記課題を解決できることを見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、以下の通りである。
【0009】
≪態様1≫
下記式(1)で表される構成単位を含む、熱可塑性樹脂。
JPEG
2024117295000002.jpg
24
111
(式(1)中、Yはフッ素原子を含む2価の脂肪族基または脂環族基を表し、R
1
およびR
2
は、それぞれ独立に炭化水素基を表し、Wは下記式(2)または(3)で表される群より選ばれる少なくとも一つである。)
JPEG
2024117295000003.jpg
24
44
JPEG
2024117295000004.jpg
24
55
(式中、Xは2価の連結基を示す。)
【0010】
≪態様2≫
前記式(1)で表される構成単位が、下記式(4)である、態様1に記載の熱可塑性樹脂。
JPEG
2024117295000005.jpg
23
111
(式中、R
1
およびR
2
、Wは前記式(1)と同じである。)
(【0011】以降は省略されています)
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