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公開番号2024125552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-19
出願番号2023033431
出願日2023-03-06
発明の名称誘導加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20240911BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】電気的、磁気的なノイズを抑制する手段を効率的に配置し、本体の容積が小さくなっても本体内部における電気的、磁気的なノイズによる不具合が生じにくい組込(ビルトイン)式の誘導加熱調理器を提供することを目的としている。
【解決手段】本体と、天板と、誘導加熱コイルと、電流検知部、制御手段を含んで回路が構成されている駆動制御基板と、を備え、電流検知部は、1次側コイル孔に巻回された1次側巻き線と、2次側コイル孔に巻回された2次側巻き線と、1次側巻き線と2次側巻き線を具備するボビンと、コアと、を備え、電流検知部は、誘導加熱コイルよりも下方に配置され、電流検知部の2次側巻き線に近接して、2次側巻き線の巻き軸方向に対して垂直に配置された防磁版が設けられ、防磁板は、電流検知部の2次側巻き線の巻き軸方向から投影して見たときに、2次側巻き線の外形よりも大きいものである。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
本体と、
前記本体の上面に設けられた天板と、
前記本体の内部かつ前記天板の下方に設けられた誘導加熱コイルと、
前記誘導加熱コイルを駆動するスイッチング素子、前記誘導加熱コイルに流れる電流を検知する電流検知部、およびこれらを制御する制御手段を含んで回路が構成されている駆動制御基板と、を備え、
前記電流検知部は、貫通開設された1次側コイル孔に巻回された1次側巻き線と、
貫通開設された2次側コイル孔に巻回された2次側巻き線と、
前記1次側巻き線と前記2次側巻き線を具備するボビンと、
前記ボビンに具備されたコアと、を備え、
前記電流検知部は、前記誘導加熱コイルよりも下方に配置され、
前記電流検知部の前記2次側巻き線に近接して、前記2次側巻き線の巻き軸方向に対して垂直に配置された防磁版が設けられ、
前記防磁板は、前記電流検知部の前記2次側巻き線の巻き軸方向から投影して見たときに、前記2次側巻き線の外形よりも大きい誘導加熱調理器。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記本体の上面に設けられた天板と、
前記本体の内部かつ前記天板の下方に設けられた誘導加熱コイルと、
前記誘導加熱コイルを駆動するスイッチング素子、前記誘導加熱コイルに流れる電流を検知する電流検知部、およびこれらを制御する制御手段を含んで回路が構成されている駆動制御基板と、を備え、
前記電流検知部は、貫通開設された1次側コイル孔に巻回された1次側巻き線と、
貫通開設された2次側コイル孔に巻回された2次側巻き線と、
前記1次側巻き線と前記2次側巻き線を具備するボビンと、
前記ボビンに具備されたコアと、を備え、
前記電流検知部は、前記誘導加熱コイルよりも下方に配置され、
前記電流検知部の前記2次側巻き線に近接して、前記2次側巻き線の巻き軸方向に対して垂直に配置された防磁版が設けられ、
前記防磁板は、前記電流検知部の前記2次側巻き線の巻き軸方向から投影して見たときに、前記2次側巻き線の外形よりも大きく、前記電流検知部の上方側にも近接して配置される誘導加熱調理器。
【請求項3】
前記本体の上面に設けられた天板と、
前記本体の内部かつ前記天板の下方に設けられた誘導加熱コイルと、
前記誘導加熱コイルを駆動するスイッチング素子、前記誘導加熱コイルに流れる電流を検知する電流検知部、およびこれらを制御する制御手段を含んで回路が構成されている駆動制御基板と、を備え、
前記電流検知部は、貫通開設された1次側コイル孔に巻回された1次側巻き線と、
貫通開設された2次側コイル孔に巻回された2次側巻き線と、
前記1次側巻き線と前記2次側巻き線を具備するボビンと、
前記ボビンに具備されたコアと、を備え、
前記電流検知部は、前記誘導加熱コイルよりも下方に配置され、
前記電流検知部の前記2次側巻き線に近接して、前記2次側巻き線の巻き軸方向に対して垂直に配置された防磁版が設けられ、
前記防磁板は、前記電流検知部の前記2次側巻き線の巻き軸方向から投影して見たときに、前記2次側巻き線の外形よりも大きく、前記電流検知部の上方側および前記1次側巻き線にも近接して配置される誘導加熱調理器。
【請求項4】
前記防磁板は、前記駆動制御基板のめっき処理された取り付け部にはんだ付けされて固定される請求項1から請求項3何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
【請求項5】
前記防磁板は、少なくとも銅箔層を1層以上有する印刷配線基板から切り外しが可能に設けられた小形基板で、該小形基板にも銅箔層が設けられ、該銅箔層は一部の露出部を残してレジストで覆われていて、前記小形基板の前記銅箔層の露出部が、前記駆動制御基板のめっき処理された取り付け部にはんだ付けされて固定される請求項1から請求項3何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
【請求項6】
前記駆動制御基板を締結する基板ケースと、
前記防磁板の外形よりも大きい、締結部が設けられた絶縁シートと、をさらに備え、
前記防磁板には締結部が設けられ、前記絶縁シートは、前記防磁板と前記電流検知部との間に配置されて、前記防磁板と前記絶縁シートは重ねて前記駆動制御基板とともに前記基板ケースに締結される請求項1から請求項3何れか1項に記載の誘導加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、組込(ビルトイン)式の誘導加熱調理器に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、厨房家具(システムキッチン)に組み込んで使用する組込(ビルトイン)式の誘導加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-142125号公報(第5頁、図5)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
