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公開番号2024124363
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2024026371
出願日2024-02-26
発明の名称偏光板及びこれを含む光学表示装置
出願人三星エスディアイ株式会社,SAMSUNG SDI Co., LTD.
代理人弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類G02B 5/30 20060101AFI20240905BHJP(光学)
要約【課題】高温高湿又は高温で長期間放置した後の耐久性に優れた偏光板を提供する。
【解決手段】偏光板は、偏光子と、偏光子の一面に積層された位相差層の積層体と、を備え、位相差層の積層体は、偏光子の一面から順次積層された第2位相差層及び第1位相差層を含み、第2位相差層は非液晶層であり、位相差層の積層体は、波長550nmでの厚さ方向位相差が-40nm以上0nm未満であり、位相差層の積層体は、下記数式1を満足する。
1.1≦Rth(450)/Rth(550)≦1.5・・・(数式1)
(数式1において、Rth(450)及びRth(550)は、それぞれ位相差層の積層体の波長450nm及び550nmでの厚さ方向位相差(単位:nm)である。)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
偏光子と、
前記偏光子の一面に積層された位相差層の積層体と、を備え、
前記位相差層の積層体は、前記偏光子の一面から順次積層された第2位相差層及び第1位相差層を含み、
前記第2位相差層は非液晶層であり、
前記位相差層の積層体は、波長550nmでの厚さ方向位相差が-40nm以上0nm未満であり、
前記位相差層の積層体は、下記数式1を満足する、偏光板。
1.1≦Rth(450)/Rth(550)≦1.5・・・(数式1)
(数式1において、Rth(450)及びRth(550)は、それぞれ前記位相差層の積層体の波長450nm及び550nmでの厚さ方向位相差(単位:nm)である。)
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記位相差層の積層体は、波長550nmでの厚さ方向位相差が-25nm乃至-5nmである、請求項1に記載の偏光板。
【請求項3】
前記位相差層の積層体は、下記数式3及び下記数式4を満足する、請求項1に記載の偏光板。
Rth(450)/Rth(550)>Re(450)/Re(550)・・・(数式3)
Re(650)/Re(550)>Rth(450)/Rth(550)・・・(数式4)
(数式3及び数式4において、
Re(450)、Re(550)、及びRe(650)は、それぞれ位相差層の積層体の波長450nm、550nm、及び650nmでの面内位相差(単位:nm)であり、
Rth(450)、Rth(550)、及びRth(650)は、それぞれ位相差層の積層体の波長450nm、550nm、及び650nmでの厚さ方向位相差(単位:nm)である。)
【請求項4】
前記位相差層の積層体は、下記数式5を満足する、請求項1に記載の偏光板。
1<Re(450)/Re(550)≦1.1・・・(数式5)
(数式5において、
Re(450)及びRe(550)は、位相差層の積層体の波長450nm及び550nmでの面内位相差(単位:nm)である。)
【請求項5】
前記位相差層の積層体は、下記数式2を満足する、請求項1に記載の偏光板。
0.1≦Rth(650)/Rth(550)≦1.0・・・(数式2)
(数式2において、Rth(650)及びRth(550)は、それぞれ位相差層の積層体の波長650nm及び550nmでの厚さ方向位相差(単位:nm)である。)
【請求項6】
前記第2位相差層は、下記数式8を満足する、請求項1に記載の偏光板。
1.0≦Rth2(450)/Rth2(550)≦1.1・・・(数式8)
(数式8において、
Rth2(450)及びRth2(550)は、それぞれ第2位相差層の波長450nm及び550nmでの厚さ方向位相差(単位:nm)である。)
【請求項7】
前記第2位相差層は、水分透過度が1g/m

/day以上である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項8】
前記第2位相差層は、ガラス転移温度が130℃以上である、請求項1に記載の偏光板。
【請求項9】
前記第2位相差層は、セルロース系化合物及びポリスチレン系化合物のうち1種以上を含む、請求項1に記載の偏光板。
【請求項10】
前記セルロース系化合物及び前記ポリスチレン系化合物は、それぞれフッ素を有する、請求項9に記載の偏光板。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、偏光板及びこれを含む光学表示装置に関する。
続きを表示(約 950 文字)【背景技術】
【0002】
有機発光素子を含む発光素子表示装置又は液晶表示装置は、光特性を改善するために偏光板を含む。偏光板のうちの偏光子は、二色性色素で染着及び延伸されたポリビニルアルコール系フィルムを備えている。偏光板は、高温高湿での耐久性が優れていなければならない。
【0003】
光学補償機能を提供するために、位相差層が偏光子に含まれてもよい。位相差層は、単層で含まれてもよいが、多層で含まれる場合、光特性がより優れたものになり得る。
【0004】
本発明の背景技術は、例えば、韓国公開特許第10-2013-0103595号公報などに開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
韓国公開特許第10-2013-0103595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、高温高湿又は高温で長期間放置した後の耐久性に優れた偏光板を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、優れた正面明暗比を提供し、ブラックモードでの側面輝度を低下させ、側面での光漏れを減少させ、側面での色感変化を低下させた偏光板を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態によると、偏光板が提供される。
【0009】
偏光板は、偏光子と、偏光子の一面に積層された位相差層の積層体と、を備え、位相差層の積層体は、偏光子の一面から順次積層された第2位相差層及び第1位相差層を含み、第2位相差層は非液晶層であり、位相差層の積層体は、波長550nmでの厚さ方向位相差が-40nm以上0nm未満であり、位相差層の積層体は、下記数式1を満足する。
【0010】
1.1≦Rth(450)/Rth(550)≦1.5・・・(数式1)
(数式1において、Rth(450)及びRth(550)は、それぞれ位相差層の積層体の波長450nm及び550nmでの厚さ方向位相差(単位:nm)である。)
(【0011】以降は省略されています)

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