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公開番号
2024118490
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-02
出願番号
2023024792
出願日
2023-02-21
発明の名称
光学装置及びフォーカス補正方法
出願人
レーザーテック株式会社
代理人
個人
主分類
G02B
7/28 20210101AFI20240826BHJP(光学)
要約
【課題】フォーカスの位置合わせを向上させることができる光学装置及びフォーカス補正方法を提供する。
【解決手段】本実施形態にかかる光学装置は、照明光L11が試料60で反射した検出光L12を検出する検出器20と、照明光L11で試料60を照明するとともに、試料60で反射した検出光L12を検出器20に導く光学系10と、光学系10に含まれる光学素子の位置のドリフト量を示す変位ドリフトを測定する変位測定部40と、変位ドリフトと、検出器20で検出された検出光L12が焦点を結ぶ場合の試料60と光学系10との間の距離のドリフト量を示すフォーカスドリフトと、の相関関係を記憶する記憶部52と、測定した変位ドリフトから、相関関係を用いることにより、フォーカスドリフトを予測する予測部53と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
照明光が試料で反射した反射光を検出する検出器と、
前記照明光で前記試料を照明するとともに、前記試料で反射した前記反射光を前記検出器に導く光学系と、
前記光学系に含まれる光学素子の位置のドリフト量を示す変位ドリフトを測定する変位測定部と、
前記変位ドリフトと、前記検出器で検出された前記反射光が焦点を結ぶ場合の前記試料と前記光学系との間の距離のドリフト量を示すフォーカスドリフトと、の相関関係を記憶する記憶部と、
測定した前記変位ドリフトから、前記相関関係を用いることにより、前記フォーカスドリフトを予測する予測部と、
を備えた光学装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記変位ドリフトは、前記光学素子の基準位置からの前記ドリフト量を示し、
前記フォーカスドリフトは、前記試料と前記光学系との間の基準となる基準距離からの前記ドリフト量を示す、
請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記変位測定部は、
前記光学素子に固定されたミラーと、
レーザ光を出射するレーザと、
前記ミラーに対して出射された前記レーザ光と、前記ミラーで反射した前記レーザ光との干渉から前記ミラーの位置を検出する干渉計と、
を含む、
請求項1に記載の光学装置。
【請求項4】
前記光学系は、凹面鏡及び凸面鏡を有するシュバルツシルト光学系を含み、
前記凸面鏡は、前記凸面鏡の光軸に平行な第1方向に延びた第1部材及び前記光軸に直交する第2方向に延びた第2部材を含むホルダに固定され、
前記ミラーは、前記第2部材を介して前記光学素子に固定され、
前記変位測定部は、前記第2方向に沿って出射したレーザ光と、前記ミラーで前記第2方向の逆向きに反射した前記レーザ光との干渉から前記位置を測定する、
請求項3に記載の光学装置。
【請求項5】
前記試料と、前記光学系との間の距離を制御する制御部と、
をさらに備え、
前記制御部は、前記予測部で予測された前記フォーカスドリフトに基づいて、前記距離を制御する、
請求項1に記載の光学装置。
【請求項6】
照明光が試料で反射した反射光を検出する検出器と、
前記照明光で前記試料を照明するとともに、前記試料で反射した前記反射光を前記検出器に導く光学系と、
を備えた光学装置のフォーカス補正方法であって、
前記光学系に含まれる光学素子の位置のドリフト量を示す変位ドリフトと、前記検出器で検出された前記反射光が焦点を結ぶ場合の前記試料と前記光学系との間の距離のドリフト量を示すフォーカスドリフトと、の相関関係を記憶させるステップと、
前記変位ドリフトを測定するステップと、
測定した前記変位ドリフトから、前記相関関係を用いることにより、前記フォーカスドリフトを予測するステップと、
を備えたフォーカス補正方法。
【請求項7】
前記変位ドリフトは、前記光学素子の基準位置からの前記ドリフト量を示し、
前記フォーカスドリフトは、前記試料と前記光学系との間の基準となる基準距離からの前記ドリフト量を示す、
請求項6に記載のフォーカス補正方法。
【請求項8】
前記光学装置は、変位測定部をさらに備え、
前記変位測定部は、
前記光学素子に固定されたミラーと、
レーザ光を出射するレーザと、
前記ミラーに対して出射された前記レーザ光と、前記ミラーで反射した前記レーザ光との干渉から前記ミラーの位置を検出する干渉計と、
を含み、
前記変位ドリフトを測定するステップにおいて、
