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公開番号
2024115040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-26
出願番号
2023020481
出願日
2023-02-14
発明の名称
光ファイバ、医療機器、照明機器、及びプローブ
出願人
東レ株式会社
代理人
主分類
G02B
6/02 20060101AFI20240819BHJP(光学)
要約
【課題】 照射範囲が広く引張強度に優れ、さらに黄色みの少ない白色光を出射することができる光ファイバと、それを用いた医療機器、照明用機器、眼科手術照明用プローブを提供する。
【解決手段】 コアとクラッドを有する光ファイバであって、
525nmにおける透光損失が2,500dB/km以下であり、
下記式で表される降伏点応力係数が40以上であり、
前記コアが、ガラス転移温度Tgが137℃以上147℃以下で、屈折率が1.55以上である重合体1を含む、光ファイバ。
式: 降伏点応力係数 = 降伏点応力(N)/(ファイバ径(mm))
2
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
コアとクラッドを有する光ファイバであって、
525nmにおける透光損失が2,500dB/km以下であり、
下記式で表される降伏点応力係数が40以上であり、
前記コアが、ガラス転移温度Tgが137℃以上147℃以下で、屈折率が1.55以上である重合体1を含む、光ファイバ。
式: 降伏点応力係数 = 降伏点応力(N)/(ファイバ径(mm))
2
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記重合体1がポリカーボネートである、請求項1に記載の光ファイバ。
【請求項3】
前記コアと接するクラッドが重合体2を含み、
前記重合体2の屈折率が、コアの屈折率よりも0.18以上小さい、請求項1または2に記載の光ファイバ。
【請求項4】
前記コアと接するクラッドが重合体2を含み、
前記重合体2が、フッ化ビニリデン35重量%以下を共重合成分として含む、請求項1に記載の光ファイバ。
【請求項5】
前記重合体2が、
ヘキサフルオロプロピレン10~35重量%
テトラフルオロエチレン45~75重量%
フッ化ビニリデン5~35重量%
パーフルオロアルキルビニルエーテル1~15重量%
を共重合成分として含む、請求項4に記載の光ファイバ。
【請求項6】
前記クラッドが積層構成である、請求項1に記載の光ファイバ。
【請求項7】
最外層のクラッドが、エチレンを共重合成分として含む重合体3を含む、請求項6に記載の光ファイバ。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の光ファイバを有する医療機器。
【請求項9】
請求項1~7のいずれかに記載の光ファイバを有する照明機器。
【請求項10】
請求項1~7のいずれかに記載の光ファイバを有する眼科手術照明用プローブ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバとそれを用いた医療機器、照明用機器、眼科手術照明用プローブに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
内視鏡手術や眼科手術においては、一般的に、光ファイバの一端から光を入射させ、出射端面から光を照射させて患部を観察する方法がとられている。光の照射角度が大きいほど、患部周辺を広く観察することができるため、開口数の大きい光ファイバが好ましく用いられる。
【0003】
一般に、光ファイバの開口数を大きくするためには、高屈折率のコアと低屈折率のクラッドを組み合わせることが有効である。このようなコアとクラッドの組み合わせとして、例えば、コアにポリカーボネート樹脂やノルボルネン系樹脂を用いた光ファイバが開示されている(特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭61-210303号公報
特開2000-275448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に係る光ファイバは、粘度が低く紡糸温度が低いため、強度が弱く連続紡糸時に糸切れしてしまうなど、生産性の課題があった。
【0006】
また、特許文献2に係る光ファイバは、低波長領域の透光損失が大きく出射光が黄色に着色するため、医療用途での使用に適さない課題があった。
【0007】
そこで、本発明は、照射範囲が広く引張強度に優れ、さらに黄色みの少ない白色光を出射することができる光ファイバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明は、以下である。
(1)
コアとクラッドを有する光ファイバであって、
525nmにおける透光損失が2,500dB/km以下であり、
下記式で表される降伏点応力係数が40以上であり、
前記コアが、ガラス転移温度Tgが137℃以上147℃以下で、屈折率が1.55以上である重合体1を含む、光ファイバ。
【0009】
式: 降伏点応力係数 = 降伏点応力(N)/(ファイバ径(mm))
2
(2)
前記重合体1がポリカーボネートである、前記(1)に記載の光ファイバ。
(3)
前記コアと接するクラッドが重合体2を含み、
前記重合体2の屈折率が、コアの屈折率よりも0.18以上小さい、前記(1)又は(2)2に記載の光ファイバ。
(4)
前記コアと接するクラッドが重合体2を含み、
前記重合体2が、フッ化ビニリデン35重量%以下を共重合成分として含む、前記(1)~(3)のいずれかに記載の光ファイバ。
(5)
前記重合体2が、
ヘキサフルオロプロピレン10~35重量%
テトラフルオロエチレン45~75重量%
フッ化ビニリデン5~35重量%
パーフルオロアルキルビニルエーテル1~15重量%
を共重合成分として含む、前記(1)~(4)のいずれかに記載の光ファイバ。
(6)
前記クラッドが積層構成である、前記(1)~(5)のいずれかに記載の光ファイバ。
(7)
最外層のクラッドが、エチレンを共重合成分として含む重合体3を含む、前記(1)~(6)のいずれかに記載の光ファイバ。
(8)
前記(1)~(7)のいずれかに記載の光ファイバを有する医療機器。
(9)
前記(1)~(7)のいずれかに記載の光ファイバを有する照明機器。
(10)
前記(1)~(7)のいずれかに記載の光ファイバを有する眼科手術照明用プローブ。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、照射範囲が広く引張強度に優れ、さらに黄色みの少ない白色光を出射することができる光ファイバを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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