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公開番号2024125989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023179776
出願日2023-10-18
発明の名称感光性組成物、膜、光学フィルタ、固体撮像素子、画像表示装置、及び赤外線センサ
出願人artience株式会社
代理人
主分類G03F 7/033 20060101AFI20240911BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】本発明は、線幅安定性、密着性に優れ、低温加熱で優れたパターン形状、耐性を有する膜が形成可能な感光性組成物の提供を目的とする。
【解決手段】上記課題は、アルカリ可溶性樹脂(A)、重合性化合物(B)、重合開始剤(C)、及び熱硬化性化合物(D)を含む感光性組成物であって、
前記アルカリ可溶性樹脂(A)は、重量平均分子量が5,000以上50,000以下で、ブロックイソシアネート基含有単量体単位(a1)、及び水酸基含有単量体単位(a2)を有するアルカリ可溶性樹脂(A1)を含み、
前記熱硬化性化合物(D)は、重量平均分子量が300以上5,000未満の熱硬化性化合物(D1)を含む感光性組成物によって解決できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アルカリ可溶性樹脂(A)、重合性化合物(B)、重合開始剤(C)、及び熱硬化性化合物(D)を含む感光性組成物であって、
前記アルカリ可溶性樹脂(A)は、重量平均分子量が5,000以上50,000以下で、ブロックイソシアネート基含有単量体単位(a1)、及び水酸基含有単量体単位(a2)を有するアルカリ可溶性樹脂(A1)を含み、
前記熱硬化性化合物(D)は、重量平均分子量が300以上5,000未満でブロックイソシアネート基を有する熱硬化性化合物(D1)を含む感光性組成物。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記アルカリ可溶性樹脂(A1)、及び前記熱硬化性化合物(D1)のブロックイソシアネート基の少なくとも1種が、活性メチレン化合物で保護された構造である請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項3】
前記熱硬化性化合物(D1)の含有量が、前記アルカリ可溶性樹脂(A1)100質量部に対して、5~200質量部である請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項4】
前記アルカリ可溶性樹脂(A1)が、更に、脂肪族縮合環構造含有単量体単位(a3)を有する請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項5】
前記熱硬化性化合物(D)が、更に、エポキシ基を有する熱硬化性化合物(D2)を含む請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項6】
更に、紫外線吸収剤(E)を含む請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項7】
更に、顔料(F)を含む請求項1に記載の感光性組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の感光性組成物から形成されてなる膜。
【請求項9】
請求項8に記載の膜を有する光学フィルタ。
【請求項10】
請求項9に記載の光学フィルタを有する固体撮像素子。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固体撮像素子および画像表示装置等に使用する光学フィルタの形成に使用する感光性組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
液晶表示装置、デジタルカメラ、スマートフォン、赤外線センサ等の普及から、これらに使用される光学フィルタの需要が伸びている。そして、これら装置の軽量、薄型、省電力のためバックライトを必要としないOLED(Organic Light Emitting Diode)等を用いた有機EL(Electro-Luminescence)表示装置や、イメージセンサにおける光電子変化膜の有機素材化が検討されている。
【0003】
有機EL表示装置等に用いられる有機発光層の耐熱性は一般的に低いため、有機EL表示装置に用いる光学フィルタを形成するための感光性組成物は、加熱工程を低温、例えば150℃以下で行うことが好ましい。そのため、光学フィルタを低温で製造する検討として、高感度の重合開始剤を用いて、露光工程で十分に硬化させる試みが行われている。例えば、特許文献1には、着色剤と、重合性化合物と、光重合開始剤を含有し、前記光重合開始剤が、前記光重合開始剤をアセトニトリルに0.001質量%溶解させた溶液の波長340nmにおける吸光度が0.45以上である着色感光性組成物が開示されている。特許文献2には、アルカリ可溶性樹脂と、重合性化合物と、光重合開始剤と、溶剤とを含み、前記光重合開始剤が、特定構造の化合物を含む感光性樹脂組成物が開示されている。特許文献3には、色材と、(メタ)アクリレート共重合体系分散剤と、アルカリ可溶性樹脂と、光重合性化合物と、光開始剤と、溶剤とを含有し、前記光開始剤が特定構造のオキシムエステル化合物を含有する感光性着色樹脂組成物が開示されている。
【0004】
また、特許文献4には、低温プロセスで画像を形成しても他色との混色が抑制された硬化膜を形成することができる着色組成物として、赤色着色剤と、ブロックイソシアネート基を含む繰り返し単位を有する樹脂と、重合性化合物と、光重合性開始剤を含む着色組成物が開示されている。特許文献5には、保存安定性、低温硬化性に優れ、かつ、耐溶剤性に優れた硬化膜を得ることができる着色組成物として、着色剤と、重合体と、重合性化合物とを含有し、着色剤、重合体、重合性化合物よりなる群から選択される少なくとも1種が、特定の構造を有し、着色剤、重合体、重合性化合物よりなる群から選択される少なくとも1種は水酸基を有する着色組成物が開示されている。
【0005】
更に、近年、フォルダブルスマートフォン等の画像表示部分が折りたためるモバイル端末の開発が行われており、これらに使用される光学フィルタには繰り返し折り曲げても損傷しないことが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2017/038708号
特開2019-200226号公報
特開2021-167893号公報
国際公開第2021/054248号
特開2021-102759号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1~5に記載の組成物は、線幅安定性、密着性、低温加熱でのパターン形状、各種耐性を一定水準で満たすことはできなかった。
【0008】
本発明は、線幅安定性、密着性に優れ、低温加熱で優れたパターン形状、耐性(高温高湿耐性、溶剤耐性、屈曲耐性)を有する膜が形成可能な感光性組成物の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、アルカリ可溶性樹脂(A)、重合性化合物(B)、重合開始剤(C)、及び熱硬化性化合物(D)を含む感光性組成物であって、
前記アルカリ可溶性樹脂(A)は、重量平均分子量が5,000以上50,000以下で、ブロックイソシアネート基含有単量体単位(a1)、及び水酸基含有単量体単位(a2)を有するアルカリ可溶性樹脂(A1)を含み、
前記熱硬化性化合物(D)は、重量平均分子量が300以上5,000未満でブロックイソシアネート基を有する熱硬化性化合物(D1)を含む感光性組成物に関する。
【発明の効果】
【0010】
上記の本発明によれば、線幅安定性、密着性に優れ、低温加熱で優れたパターン形状、耐性(高温高湿耐性、溶剤耐性、屈曲耐性)を有する膜が形成可能な感光性組成物を提供できる。また、本発明は、膜、光学フィルタ、固体撮像素子、画像表示装置、及び赤外線センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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