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公開番号
2024123303
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023023214
出願日
2023-02-17
発明の名称
マルチコアファイバ
出願人
株式会社フジクラ
代理人
個人
主分類
G02B
6/02 20060101AFI20240905BHJP(光学)
要約
【課題】 コアにおける通信波長帯域の波長の光の伝搬損失のばらつきが小さくても特定のコアを容易に識別し得るマルチコアファイバを提供する。
【解決手段】 伝送用マルチコアファイバ10は、複数のコア11a~11dと、それぞれのコア11a~11dを囲うクラッド12と、を備え、通信波長帯域以外の波長の測定光の伝搬損失がコア11aと他のコア11b~11dとで異なる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のコアと、
それぞれのコアを囲うクラッドと、
を備え、
通信波長帯域以外の波長の測定光の伝搬損失が特定の前記コアと他の前記コアとで異なる
ことを特徴とするマルチコアファイバ。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記測定光の特定の前記コアにおける伝搬損失と他の前記コアにおける伝搬損失との差が、0.1dB/km以上である
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項3】
前記測定光の波長が、1360nm以上1460nm以下である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項4】
前記測定光の波長が、前記通信波長帯域より短い
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項5】
前記測定光の特定の前記コアにおける伝搬損失と他の前記コアにおける伝搬損失との差が、前記通信波長帯域の波長の光の特定の前記コアにおける伝搬損失と他の前記コアにおける伝搬損失との差より大きい
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項6】
前記測定光の波長が、前記コアを伝搬する前記通信波長帯域の波長の光のモードより次数が一次高いモードの光が伝搬可能な波長以下である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項7】
前記測定光の波長が、800nm以上950nm以下である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項8】
前記測定光の波長が、360nm以上830nm未満である
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項9】
特定の前記コアとの距離が他の前記コアとの距離より小さいマーカーを備える
ことを特徴とする請求項1または2に記載のマルチコアファイバ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチコアファイバに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
光ファイバ通信装置の伝送容量増大を実現するために、導波路としての複数のコアの外周が1つのクラッドにより囲まれたマルチコアファイバを用いて、それぞれのコアを伝搬する光により、複数の信号を伝送させることが知られている。下記特許文献1には、このようなマルチコアファイバが記載されている。
【0003】
下記特許文献1のマルチコアファイバでは、複数のコアにおける特定のコアと他のコアとで伝搬損失が異なる。このため、この伝搬損失の違いに基づいて調芯を行うことができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-048645号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
光通信においては、それぞれのコアを伝搬する光の伝搬損失のばらつきを少なくしたいとの要望がある。この要望に対しては、上記特許文献1のマルチコアファイバにおいて、特定のコアと他のコアとの光の伝搬損失の差を小さくすることが考えられる。しかし、伝搬損失の差を小さくすると特定のコアを識別し難くなる。
【0006】
そこで、本発明は、コアにおける通信波長帯域の波長の光の伝搬損失のばらつきが小さくても特定のコアを容易に識別し得るマルチコアファイバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様1は、複数のコアと、それぞれのコアを囲うクラッドと、を備え、通信波長帯域以外の波長の測定光の伝搬損失が特定の前記コアと他の前記コアとで異なることを特徴とするマルチコアファイバである。
【0008】
態様1では、上記のように、通信波長帯域以外の波長の測定光の伝搬損失が特定のコアと他のコアとで異なる。このため、態様1によれば、コアにおける通信波長帯域の波長の光の伝搬損失のばらつきが小さくても、特定のコアを調べるために上記の測定光を用いてそれぞれのコアの伝搬損失を調べることで、特定のコアを容易に識別し得る。伝搬損失を調べる方法としては、例えば、OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)、OFDR(Optical Frequency Domain Reflectometry)、OLTS(Optical Loss Test Sets)等による測定が挙げられる。特に、OTDR及びOFDRを用いる場合、マルチコアファイバの一端側から光を入射させるだけで伝搬損失を調べることができる為、容易に測定が実現出来得る。
【0009】
本発明の態様2は、前記測定光の特定の前記コアにおける伝搬損失と他の前記コアにおける伝搬損失との差が、0.1dB/km以上であることを特徴とする態様1のマルチコアファイバである。
【0010】
一般的なマルチコアファイバにおけるコア同士の伝搬損失の差は0.1dB/km未満となる傾向にある。このため、態様2によれば、特定のコアを容易に識別し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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