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公開番号
2024124182
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-12
出願番号
2023032177
出願日
2023-03-02
発明の名称
通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04L
65/1083 20220101AFI20240905BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】複数のコネクションを用いて同時に並行してデータ転送を行う際に転送エラーが発生しても、早期に復帰するための技術を提供する。
【解決手段】通信装置であって、外部装置に対してデータ転送のために複数のコネクションを確立する接続手段と、前記複数のコネクションを用いて前記外部装置へデータを転送する転送手段と、前記転送手段における転送エラーを検知する検知手段と、前記検知手段により前記複数のコネクションのうちの1つのコネクションで転送エラーが検知された場合に、前記1つのコネクションを切断するとともに前記複数のコネクションのうちの前記1つのコネクション以外の他のコネクションも切断する制御手段とを備える。
【選択図】 図5
特許請求の範囲
【請求項1】
外部装置に対してデータ転送のために複数のコネクションを確立する接続手段と、
前記複数のコネクションを用いて前記外部装置へデータを転送する転送手段と、
前記転送手段における転送エラーを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記複数のコネクションのうちの1つのコネクションで転送エラーが検知された場合に、前記1つのコネクションを切断するとともに前記複数のコネクションのうちの前記1つのコネクション以外の他のコネクションも切断する制御手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記接続手段は、第1外部装置に対してデータ転送のために複数の第1コネクションを確立し、第2外部装置に対してデータ転送のために複数の第2コネクションを確立し、
前記転送手段は、前記複数の第1コネクションを用いて前記第1外部装置へデータを転送し、前記複数の第2コネクションを用いて前記第2外部装置へデータを転送し、
前記制御手段は、前記検知手段により前記複数の第1コネクションのうちの1つのコネクションで転送エラーが検知された場合に、
前記1つのコネクションを切断するとともに前記複数の第1コネクションのうちの前記1つのコネクション以外の他のコネクションも切断し、
前記第2外部装置に対して確立された前記複数の第2コネクションを切断しない
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記接続手段は、第1の通信設定に基づいて、前記第1外部装置に対して前記複数の第1コネクションを確立し、前記第1の通信設定とは異なる第2の通信設定に基づいて、前記第2外部装置に対して前記複数の第2コネクションを確立することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記接続手段は、第1の通信設定に基づいて前記外部装置に対してデータ転送のために複数の第1コネクションを確立し、第2の通信設定に基づいて前記外部装置に対してデータ転送のために複数の第2コネクションを確立し、
前記転送手段は、前記複数の第1コネクション及び前記複数の第2コネクションを用いて前記外部装置へデータを転送し、
前記制御手段は、前記検知手段により前記複数の第1コネクションのうちの1つのコネクションで転送エラーが検知された場合に、
前記1つのコネクションを切断するとともに前記複数の第1コネクションのうちの前記1つのコネクション以外の他のコネクションも切断し、
前記複数の第2コネクションを切断しない
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項5】
前記第1の通信設定は、LANの種類が無線LANであることを示す情報を含み、
前記第2の通信設定は、前記LANの種類が有線LANであることを示す情報を含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
【請求項6】
前記検知手段は、前記接続手段が前記外部装置に対して前記複数のコネクションを確立する接続処理におけるエラーを検知可能であり、
前記制御手段は、同時に確立可能なコネクション数に制限が設けられている外部装置へ接続する場合、前記検知手段により前記複数のコネクションのすべてのコネクションで接続処理のエラーが検知された場合に通信動作を終了させることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項7】
前記制御手段は、同時に確立可能なコネクション数に制限が設けられている外部装置へ接続する場合、前記検知手段により前記複数のコネクションの少なくとの1つコネクションで接続処理のエラーが検知されていない場合には、前記通信動作を継続させることを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
【請求項8】
ユーザから通信設定の選択を受け付ける選択手段をさらに備え、
前記接続手段は、前記通信設定に基づいて、前記外部装置に対して前記複数のコネクションを確立することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項9】
前記接続手段は、前記制御手段により前記1つのコネクション及び前記他のコネクションを含む前記複数のコネクションのすべてが切断された場合、前記外部装置に対して前記複数のコネクションを再び確立する再接続処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
