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公開番号
2025059693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023169938
出願日
2023-09-29
発明の名称
シート給送装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
B65H
3/48 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】シートの給送方向の長さが異なるシートに対して送風量を適切に設定する。
【解決手段】エア捌き部は、送風部と、第1吹出口と、第2吹出口とを有する。第1吹出口は、支持部に支持されたシートが第1シートと、第1シートより給送方向の長さが短い第2シートと、であるときに、シートに向けて空気を吹き付け可能な位置に配置され、第2吹出口は、支持部に支持されたシートが第1シートであるときに、シートに向けて空気を吹き付け可能な位置に配置される。制御部は、エア捌き部によりエア捌きを実行する際に(S1;YES)、支持部に支持されたシートが第1シートであるときは送風部の送風量を第1風量とし(S11)、支持部に支持されたシートが第2シートであるときは送風部の送風量を第1風量より大きい第2風量とする(S10)。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
シートを支持する支持部と、
前記支持部に支持されたシートを給送する給送部と、
前記支持部に支持されたシートの給送方向に直交する幅方向に移動可能に設けられ、かつ、前記支持部に支持されたシートの前記幅方向の位置を規制する規制部と、
空気を送風する送風部と、前記規制部に配置され、前記送風部から送風された空気を前記支持部に支持されたシートに対して前記幅方向に吹き付けてシートを捌く第1吹出口と、前記規制部において前記第1吹出口よりも前記給送方向の上流に配置され、前記送風部から送風された空気を前記支持部に支持されたシートに対して前記幅方向に吹き付けてシートを捌く第2吹出口と、前記送風部と前記第1吹出口と前記第2吹出口とを連通する連通路と、を有するエア捌き部と、
前記エア捌き部によりエア捌きを実行する際に、前記送風部の送風量を制御する制御部と、を備え、
前記第1吹出口は、前記支持部に支持されたシートが第1シートと、前記第1シートより前記給送方向の長さが短い第2シートと、であるときに、シートに向けて空気を吹き付け可能な位置に配置され、
前記第2吹出口は、前記支持部に支持されたシートが前記第1シートであるときに、シートに向けて空気を吹き付け可能な位置に配置され、
前記制御部は、前記エア捌き部によりエア捌きを実行する際に、前記支持部に支持されたシートが前記第1シートであるときは前記送風部の送風量を第1風量とし、前記支持部に支持されたシートが前記第2シートであるときは前記送風部の送風量を前記第1風量より大きい第2風量とする、
ことを特徴とするシート給送装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記支持部に支持されたシートが、前記第2シートと前記給送方向の長さが同じで前記第1吹出口に対向して位置し、かつ、前記幅方向の長さが前記第2シートより短い第3シートであるときは、前記送風部の送風を停止する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項3】
前記送風部は、送風ファンを有し、
前記制御部は、前記送風ファンの回転速度を上げることで前記送風量を大きくし、前記送風ファンの前記回転速度を下げることで前記送風量を小さくする、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項4】
前記支持部に支持されたシートを検知し、かつ、検知したシートが前記第1シートか前記第2シートかにより検知結果が変化するシート検知部を備え、
前記制御部は、前記シート検知部の検知結果に基づいて、前記送風部の送風量を前記第1風量及び前記第2風量のいずれか一方に切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記支持部に支持されたシートの前記給送方向の長さに関する情報が入力される入力部に入力された前記情報に基づいて、前記送風部の送風量を前記第1風量及び前記第2風量のいずれか一方に切り替える、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項6】
前記制御部は、環境情報を検知する環境検知部の検知結果に基づいて、前記送風部の送風量を変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項7】
前記環境情報は湿度であり、
前記制御部は、前記支持部に支持された前記第1シートに送風を行うときに、検知された湿度が第1湿度であるときの前記送風部の送風量よりも、検知された湿度が前記第1湿度より低い第2湿度であるときの前記送風部の送風量を小さくする、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項8】
前記環境情報は湿度であり、
前記制御部は、前記支持部に支持された前記第2シートに送風を行うときに、検知された湿度が第1湿度であるときの前記送風部の送風量よりも、検知された湿度が前記第1湿度より低い第2湿度であるときの前記送風部の送風量を小さくする、