前記ミラーに対して出射された前記レーザ光と、前記ミラーで反射した前記レーザ光との干渉から前記ミラーの位置を検出することにより、前記変位ドリフトを測定する、
請求項6に記載のフォーカス補正方法。
【請求項9】
前記光学系は、凹面鏡及び凸面鏡を有するシュバルツシルト光学系を含み、
前記凸面鏡は、前記凸面鏡の光軸に平行な第1方向に延びた第1部材及び前記光軸に直交する第2方向に延びた第2部材を含む支持部材に固定され、
前記ミラーは、前記第2部材を介して前記光学素子に固定され、
前記変位ドリフトを測定するステップにおいて、
前記第2方向に沿って出射したレーザ光と、前記ミラーで前記第2方向の逆向きに反射した前記レーザ光との干渉から前記位置を測定する、
請求項8に記載のフォーカス補正方法。
【請求項10】
前記フォーカスドリフトを予測するステップにおいて予測された前記フォーカスドリフトに基づいて、前記距離を制御するステップをさらに備えた、
請求項6に記載のフォーカス補正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、光学装置及びフォーカス補正方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、レンズ等を含む光学素子に測定光を透過させ、入射方向と反対側に取り付けたミラーからの反射光をCCD等のカメラで検出する測定システムが開示されている。特許文献1の測定システムは、レンズが膨張して光学素子内の光路が変化すると、カメラに記録される干渉パターンに変化が生じることから、この変化を基にミラーの形状変化を導き出し、マニピュレータを使って光学素子の位置を調整している。
【0003】
特許文献2及び特許文献3には、熱負荷により発生するミラー間隔の変化を距離センサで測定し、その測定結果に基づいて、ミラー間隔を調整するEUV露光装置が開示されている。特許文献2の距離センサには、レーザ干渉計や静電容量センサが用いられており、鏡筒内に取り付けられたミラーの位置をピエゾ素子等のアクチュエータを用いて調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2015―512145号公報
特開2008―130850号公報
特開2000-286189号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
例えば、EUVマスク等の試料を照明する照明光として、EUV光を用いる欠陥検査装置では、その焦点深度の浅さから1℃以内の温度変化による熱膨張でもデフォーカスが起きてしまう。このようなフォーカスドリフトを含む画像には、ボケが発生し、疑似欠陥として検出されることが問題となっている。
【0006】
本開示は、このような問題点を鑑みてなされたものであり、フォーカスの位置合わせを向上させることができる光学装置及びフォーカス補正方法を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の一態様にかかる光学装置は、照明光が試料で反射した反射光を検出する検出器と、前記照明光で前記試料を照明するとともに、前記試料で反射した前記反射光を前記検出器に導く光学系と、前記光学系に含まれる光学素子の位置のドリフト量を示す変位ドリフトを測定する変位測定部と、前記変位ドリフトと、前記検出器で検出された前記反射光が焦点を結ぶ場合の前記試料と前記光学系との間の距離のドリフト量を示すフォーカスドリフトと、の相関関係を記憶する記憶部と、測定した前記変位ドリフトから、前記相関関係を用いることにより、前記フォーカスドリフトを予測する予測部と、を備える。
【0008】
上記の光学装置では、前記変位ドリフトは、前記光学素子の基準位置からの前記ドリフト量を示し、前記フォーカスドリフトは、前記試料と前記光学系との間の基準となる基準距離からの前記ドリフト量を示してもよい。
【0009】
上記の光学装置では、前記変位測定部は、前記光学素子に固定されたミラーと、レーザ光を出射するレーザと、前記ミラーに対して出射された前記レーザ光と前記ミラーで反射した前記レーザ光との干渉から前記ミラーの位置を検出する干渉計と、を含んでもよい。
【0010】
上記の光学装置では、前記光学系は、凹面鏡及び凸面鏡を有するシュバルツシルト光学系を含み、前記凸面鏡は、前記凸面鏡の光軸に平行な第1方向に延びた第1部材及び前記光軸に直交する第2方向に延びた第2部材を含むホルダに固定され、前記ミラーは、前記第2部材を介して前記光学素子に固定され、前記変位測定部は、前記第2方向に沿って出射したレーザ光と、前記ミラーで前記第2方向の逆向きに反射した前記レーザ光との干渉から前記位置を測定してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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