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公開番号2025066032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2024069923
出願日2024-04-23
発明の名称揚重装置
出願人株式会社フジタ,ダブル技研株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B66C 23/24 20060101AFI20250415BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】新規な構成を備える揚重装置を提供する。
【解決手段】揚重装置100の吊元部30は、ベース部材70と、回転支持部材80(回転機構、移動機構)と、回転部材90(移動部材)と、を備える。回転支持部材80は、ベース部材70に対して回転部材90を回転可能とする。回転部材90は、回転部材90の先端(特定部分)が建物10の屋内側(矢印A、建物10の内側)と屋外側(矢印B、建物10の外側)とに位置するように回転可能(移動可能)である。屋上2箇所に吊元部30を設置することで壁面全体の揚重移動が可能となる。設置の際は、全ての作業を屋上の屋内側で行うことが可能なため、空中に身を乗り出す危険作業や高所作業車、クレーンなどの建設機械が不要となり、安全で簡易的な設置が可能となる。吊り具にワイヤーを用いつつワインダー形式の巻き取り装置を使用することで、重量物を正確な座標まで揚重移動させることが可能である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
建物の壁面に沿って揚重物を揚重する揚重装置であって、
前記建物の設置部に固定される2つの吊元部と、
少なくとも前記2つの吊元部の間に張り渡される張り渡し部材と、
前記2つの吊元部の間の前記張り渡し部材によって移動自在にぶら下げられ、前記揚重物を吊下げる吊下げ部と、
前記張り渡し部材の巻き取り及び繰り出しが可能であり、前記巻き取り及び前記繰り出しのうち少なくとも一方を実行することにより、前記吊下げ部の位置を変更可能とする動力部と、を備え、
前記吊元部は、ベース部材と、移動機構と、移動部材と、を備え、
前記ベース部材は、前記建物の設置部に固定され、
前記移動機構は、前記ベース部材に対して前記移動部材を移動可能とし、
前記移動部材は、前記移動部材の特定部分が前記建物の内側と外側とに位置するように移動可能であることを特徴とする揚重装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記移動機構は、回転機構であり、
前記移動部材は、回転部材であり、
前記回転機構は、前記ベース部材に対して前記回転部材を回転可能とし、
前記回転部材は、前記回転部材の特定部分が前記建物の内側と外側とに位置するように回転可能であることを特徴とする揚重装置。
【請求項3】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記移動機構は、スライド機構であり、
前記移動部材は、スライド部材であり、
前記スライド機構は、前記ベース部材に対して前記スライド部材をスライド可能とし、
前記スライド部材は、前記スライド部材の特定部分が前記建物の内側と外側とに位置するようにスライド可能であることを特徴とする揚重装置。
【請求項4】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記動力部は、巻き取った前記張り渡し部材を巻き付けずに放出することを特徴とする揚重装置。
【請求項5】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記移動部材の先端には、前記張り渡し部材の向きを調整する先端滑車部が配置されており、
前記ベース部材の後端又は後方には、前記動力部が配置されていることを特徴とする揚重装置。
【請求項6】
請求項5に記載の揚重装置において、
前記先端滑車部は、前記張り渡し部材が挿入される軸部を中心に前記揚重物に向かって起き上がるように回転可能であることを特徴とする揚重装置。
【請求項7】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記吊元部及び前記動力部は、前記建物の屋上に設置されていることを特徴とする揚重装置。
【請求項8】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記吊元部及び前記動力部は、作業対象となる建物の作業対象面の壁、又は、前記作業対象面と直交する方向の壁に配置されていることを特徴とする揚重装置。
【請求項9】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記張り渡し部材は、ワイヤーであることを特徴とする揚重装置。
【請求項10】
請求項1に記載の揚重装置において、
前記揚重物は、前記建物の壁面で作業を行う作業ロボットであることを特徴とする揚重装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、揚重装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来の技術として、ワイヤーを用いて重量物を空中搬送する空中搬送装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6591098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
先行技術としては、上記のような文献が存在しているが、新規な構成を備える揚重装置が望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、新規な構成を備える揚重装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するため以下の解決手段を採用する。なお、以下の解決手段及び括弧書中の文言はあくまで例示であり、本発明はこれに限定されるものではない。また、本発明は、以下の解決手段に示す各発明特定事項を少なくとも1つ含む発明とすることができる。さらに、以下の解決手段に示す各発明特定事項には、発明特定事項を限定する要素を追加して下位概念化することができ、発明特定事項を限定する要素を削除して上位概念化することもできる。
【0007】
解決手段Y1:本解決手段の揚重装置は、建物の壁面に沿って揚重物を揚重する揚重装置であって、前記建物の設置部に固定される2つの吊元部と、少なくとも前記2つの吊元部の間に張り渡される張り渡し部材と、前記2つの吊元部の間の前記張り渡し部材によって移動自在にぶら下げられ、前記揚重物を吊下げる吊下げ部と、前記張り渡し部材の巻き取り及び繰り出しが可能であり、前記巻き取り及び前記繰り出しのうち少なくとも一方を実行することにより、前記吊下げ部の位置を変更可能とする動力部と、を備え、前記吊元部は、ベース部材と、移動機構と、移動部材と、を備え、前記ベース部材は、前記建物の設置部に固定され、前記移動機構は、前記ベース部材に対して前記移動部材を移動可能とし、前記移動部材は、前記移動部材の特定部分が前記建物の内側と外側とに位置するように移動可能であることを特徴とする揚重装置である。
【0008】
本解決手段によれば、移動部材は、移動部材の特定部分が建物の内側と外側とに位置するように移動可能であるため、作業員は移動部材に関する作業を建物の内側で安全に行うことができ、結果として、新規な構成を備える揚重装置を提供することができる。
【0009】
解決手段Y2:本解決手段の揚重装置は、上述したいずれかの解決手段において、前記移動機構は、回転機構であり、前記移動部材は、回転部材であり、前記回転機構は、前記ベース部材に対して前記回転部材を回転可能とし、前記回転部材は、前記回転部材の特定部分が前記建物の内側と外側とに位置するように回転可能であることを特徴とする揚重装置である。
【0010】
本解決手段によれば、回転部材は、回転部材の特定部分が建物の内側と外側とに位置するように回転可能であるため、作業員は回転部材に関する作業を建物の内側で安全に行うことができ、結果として、新規な構成を備える揚重装置を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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