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公開番号
2025047827
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156563
出願日
2023-09-21
発明の名称
レンズ駆動機構、レンズ装置及び撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250326BHJP(光学)
要約
【課題】小型で、衝撃に対して安定した駆動をすることが可能なレンズ駆動機構を提供する。
【解決手段】レンズ駆動機構は、レンズを保持し、光軸方向に移動可能な保持部材と、前記光軸方向に延在する送りねじと、前記送りねじを回転する駆動手段と、前記送りねじと噛み合う第1部分を備えた噛合部と、前記送りねじを挟んで前記第1部分に対向して配置される第2部分を有する対向部と、前記保持部材に対して接続された取付部と、を有するラックと、前記噛合部を前記送りねじに対して第1の力で付勢する第1弾性部材と、前記噛合部の第1当接部と前記対向部の第2当接部とを第2の力で互いに押圧するように付勢する第2弾性部材とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
レンズを保持し、光軸方向に移動可能な保持部材と、
前記光軸方向に延在する送りねじと、
前記送りねじを回転する駆動手段と、
前記送りねじと噛み合う第1部分を備えた噛合部と、前記送りねじを挟んで前記第1部分に対向して配置される第2部分を有する対向部と、前記保持部材に対して接続された取付部と、を有するラックと、
前記噛合部を前記送りねじに対して第1の力で付勢する第1弾性部材と、
前記噛合部の第1当接部と前記対向部の第2当接部とを第2の力で互いに押圧するように付勢する第2弾性部材とを有することを特徴とするレンズ駆動機構。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1当接部と前記第2当接部とが互いに当接した状態において、前記第1部分と前記第2部分の最も近接した部分の間隔は、前記送りねじの外径より小さいことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
【請求項3】
前記第1当接部と前記第2当接部とが互いに当接した状態において、前記第2部分は前記送りねじとの間に遊びを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動機構。
【請求項4】
前記第1の力は前記第2の力より小さいことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
【請求項5】
前記ラックは、前記取付部と前記対向部とを接続する弾性を有する接続部を有し、
前記第2の力がかけられていない状態で前記第1当接部と前記第2当接部とを当接させるために必要な前記接続部を弾性変形させる力を第3の力としたとき、前記第2弾性部材によって、前記第1当接部と前記第2当接部とが互いに当接した状態において、前記第1の力は、前記第2の力から前記第3の力を差し引いた力より小さいことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
【請求項6】
前記噛合部と前記対向部の一方に凸部を有し、
前記第1当接部と前記第2当接部とが互いに当接した状態において、前記噛合部と前記対向部の他方に、前記凸部と係合する凹部を有し、
前記第1当接部と前記第2当接部とが互いに当接した状態において、前記凸部と前記凹部が係合することにより、前記噛合部と前記対向部との前記送りねじの軸方向に対する相対移動を抑制することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
【請求項7】
前記第1部分は、前記送りねじと噛み合う第1ギア歯を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
【請求項8】
前記第2部分は、前記送りねじと噛み合う第2ギア歯を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
【請求項9】
前記第2部分は、前記送りねじの軸方向と平行な面を有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
【請求項10】
前記第1当接部は、3つの当接面で構成され、前記送りねじの軸方向に離間して配置された2つの当接面と、該2つの当接面に対して前記軸方向に垂直で前記2つの当接面に平行な方向に離間して設けられた1つの当接面とを含み、
前記第2当接部は、前記第1当接部に含まれる前記2つの当接面と前記1つの当接面それぞれと当接する3つの当接面から構成されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動機構。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ駆動機構、レンズ装置及び撮像装置関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの光学機器の小型化の要請に伴い、それに装着されるレンズ鏡筒の小型化も要求されている。また、バッテリーの小型化と撮影可能時間の長時間化のため、レンズ鏡筒の省電力化も求められている。