厨房家具(システムキッチン)に組み込んで使用する組込(ビルトイン)式の誘導加熱調理器においては、誘導加熱調理器が組み込まれる厨房家具(システムキッチン)のカウンタートップの下方空間を有効利用することが要望されている。そのため、カウンタートップの下方空間がより大きく確保できるよう、誘導加熱調理器の薄型化が図られている。
【0005】
しかし、誘導加熱調理器の薄型化を図ることで、当然ながら本体の容積が小さくなるが、多少の部品自体の小型化は行われても、必要となる部品の構成は本体の容積が大きい誘導加熱調理器と変わらないため、小さくなった容積の中に納めなければならず、本体内に収容される各部品の、本体内での高さ方向、前後左右方向での距離が近づくことになる。
【0006】
収容される各部品の中には電気的、磁気的なノイズを発生する電気部品、電気的、磁気的なノイズに対し脆弱である電気部品も存在しており、本体内での高さ方向、前後左右方向での部品同士の距離が近づくことで、電気的、磁気的なノイズに対し脆弱である電気部品が、電気的、磁気的なノイズを発生する電気部品の影響を受けやすくなるということが課題となる。
【0007】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、電気的、磁気的なノイズを抑制する手段を効率的に配置し、本体の容積が小さくなっても本体内部における電気的、磁気的なノイズによる不具合が生じにくい組込(ビルトイン)式の誘導加熱調理器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る誘導加熱調理器は、本体と、本体の上面に設けられた天板と、本体の内部かつ天板の下方に設けられた誘導加熱コイルと、誘導加熱コイルを駆動するスイッチング素子、誘導加熱コイルに流れる電流を検知する電流検知部、およびこれらを制御する制御手段を含んで回路が構成されている駆動制御基板と、を備え、電流検知部は、貫通開設された1次側コイル孔に巻回された1次側巻き線と、貫通開設された2次側コイル孔に巻回された2次側巻き線と、1次側巻き線と2次側巻き線を具備するボビンと、ボビンに具備されたコアと、を備え、電流検知部は、誘導加熱コイルよりも下方に配置され、電流検知部の2次側巻き線に近接して、2次側巻き線の巻き軸方向に対して垂直に配置された防磁版が設けられ、防磁板は、電流検知部の2次側巻き線の巻き軸方向から投影して見たときに、2次側巻き線の外形よりも大きいものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、電流検知部は、誘導加熱コイルよりも下方に配置され、電流検知部の2次側巻き線に近接して、2次側巻き線の巻き軸方向に対して垂直に配置された防磁版が設けられ、防磁板は、電流検知部の2次側巻き線の巻き軸方向から投影して見たときに、2次側巻き線の外形よりも大きいので、本体内部で電気的、磁気的なノイズを発生する電気部品と電気的、磁気的なノイズに対し脆弱である電気部品が近接しても、ノイズの影響を受けにくく不具合の生じにくい組込(ビルトイン)式の誘導加熱調理器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器の一例を示す外観斜視図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器が組み込まれる厨房家具(システムキッチン)の一例を示す外観斜視図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器が厨房家具(システムキッチン)に組み込まれた状態を示す外観斜視図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器が厨房家具(システムキッチン)に組み込まれた状態で厨房家具(システムキッチン)を前後方向に切断した簡略断面図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器の他の一例を示す外観斜視図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器の他の一例の組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器が厨房家具(システムキッチン)に組み込まれた状態を示す外観斜視図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器を上方から見た状態を示す外観平面図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器の一例を示す分解斜視図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器の天板と、操作表示基板のカバーを外した状態を上方側から見た図である。
図9に示す状態から、操作表示基板と、操作スイッチ基板を外した状態を上方側から見た図である。
図10に示す状態から、駆動制御基板のカバーを外した状態を上方側から見た図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器の駆動制御基板単体の状態の図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器を、図7に示す切断線A-Aで切断して前面側から見た断面図である。
本開示の実施の形態1に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器を、図7に示す切断線B-Bで切断して右側面側から断面図である。
図13に示す、電流検知部112L周辺の拡大図である。
図12に示す、第1インバーター基板(駆動制御基板)112を上方側から見た電流検知部112L周辺の拡大図である。
図16に示す、電流検知部112Lを切断線C-Cで切断した断面図である。
図17に示す、電流検知部112Lを切断線D-Dで切断した断面図である。
図16に示す、電流検知部112Lを切断線E-Eで切断した断面図である。
本開示の実施の形態2に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器において、防磁板200Aを第1インバーター基板(駆動制御基板)112とはんだ付けで固定した状態の状態図である。
本開示の実施の形態3に係る組込(ビルトイン)式誘導加熱調理器において、防磁板200の代替として銅箔層205Aを有した小形基板(捨て基板)204を用いて、第1インバーター基板(駆動制御基板)112とはんだ付けで固定した状態の状態図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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