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公開番号
2024120659
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-05
出願番号
2023027614
出願日
2023-02-24
発明の名称
耐指紋性シート
出願人
リンテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
1/118 20150101AFI20240829BHJP(光学)
要約
【課題】皮脂による指紋跡が付着した場合でも、指紋跡を拭き取る必要がなく、かつ反射防止性能が変化し難い耐指紋性シートを提供する。
【解決手段】基材11と、基材11の少なくとも一方の面側に設けられた硬化物層12とを備えた耐指紋性シート1であって、硬化物層12における基材11側とは反対側の表面が、モスアイ構造を有しており、硬化物層12が、硬化性成分と、可塑剤または多孔質微粒子とを含有する耐指紋性組成物を硬化してなる層である耐指紋性シート1。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基材と、前記基材の少なくとも一方の面側に設けられた硬化物層とを備えた耐指紋性シートであって、
前記硬化物層における前記基材側とは反対側の表面が、モスアイ構造を有しており、
前記硬化物層が、硬化性成分と、可塑剤または多孔質微粒子とを含有する耐指紋性組成物を硬化してなる層である
ことを特徴とする耐指紋性シート。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記硬化性成分が、活性エネルギー線硬化性成分または熱硬化性成分であることを特徴とする請求項1に記載の耐指紋性シート。
【請求項3】
前記硬化性成分が、多官能性(メタ)アクリレート系モノマー、(メタ)アクリレート系プレポリマーおよびウレタン系ポリマーから選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の耐指紋性シート。
【請求項4】
前記硬化物層における前記基材側とは反対側の表面の反射率(%)を測定し、当該反射率を初期反射率とし、
次いで、前記表面にオレイン酸希釈液を塗布し、自然乾燥させ、前記塗布から24時間後、前記表面の反射率(%)を測定し、当該反射率を塗布後反射率とし、
前記塗布後反射率から前記初期反射率を差し引いた変化量が、1ポイント以下である
ことを特徴とする請求項1に記載の耐指紋性シート。
【請求項5】
ヘイズ値が、0%以上、20%以下であることを特徴とする請求項1に記載の耐指紋性シート。
【請求項6】
全光線透過率が、80%以上、100%以下であることを特徴とする請求項1に記載の耐指紋性シート。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表面にモスアイ構造を有する耐指紋性シートに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、表示装置の表面反射を低減する技術として、従来の光干渉フィルムを用いずに超反射防止効果を得ることができるモスアイ(Moth-eye:蛾の目)構造を有するフィルムが注目されてきている。モスアイ構造は、反射防止処理を行うフィルムの表面に、防眩性(AG:Anti Glare)フィルムで形成される凹凸パターンよりも更に微細な、可視光波長以下の間隔の凹凸パターンを隙間なく配列することで、外界(空気)とフィルム表面との境界における屈折率の変化を擬似的に連続なものとするものである。これにより、屈折率界面に関係なく光のほぼ全てを透過させ、当該フィルムの表面における光反射をほぼなくすことができる(例えば、特許文献1、2)。そして、かかるモスアイ構造を有するフィルム(モスアイフィルム)を、表示装置の表面に設けることが提案されている。
【0003】
ところで、各種電子機器においては、表示装置と入力手段とを兼ねたタッチパネルが多く利用されている。かかるタッチパネルは、指で操作されることが多いため、タッチパネルの表面には、指の皮脂による指紋跡が付着するのが通常である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許4368384号公報
特許4368415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したモスアイフィルムをタッチパネルの最表層に使用した場合には、上記のように、モスアイフィルムの表面に指の皮脂による指紋跡が付着することとなる。このようにモスアイフィルムの表面に指紋跡が付着すると、反射防止性能が変化してしまう。また、当該表面の微細な凹凸パターンの形状に起因して、付着した指紋跡の拭き取りも困難である。
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、皮脂による指紋跡が付着した場合でも、指紋跡を拭き取る必要がなく、かつ反射防止性能が変化し難い耐指紋性シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、第1に本発明は、基材と、前記基材の少なくとも一方の面側に設けられた硬化物層とを備えた耐指紋性シートであって、前記硬化物層における前記基材側とは反対側の表面が、モスアイ構造を有しており、前記硬化物層が、硬化性成分と、可塑剤または多孔質微粒子とを含有する耐指紋性組成物を硬化してなる層であることを特徴とする耐指紋性シートを提供する(発明1)。
【0008】
上記発明(発明1)に係る耐指紋性シートにおいては、硬化物層の上記表面がモスアイ構造を有していることにより、優れた反射防止性能を発揮する。また、上記耐指紋性シートにおいては、硬化物層が可塑剤または多孔質微粒子を含有することで、それらの皮脂吸収作用により、当該硬化物層の表面に皮脂による指紋跡が付着しても、経時により皮脂が硬化物層に吸収される。そのため、皮脂による指紋跡を拭き取る必要がなく、かつ上記の優れた反射防止性能が変化し難い。
【0009】
上記発明(発明1)においては、前記硬化性成分が、活性エネルギー線硬化性成分または熱硬化性成分であることが好ましい(発明2)。
【0010】
上記発明(発明1,2)においては、前記硬化性成分が、多官能性(メタ)アクリレート系モノマー、(メタ)アクリレート系プレポリマーおよびウレタン系ポリマーから選ばれる少なくとも1種であることが好ましい(発明3)。
(【0011】以降は省略されています)
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