またそれらの光学機器ではレンズを保持するレンズ保持枠を光軸方向へ移動するために、モータの軸に接続された送りねじにラックを付勢するためのねじりコイルバネを使用する移動機構を採用している製品も多く見られる。
特許文献1は、レンズ鏡筒において、レンズ保持枠を光軸方向へ移動するためにモータとラックを用い、駆動時の揺れや異音を防止する目的でメインの歯と対向して送りねじを挟み込む歯を設け、その歯がラック本体と接続部で接続される構成を開示している。
特許文献2は、モータの負荷トルクを小さくするために、送りねじに対するラックの付勢力を小さくようにラックを二体に分ける構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-158069号公報
特開2014-194486号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
送りねじを本歯と挟み歯で挟み込む構造のラックでは、落下などの衝撃により、送りねじに対する本歯と挟み歯の噛み合いが外れてラックの位置がずれることで、撮影画像の乱れやボケをもたらす。歯飛び防止のために、特許文献1のような強い付勢力をラックと送りねじの間に作用させると両者間の摩擦力の増大によりモータの負荷が増大し、省電力化が妨げられ、レンズ鏡筒の大型化を招く。一方、衝撃が加えられていない通常状態では付勢された本歯のみが送りねじと係合する構造のラックにおいては、衝撃が加えられた時に送りねじの軸に対して本歯と反対側に配置された対向歯が送りねじのねじ山と係合してラックの送りねじの軸方向への位置ズレを防ぐ。しかし、本歯のみが送りねじに接触する場合、ラックの移動を安定にするためには本歯を送りねじに付勢する力を強くする必要があり、モータの負荷が増大し、省電力化が妨げられ、レンズ鏡筒の大型化を招く。
本発明では、小型で、衝撃に対して安定した駆動をすることが可能なレンズ駆動機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明のレンズ駆動機構は、レンズを保持し、光軸方向に移動可能な保持部材と、前記光軸方向に延在する送りねじと、前記送りねじを回転する駆動手段と、前記送りねじと噛み合う第1部分を備えた噛合部と、前記送りねじを挟んで前記第1部分に対向して配置される第2部分を有する対向部と、前記保持部材に対して接続された取付部と、を有するラックと、前記噛合部を前記送りねじに対して第1の力で付勢する第1弾性部材と、前記噛合部の第1当接部と前記対向部の第2当接部とを第2の力で互いに押圧するように付勢する第2弾性部材とを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、小型で、衝撃に対して安定した駆動をすることが可能なレンズ駆動機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明のレンズ鏡筒とカメラ装置の接続構成図である。
(a)、(b)フォーカス駆動手段及びフォーカス移動群の構成図である。
(a)、(b)ラックの成形状態と使用状態を示した拡大平面図である。
ラックの光軸方向の規制形状を示す側面図である。
(a)~(c)ラックの開閉方向の規制形状を示す矢視図である。
(a)、(b)送りねじとラックの係合を示す拡大平面図である。
(a)~(c)ラックの開き動作を説明するための側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
【0009】
以下、図1~7を参照しながら、本発明の実施例によるレンズ駆動機構について説明する。本実施例では交換式レンズを例に記述しているが、レンズ一体型の撮像装置であっても良い。また、本実施例には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが必須とは限らず、複数が任意に組み合わせられてもよい。更に、添付図面においては本実施例に係る装置を容易に理解できるようにするために実際とは異なる縮尺で描かれており、同一もしくは同様の構成については同一の参照番号を付し、重複した説明を省略する。
【0010】
図1は、本発明のレンズ装置100とカメラ装置200とから構成される撮像装置300の接続構成図である。
レンズ装置100は、レンズマウント101と、レンズCPU102と、レンズ操作部材103を有する。レンズマウント101は、レンズ装置100をカメラ装置200に機械的に接続する。レンズCPU102は、レンズ装置100の制御、カメラ装置200との通信、カメラ装置200に実装された機能の制御を行う。レンズ操作部材103は、レンズ装置100の各種機能の操作、選択、決定、制御を行う。
(【0011】以降は省略されています)
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