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公開番号
2024125545
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-19
出願番号
2023033421
出願日
2023-03-06
発明の名称
遮断器の二重投入防止機構
出願人
富士電機株式会社
代理人
インフォート弁理士法人
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個人
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個人
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個人
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個人
主分類
H01H
33/42 20060101AFI20240911BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】二重投入を防止する確実性を高めること。
【解決手段】二重投入防止機構(50)は、支持体(51)に装着される回転軸(52)及びストッパ(53)と、回転軸に回転可能に支持されて規制位置及び許容位置に回転変位するレバー部材(55)と、回転軸を中心として回転することでレバー部材を回転変位するアーム部材(57)とを備えている。レバー部材は、回転軸が挿通される基部(61)と、基部に連なって回転軸から離れる方向に突出する突出部(62)とを備えている。レバー部材は、回転軸の延出方向に所定の厚みを有している。レバー部材の規制位置にて、レバー部材の受け面(62a)が投入トリガ(26)の接触面(26a)に接触しつつ突出部がストッパに当接してレバー部材を回転規制することで、投入トリガの解除操作方向(R4)への回転を規制する。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
投入ばねの蓄勢力を介して開閉接点を投入状態とし、遮断ばねの蓄勢力を介して前記開閉接点を遮断状態とする遮断器の二重投入防止機構であって、
前記遮断器は、前記投入ばねの蓄放勢に応じて変位する投入側変位部と係止することで、前記投入ばねが蓄勢した投入動作待機状態を維持する投入ラッチと、支持軸を介して回転可能に支持され、前記投入ラッチと前記投入側変位部との係止状態にて解除操作方向へ回転することで該係止状態を解除する投入トリガと、前記投入トリガを前記解除操作方向に回転する方向に押圧する操作部と、を備え、
所定の支持体に装着される回転軸及びストッパと、
前記回転軸に回転可能に支持されて規制位置及び許容位置に回転変位するレバー部材と、
前記回転軸を中心として回転することで前記レバー部材を回転変位するアーム部材と、
前記アーム部材に一端側が相対回転可能に接続され、他端側が前記遮断ばねの蓄放勢に応じて変位する遮断側変位部に接続されるロッド部材とを備え、
前記レバー部材は、前記回転軸が挿通される基部と、前記基部に連なって前記回転軸から離れる方向に突出する突出部とを備えて前記回転軸の延出方向に所定の厚みを有し、前記規制位置にて、前記突出部の先端に形成される受け面が前記投入トリガの接触面に接触しつつ前記突出部が前記ストッパに当接して前記レバー部材を回転規制することで、前記投入トリガの前記解除操作方向への回転を規制し、前記許容位置にて、前記突出部が前記投入トリガの前記接触面から離れ、前記投入トリガの前記解除操作方向への回転を許容することを特徴とする遮断器の二重投入防止機構。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記受け面は、前記回転軸の延出方向から見た状態で、前記回転軸の中心位置に対し、前記投入トリガの前記解除操作方向にずれた位置を中心位置とする円弧状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の遮断器の二重投入防止機構。
【請求項3】
前記レバー部材は、前記許容位置にて、前記投入トリガの回転軌跡の範囲外に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遮断器の二重投入防止機構。
【請求項4】
前記レバー部材と前記アーム部材との間に設けられる回転角度調整部を更に備え、
前記回転角度調整部は、前記投入状態から前記遮断状態とするときの前記アーム部材の回転変位にて、前記アーム部材の回転変位開始から前記レバー部材の回転変位開始を遅らせることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遮断器の二重投入防止機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電流の投入及び遮断を実施する遮断器の二重投入防止機構に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、主接点の開状態に対応する第1の角度位置から閉状態に対応する第2の角度位置へと駆動される出力レバーを備えた遮断器の二重投入防止装置を開示している。出力レバー上には二重投入防止ピンが設けられ、二重投入防止ピンは、出力レバーが第2の角度位置にあるとき投入トリガを待機位置に直接押圧し、第1の角度位置にあるとき投入トリガには接触しないように構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-259711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、二重投入防止ピンが枠体上に設けられた長円穴を滑動可能な状態で貫通し、その動きの方向がガイドされるので、二重投入防止ピンと長円穴の内周とが擦れ合って摩耗し易くなる。このため、二重投入防止ピンの円滑な動作が経時的に阻害されたり、グリース枯れによって動作への負荷が増大したりし、二重投入防止ピンによる投入トリガの押し付けが不十分となって二重投入を十分に防止することが困難になる。
【0005】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、二重投入を防止する確実性を高めることができる遮断器の二重投入防止機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明における一態様の遮断器の二重投入防止機構は、投入ばねの蓄勢力を介して開閉接点を投入状態とし、遮断ばねの蓄勢力を介して前記開閉接点を遮断状態とする遮断器の二重投入防止機構であって、前記遮断器は、前記投入ばねの蓄放勢に応じて変位する投入側変位部と係止することで、前記投入ばねが蓄勢した投入動作待機状態を維持する投入ラッチと、支持軸を介して回転可能に支持され、前記投入ラッチと前記投入側変位部との係止状態にて解除操作方向へ回転することで該係止状態を解除する投入トリガと、前記投入トリガを前記解除操作方向に回転する方向に押圧する操作部と、を備え、所定の支持体に装着される回転軸及びストッパと、前記回転軸に回転可能に支持されて規制位置及び許容位置に回転変位するレバー部材と、前記回転軸を中心として回転することで前記レバー部材を回転変位するアーム部材と、前記アーム部材に一端側が相対回転可能に接続され、他端側が前記遮断ばねの蓄放勢に応じて変位する遮断側変位部に接続されるロッド部材とを備え、前記レバー部材は、前記回転軸が挿通される基部と、前記基部に連なって前記回転軸から離れる方向に突出する突出部とを備えて前記回転軸の延出方向に所定の厚みを有し、前記規制位置にて、前記突出部の先端に形成される受け面が前記投入トリガの接触面に接触しつつ前記突出部が前記ストッパに当接して前記レバー部材を回転規制することで、前記投入トリガの前記解除操作方向への回転を規制し、前記許容位置にて、前記突出部が前記投入トリガの前記接触面から離れ、前記投入トリガの前記解除操作方向への回転を許容することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、投入トリガの回転を規制するレバー部材が所定の支持体に対して回転軸を介して支持されるので、レバー部材の回転動作を長期に亘って安定して維持することができる。これにより、レバー部材及びストッパによる投入トリガの回転規制も長期間安定して維持することができ、操作部の誤操作等による二重投入を防止する確実性を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態における遮断器の内部構造の一部を示す概略斜視図である。
図1の一部構成を左右方向から見た説明図である。
レバー部材の拡大説明図である。
図4Aは、回転角度調整部周りの説明図であり、図4Bは、図4Aからレバー部材及びアーム部材を変位した状態を示す説明図であり、図4Cは、レバー部材の概略斜視図であり、図4Dは、アーム部材の概略斜視図である。
遮断状態を示す図2と同様の説明図である。
投入状態にて二重投入動作を防止している状態を示す図2と同様の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、実施の形態にかかる遮断器について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。また、以下の説明において、特に明示しない限り、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」は図1を基準として用いる。但し、以下の実施の形態での各構成の向きは、一例にすぎず、任意の向きに変更することができる。
【0010】
本発明に係る遮断器は、例えば、キュービクル型のガス絶縁開閉装置(以下、単に「開閉装置」という)に適用される。しかしながら、本発明に係る遮断器が適用される開閉装置については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、三相一括タンク型の開閉装置にも適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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