ことを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記支持部に支持された前記第2シートに送風を行うときに、前記支持部に支持されたシートの種別を取得する種別取得部により取得されたシートの坪量が第1坪量であるときの前記送風部の送風量よりも、取得されたシートの坪量が前記第1坪量より大きい第2坪量であるときの前記送風部の送風量を大きくする、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
【請求項10】
前記支持部は、筐体に対して回動することにより開閉可能に設けられ、閉位置と開位置とに変位可能であり、かつ、前記開位置においてシートを支持する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを給送するシート給送装置と、これを利用する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置のカラー化、高画質化が普及してきている。この種の画像形成装置では、普通紙に画像形成するのでは要求される綺麗で見栄えのする成果物を得るには限界があるため、より綺麗で見栄えのする成果物を得られるようにコート紙や厚紙などの特殊紙が望まれるようになっている。従来、特殊紙を給送するために、画像形成装置の側壁に取付けられている手差し給送装置が用いられてきている。手差し給送装置により、画像形成装置内のカセット給送装置では設置できないサイズのシート(長尺紙、不定形サイズ、小サイズ紙)や、ストレート搬送路でないと搬送抵抗が大きくて送れない高剛度の厚紙などに対応することができる。ここで、コート紙は手差し給送装置のシートトレイに1枚だけ載置することでシート同士の吸着が発生しないようにして給送していたが、これでは生産性が悪いので生産性の向上が求められていた。
【0003】
そこで、コート紙等の互いに吸着するシートに対して、シート給送方向と略直交するシートの幅方向の側端に空気を吹き付けてシート束を捌くエア捌き装置を有するシート給送装置が開発されている(特許文献1参照)。このエア捌き装置は、空気をシート束の側端部に吹き付けることでシート間に空気を入り込ませ、シート間の吸着をほぐすものである。このエア捌き装置により、手差し給送装置に複数枚のコート紙等を積載して連続給送が可能となる。
【0004】
エア捌き装置によってシート間の吸着をほぐすためには、最適な送風量の空気を吹き付ける必要がある。このため、積載されたシートのシート種やシートサイズを特定し、シートの補充や入れ替えや取り出しを判別し、シートの残量の測定を行って、シート捌きの最適な送風量を決定するエア捌き装置が提案されている(特許文献2参照)。このエア捌き装置では、風量決定用テーブルおよび風量調整用テーブルを用いて、またシートの補充や取り出しの場合はその残量の変化量に基づいて、シート捌きの最適な送風量を決定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-256819号公報
特開2007-238239号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2に記載したシート給送装置では、例えば、シートの給送方向の長さが異なるシートに対して、風量をどのような大小関係で変更するかまでは開示されていない。このため、シートの長さに対して適切でない送風量の空気を吹き付けてシート捌きを行ってしまう虞がある。この場合、送風量が大きすぎると稼働音や消費電力が過剰になってしまい、送風量が小さすぎるとシートを十分に捌けない虞がある。
【0007】
本発明は、シートの給送方向の長さが異なるシートに対して送風量を適切に設定可能なシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様は、シートを支持する支持部と、前記支持部に支持されたシートを給送する給送部と、前記支持部に支持されたシートの給送方向に直交する幅方向に移動可能に設けられ、かつ、前記支持部に支持されたシートの前記幅方向の位置を規制する規制部と、空気を送風する送風部と、前記規制部に配置され、前記送風部から送風された空気を前記支持部に支持されたシートに対して前記幅方向に吹き付けてシートを捌く第1吹出口と、前記規制部において前記第1吹出口よりも前記給送方向の上流に配置され、前記送風部から送風された空気を前記支持部に支持されたシートに対して前記幅方向に吹き付けてシートを捌く第2吹出口と、前記送風部と前記第1吹出口と前記第2吹出口とを連通する連通路と、を有するエア捌き部と、前記エア捌き部によりエア捌きを実行する際に、前記送風部の送風量を制御する制御部と、を備え、前記第1吹出口は、前記支持部に支持されたシートが第1シートと、前記第1シートより前記給送方向の長さが短い第2シートと、であるときに、シートに向けて空気を吹き付け可能な位置に配置され、前記第2吹出口は、前記支持部に支持されたシートが前記第1シートであるときに、シートに向けて空気を吹き付け可能な位置に配置され、前記制御部は、前記エア捌き部によりエア捌きを実行する際に、前記支持部に支持されたシートが前記第1シートであるときは前記送風部の送風量を第1風量とし、前記支持部に支持されたシートが前記第2シートであるときは前記送風部の送風量を前記第1風量より大きい第2風量とすることを特徴とするシート給送装置である。
【0009】
本発明の他の一態様は、上記のシート給送装置と、前記シート給送装置により給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、シートの給送方向の長さが異なるシートに対して送風量を適切に設定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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