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公開番号2024123990
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031853
出願日2023-03-02
発明の名称作業機械
出願人ヤンマーホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E02F 9/16 20060101AFI20240905BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】暖房装置の適切なレイアウトを実現しやすい作業機械を提供することを目的とする。
【解決手段】作業機械3は、走行部と、旋回部32と、搭乗室4と、暖房装置1と、を備える。旋回部32は、走行部の上方に配置され、平面視において走行部に対して旋回可能である。搭乗室4は、旋回部32上に位置し、搭乗席41を有する。暖房装置1は、搭乗室4に臨む位置に配置された熱出力部10から搭乗室4内に熱を送ることにより搭乗室4の暖房を行う。暖房装置1の熱出力部10は、搭乗席41の足元位置Pf1の前方に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
走行部と、
前記走行部の上方に配置され、平面視において前記走行部に対して旋回可能な旋回部と、
前記旋回部上に位置し、搭乗席を有する搭乗室と、
前記搭乗室に臨む位置に配置された熱出力部から前記搭乗室内に熱を送ることにより前記搭乗室の暖房を行う暖房装置と、を備え、
前記暖房装置の前記熱出力部は、前記搭乗席の足元位置の前方に配置されている、
作業機械。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前後方向において前記熱出力部と前記搭乗席との間には、前記搭乗室に搭乗するオペレータによって操作される操作部が配置されている、
請求項1に記載の作業機械。
【請求項3】
前記暖房装置の本体ユニットは、前記熱出力部と一体に前記搭乗席の足元位置の前方に配置されている、
請求項1又は2に記載の作業機械。
【請求項4】
前記暖房装置の少なくとも一部は、前記旋回部の前面から前方に突出している、
請求項1又は2に記載の作業機械。
【請求項5】
前記暖房装置は、平面視において、前記旋回部の旋回時に前記旋回部が占める仮想円の内側に収まるように配置されている、
請求項1又は2に記載の作業機械。
【請求項6】
前記搭乗席の前方には防護柵が配置されており、
前記暖房装置は前記防護柵に支持されている、
請求項1又は2に記載の作業機械。
【請求項7】
前記旋回部上における前記搭乗席の側方には作業機が配置されている、
請求項1又は2に記載の作業機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搭乗室の暖房を行う暖房装置を備える作業機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
関連技術として、搭乗室(運転部)に暖房装置(ヒータ装置)を備える作業車両(掘削作業車)が知られている(例えば、特許文献1参照)。関連技術に係る作業機械では、暖房装置は、搭乗室の床部上に設置される本体ユニット(ヒータ装置本体部)と、本体ユニットに取り付けられて本体ユニットを覆うカバー体と、を備える。カバー体は、本体ユニットの送風口部から送出された温風を吹き出す熱出力部(吹出口)を有する。
【0003】
関連技術において、暖房装置は、床部上において、左右方向について乗降口側(左側)と反対側となる右側の位置に配置されている。つまり、暖房装置は、搭乗席(運転席)に着座したオペレータの足の右方の位置となる、搭乗席の前下方の右側の位置に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-172855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記関連技術の構成では、搭乗席の足元位置の側方(右側)に配置された暖房装置からの熱(温風)は、搭乗席に着座する搭乗者(オペレータ)の片脚(右脚)を集中的に加熱することとなり、両脚を均等に温めることが難しい。さらに、超小旋回形又は後方超小旋回形といった作業機械においては、搭乗室の左右方向の寸法にあまり余裕がなく、そもそも暖房装置を設置できない可能性もある。
【0006】
本発明の目的は、暖房装置の適切なレイアウトを実現しやすい作業機械を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る作業機械は、走行部と、旋回部と、搭乗室と、暖房装置と、を備える。前記旋回部は、前記走行部の上方に配置され、平面視において前記走行部に対して旋回可能である。前記搭乗室は、前記旋回部上に位置し、搭乗席を有する。前記暖房装置は、前記搭乗室に臨む位置に配置された熱出力部から前記搭乗室内に熱を送ることにより前記搭乗室の暖房を行う。前記暖房装置の前記熱出力部は、前記搭乗席の足元位置の前方に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、暖房装置の適切なレイアウトを実現しやすい作業機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態1に係る作業機械を示す左前方から見た概略斜視図である。
図2は、実施形態1に係る作業機械の概略左側面図である。
図3は、実施形態1に係る作業機械の概略正面図である。
図4は、実施形態1に係る作業機械の要部を示し、図1の領域Z1を拡大した概略斜視図である。
図5は、実施形態1に係る作業機械の要部を示し、図2の領域Z1を拡大した概略左側面図、及び図3の領域Z1を拡大した概略正面図である。
図6は、実施形態1に係る作業機械の要部を示し、左後方から見た概略斜視図である。
図7は、実施形態1に係る作業機械の要部を示し、左後方から見た概略分解斜視図である。
図8は、実施形態1に係る作業機械の概略平面図である。
図9は、実施形態2に係る作業機械を示す左前方から見た概略斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する趣旨ではない。
(【0011】以降は省略されています)

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