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公開番号2024124890
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-13
出願番号2023032858
出願日2023-03-03
発明の名称スピーカシステム
出願人株式会社フジタ
代理人個人,個人,個人
主分類H04R 1/32 20060101AFI20240906BHJP(電気通信技術)
要約【課題】超音波の進行方向を制御する技術の提供。
【解決手段】スピーカシステム1においては、複数の超音波素子22が配置されたスピーカ20に対向して、複数の個片板31が連結されてなる反射板30が設けられるとともに、反射板30の裏側の一部に複数の可動機構40が設けられており、制御回路が個々の可動機構40の動作を制御することにより、反射板30の表面形状及び向きを制御し、これにより超音波の進行方向を変化させる。制御回路が行う超音波を正面方向に水平に放射する正面放射(A,図10)における個々の可動機構40の状態を基準とした制御により、反射板30を右方向に傾けて行う右方向放射(図11)、反射板30を山折り状態にし2方向に傾けて行う2方向放射(図12)、前方列と後方列とで個片板31の傾斜度合いを異ならせて行う多方向放射(B)等のように、放射態様を様々に変化させて、超音波を狙った方向に進行させることができる。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
超音波を発する複数個の超音波素子が基板上に配列されてなるスピーカと、
前記スピーカに対向して設けられ、変形可能かつ前記超音波を反射可能な反射板と、
前記反射板の裏側の複数の箇所に設けられた、動作可能な可動機構と、
個々の前記可動機構の動作を制御することにより、前記反射板の形状及び向きを制御して前記超音波の進行方向を変化させる制御手段と
を備えたスピーカシステム。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載のスピーカシステムにおいて、
前記反射板は、
複数枚の個片板が連結されてなり全体としての形状が可変であり、
前記可動機構は、
一部の個片板の裏側に設けられている
ことを特徴とするスピーカシステム。
【請求項3】
請求項2に記載のスピーカシステムにおいて、
側壁の一部に開口を有する筐体をさらに備え、
前記スピーカは、
前記筐体内の天井部に下向きに設けられ、
前記反射板は、
前記スピーカの下方に設けられ、前記超音波を反射して前記開口から前記筐体の外部に進行させ、
前記可動機構は、
前記一部の個片板の下側に設けられて当該個片板を支持する
ことを特徴とするスピーカシステム。
【請求項4】
請求項2に記載のスピーカシステムにおいて、
前記反射板は、
前記超音波素子の個数に応じた枚数の前記個片板が連結されてなる
ことを特徴とするスピーカシステム。
【請求項5】
請求項2に記載のスピーカシステムにおいて、
前記個片板は、
略矩形の面形状を有しており、外縁部が厚み方向に鋭角をなしている
ことを特徴とするスピーカシステム。
【請求項6】
請求項2から5のいずれかに記載のスピーカシステムにおいて、
前記可動機構は、
伸縮可能な支柱部と、前記個片板を回転可能な状態で前記支柱部に連結させる継手部とを有しており、前記支柱部の伸縮により前記可動機構が設けられた前記個片板の位置及び向きを変化させる
ことを特徴とするスピーカシステム。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のスピーカシステムにおいて、
前記制御手段は、
前記反射板を山折りされ2つの方向に傾斜した状態に制御して、前記超音波を前記2つの方向に進行させることが可能である
ことを特徴とするスピーカシステム。
【請求項8】
請求項3に記載のスピーカシステムにおいて、
前記筐体は、
少なくとも床面の一部に吸音材が貼付されている
ことを特徴とするスピーカシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パラメトリックスピーカを備えたスピーカシステムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
パラメトリックスピーカは、指向性が強く、特定のエリアに向けて選択的に音を伝搬することができるため、様々な場面での応用が期待されており、既に、美術館や博物館、駅のホーム等における特定のスポットへのアナウンス等に実用化されている。
【0003】
また、パラメトリックスピーカの設置の自由度を向上させるための研究開発も進んでいる。例えば、筐体の内部に、XY平面に複数の列に配列されZ軸に沿った方向に超音波を発生させる超音波トランスデューサと、これらの各列に対向して設けられ超音波をY軸に沿った方向に反射させる複数の反射面と、反射面で反射させた超音波を筐体の外部へと放出させる放出口とを備えたパラメトリックスピーカが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-191995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した先行技術によれば、各列の超音波トランスデューサからZ軸方向に発生させた超音波を反射面がY軸方向に反射させるため、Z軸方向に必要な空間を抑制することができ、その分だけパラメトリックスピーカの設置や携帯の自由度を向上させることができると考えられる。
【0006】
しかしながら、筐体の内部に設けられた反射面の向きが固定されていることから、超音波を反射させる方向は一定であり、利用者が筐体(放出口)の向きを変えない限り超音波の進行方向を変えることができないため、柔軟性に欠けており、状況によっては狙ったエリアに音を伝搬することが困難である。
【0007】
そこで、本発明は、超音波の進行方向を制御する技術の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明は以下のスピーカシステムを採用する。なお、以下の括弧書中の文言は飽くまで例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。
【0009】
すなわち、本発明のスピーカシステムは、超音波を発する複数個の超音波素子が基板上に配列されてなるスピーカと、スピーカに対向して設けられ、変形可能かつ超音波を反射可能な反射板と、反射板の裏側の複数の箇所に設けられた、動作可能な可動機構と、個々の可動機構の動作を制御することにより、反射板の形状及び向きを制御して超音波の進行方向を変化させる制御手段とを備えている。また、反射板は、複数枚の個片板が連結されてなり全体としての形状が可変であり、可動機構は、一部の個片板の裏側に設けられている。
【0010】
この態様のスピーカシステムによれば、制御手段により可動機構の動作が制御され、これにより反射板の形状及び向きが制御されるため、反射板の形状や向きに応じて超音波の進行方向を変化させることができ、音を狙った方向に伝搬することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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