【請求項10】
前記転送手段は、FTP(File Transfer Protocol)またはFTPS(File Transfer Protocol over SSL/TLS)を転送プロトコルとして使用することを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の通信装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信装置、通信装置の制御方法及びプログラムに関し、特に通信装置間で複数ファイルを並列して転送する技術に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、パーソナルコンピュータ、デジタルカメラ、ゲーム機、タブレット端末、携帯電話機など、多くの電子機器にカメラ機能および通信機能が搭載されており、これら電子機器間でのデータ送受信が実現されている。電子機器のなかには、FTP(File Transfer Protocol)サーバと接続し、カメラで撮影した画像データをFTPサーバに転送するものもある。電子機器とFTPサーバとの間の通信は、2つのTCP(Transmission Control Protocol)コネクションを使用して行われる。ひとつはコントロールコネクションと呼ばれ、ログインや転送方法の設定など、通信の制御を行うためのコマンドのやり取りに使用される。もうひとつはデータコネクションと呼ばれ、データの送受信に使用される。電子機器とFTPサーバとの間でこれら2本のコネクションを、それぞれ複数確立することにより、やり取り可能なデータ量を増やし、データ転送を高速化することができる。特許文献1には、転送データをN分割し、N本のコネクションでデータを送受信する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-305643号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一方で、データ転送を複数のデータコネクションで行うにあたり、エラー時のハンドリングもそれに応じた対応が必要である。
【0005】
例えば、クライアントとサーバとの間の通信経路上でトラブルが発生し、クライアントの要求に対するサーバの応答が得られない状況になったとする。ひとつのコネクションで応答待ちのタイムアウトによりエラーを検出すると、同じ通信経路を使用し同じサーバと通信をしている他のコネクションに関しても、同様にサーバの応答待ちのタイムアウトエラーとなる。このとき、最初のコネクションがエラーになってから最後のコネクションがエラーになるまでの時間に誤差がある。これは各コネクションの要求を出すタイミングの違いにより、応答待ちの開始にずれがあるためである。サーバの応答が得られない状況になった場合、電子機器の通信機能を一度リセットし物理接続からやり直すことで、サーバとの通信を復帰できることがある。特にカメラなど持ち運びが可能な電子機器の場合、周囲の通信環境の変化から通信に不具合が生じることが多く、通信機能のリセットは効果的に働くことが多い。
【0006】
しかしながら、通信機能のリセットを行うためにはすべてのコネクションがエラーである必要がある。ひとつのコネクションでエラーを検知していても、他のコネクションがサーバの応答待ち状態であれば、電子機器は通信中の状態であり、リセットおよび再接続処理を開始できない。例えば、新聞社などのスポーツカメラマンは、スタジアム等で撮影した写真を1秒でも早く会社のサーバに転送したいというニーズがあり、このような通信トラブルを早期に解決することが望まれている。
【0007】
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、複数のコネクションを用いて並行してデータ転送を行う際に転送エラーが発生しても、早期に復帰するための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成する本発明の一態様による通信装置は、
外部装置に対してデータ転送のために複数のコネクションを確立する接続手段と、
前記複数のコネクションを用いて前記外部装置へデータを転送する転送手段と、
前記転送手段における転送エラーを検知する検知手段と、
前記検知手段により前記複数のコネクションのうちの1つのコネクションで転送エラーが検知された場合に、前記1つのコネクションを切断するとともに前記複数のコネクションのうちの前記1つのコネクション以外の他のコネクションも切断する制御手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数のコネクションを用いて並行してデータ転送を行う際に転送エラーが発生しても、切断後に速やかに再接続処理に移行することができるため、転送エラーから早期に復帰することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る通信装置の一例であるデジタルカメラ100の構成を示すブロック図
一実施形態に係るデジタルカメラ100とFTPサーバ200との接続形態を模式的に表す図
(a)-(b)一実施形態に係る通信設定の例を示す図
(a)-(f)一実施形態に係るFTP画像転送を行う際のデジタルカメラ100の表示画面の例を示す図
(a)一実施形態に係るFTP画像転送を行う際にデジタルカメラ100が実施する処理の手順を示すフローチャート、(b)実施形態1に係るデジタルカメラ100が実施する転送処理の手順を示すフローチャート フローチャート
実施形態2に係る複数の外部装置と通信する際にデジタルカメラ100が実施する転送処理の手順を示すフローチャート
実施形態3に係るデジタルカメラ100が実施する接続処理の手順を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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