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公開番号
2024126129
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-20
出願番号
2023034319
出願日
2023-03-07
発明の名称
舗装材除去装置及びそれを用いる方法
出願人
鹿島道路株式会社
代理人
弁理士法人高橋特許事務所
主分類
E01C
23/12 20060101AFI20240912BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】鋼板上のみならずコンクリート版上の舗装を除去することが出来て、騒音を伴うことがなく、凹凸に付着した舗装材を確実に除去することが出来る舗装材除去装置及びそれを用いた舗装材除去方法の提供。
【解決手段】本発明の舗装材除去装置(10)は、凹凸(例えば鋼板の添接部におけるボルトヘッド或いはコンクリート版における切削傷)を有する鋼板或いはコンクリート版を被覆する舗装材(例えばアスファルト舗装)を除去する舗装材除去装置(10)において、複数の線状部材(1)を有し、前記線状材料(1)は、前記凹凸における舗装材を掻き取ることが出来る剛性と、鋼板(添接部のボルトを含む)或いはコンクリート版を損傷せず且つ前記凹凸に対応して撓んで前記凹凸に付着した舗装材に当接する可撓性を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
凹凸を有する鋼板或いはコンクリート版を被覆する舗装材を除去する舗装材除去装置において、
複数の線状部材を有し、
前記線状材料は、前記凹凸における舗装材を掻き取ることが出来る剛性と、鋼板或いはコンクリート版を損傷せず且つ前記凹凸に対応して撓んで前記凹凸に付着した舗装材に当接する可撓性を有することを特徴とする舗装材除去装置。
続きを表示(約 580 文字)
【請求項2】
建設機械に脱着可能に取り付ける機構を有している請求項1の舗装材除去装置。
【請求項3】
建設機械に脱着可能に取り付ける機構と、舗装材除去装置を回転されることが可能な回転機構を有している請求項1の舗装材除去装置。
【請求項4】
前記複数の線状部材の各々における一部を収容する中空部材を複数有し、当該中空部材に収容されない線状部材の長さ寸法を調節する機構を有する請求項1~請求項3の何れか1項の舗装材除去装置。
【請求項5】
凹凸を有する鋼板或いはコンクリート版を被覆する舗装材を除去する舗装材除去方法において、
前記凹凸における舗装材を掻き取ることが出来る剛性と、鋼板或いはコンクリート版を損傷せず且つ前記凹凸に対応して撓んで前記凹凸に付着した舗装材に当接する可撓性を有する複数の線状部材を接触させることにより、前記凹凸に付着した舗装材を除去することを特徴とする舗装材除去方法。
【請求項6】
前記凹凸に付着した舗装材を除去する工程に先立って、舗装材を加熱する工程を有する請求項5の舗装材除去方法。
【請求項7】
前記凹凸に付着した舗装材を除去する工程に先立って、前記凹凸が露出しない様に舗装材を切削する工程を有する請求項5或いは請求項6の舗装材除去方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば鋼板の添接部におけるボルトヘッド或いはコンクリート版における切削傷の様な凹凸を有する鋼板或いはコンクリート版を被覆する舗装材(例えばアスファルトが骨材の結合材として用いられているアスファルト舗装)を除去する技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼板上或いはコンクリート版上の舗装材(例えばアスファルト舗装)を除去するため、従来は、例えばブレーカーを用いて舗装材を除去していた。
しかし、ブレーカーにより舗装材を除去するに際しては大騒音を生じるという問題があった。また、例えば鋼板の添接部におけるボルトヘッドや、コンクリート版における切削傷の様な凹凸が存在する場合に、当該凹凸における舗装材を除去することは、従来のブレーカーによる除去方法では困難であった。
【0003】
その他の従来技術として、電磁誘導加熱によりアスファルト舗装に軟化層を形成して、アスファルト舗装材を塊として撤去する技術が提案されている(特許文献1)。
しかし、係る従来技術(特許文献1)は鋼板上の舗装の除去に限定されてしまう。また、実施に必要な装置が希少であり、他の工事と施工日程が重なってしまうことが多く、手配が困難、という問題が存在する。さらに、施工速度が遅いという問題を有している。
【0004】
また、圧縮した水を舗装に噴射して、水圧により舗装材を破砕する技術も提案されている(特許文献2)。
しかし、この技術(特許文献2)では、舗装に噴射した水を回収して周辺環境への影響を最小限にとどめる必要があるが、噴射された水の完全な回収は困難であり、周辺環境へ影響を及ぼす可能性が存在する。また、舗装に噴射された後に回収した水の処理施設を設ける必要があるが、当該施設で設けるべき装置が大掛かりであり、設置費用が嵩むという問題がある。さらに、圧縮した水を舗装に噴射するため、騒音が大きいという問題も有している。
【0005】
これに加えて、ショットブラストの投射装置を回転させながら投射材を鋼板に衝突させて、舗装撤去後に鋼板に残存している付着物を除去する技術が提案されている(特許文献3)。
しかし、この技術(特許文献3)では、厚さが薄い付着物を除去することは出来るが、鋼板上の舗装を除去することは出来ないという問題が存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第4330639号公報
特許第2989341号公報
特開2021-13972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上述した従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、鋼板上のみならずコンクリート版上の舗装を除去することが出来て、騒音を伴うことがなく、凹凸に付着した舗装材を確実に除去することが出来る舗装材除去装置及びそれを用いた舗装材除去方法の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の舗装材除去装置(10)は、
凹凸(例えば鋼板の添接部におけるボルトヘッド或いはコンクリート版における切削傷)を有する鋼板或いはコンクリート版を被覆する舗装材(例えばアスファルト舗装)を除去する舗装材除去装置(10)において、
複数の線状部材(1)を有し、
前記線状材料(1)は、前記凹凸における舗装材を掻き取ることが出来る剛性と、鋼板(添接部のボルトを含む)或いはコンクリート版を損傷せず且つ前記凹凸に対応して撓んで前記凹凸に付着した舗装材に当接する可撓性を有することを特徴としている。
ここで、「舗装材除去装置(10)」という文言は、「舗装材除去装置(10A~10E)」を含む包括的な表現の場合が存在する。
本発明の舗装材除去装置(10)は、建設機械に脱着可能に取り付ける機構(取付機構)を有しているのが好ましい。それに加えて、本発明の舗装材除去装置(10)は、舗装材除去装置(10)の方向を自在に変える機能を有する回転機構(30、30-1)を有していることが好ましい。換言すれば、本発明の舗装材除去装置(10)は、建設機械に脱着可能に取り付ける機構と、舗装材除去装置を回転されることが可能な回転機構を有しているのが好ましい。
また、本発明の舗装材除去装置(10)は、前記複数の線状部材(1:例えばワイヤーロープ)の各々における一部を収容する中空部材(2:例えばパイプ)を複数有し、当該中空部材(2)に収容されない線状部材(1)の長さ寸法(PL:出幅寸法)を調節する機構(3)を有するのが好ましい。
【0009】
また本発明の舗装材除去方法は、
凹凸(例えば鋼板の添接部におけるボルトヘッド或いはコンクリート版における切削傷)を有する鋼板或いはコンクリート版を被覆する舗装材(例えばアスファルト舗装)を除去する舗装材除去方法において、
前記凹凸における舗装材を掻き取ることが出来る剛性と、鋼板(添接部のボルトを含む)或いはコンクリート版を損傷せず且つ前記凹凸に対応して撓んで前記凹凸に付着した舗装材に当接する可撓性を有する複数の線状部材(1)を接触させることにより、前記凹凸に付着した舗装材を除去する(ステップS5)ことを特徴としている。
【0010】
本発明の舗装材除去方法において、
前記凹凸に付着した舗装材を除去する工程(ステップS5)に先立って、舗装材を加熱する工程(ステップS2)を有することが好ましい。
また本発明の舗装材除去方法において、
前記凹凸に付着した舗装材を除去する工程(ステップS5)に先立って、前記凹凸が露出しない様に舗装材を切削する工程(ステップS1)を有することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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