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公開番号2024123754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031405
出願日2023-03-01
発明の名称駐車管理システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類G08G 1/14 20060101AFI20240905BHJP(信号)
要約【課題】駐車場と電力のやりとりを行なう施設の電力需要との連携をより良好に行なう。
【解決手段】第1駐車スペースおよび第2駐車スペースを含む複数の駐車スペースを有する所定施設の駐車管理システムは、第1駐車スペースの駐車に関する第1駐車情報および第1駐車スペースに駐車している車両に関する第1車両情報を管理する第1情報管理部と、第2駐車スペースの駐車に関する第2駐車情報および第2駐車スペースに駐車している車両に関する第2車両情報を管理する第2情報管理部と、第2駐車スペースに駐車可能なスペースが存在するスペース条件の成立を第2情報管理部の第2駐車情報に基づいて判定すると共に、第2駐車スペースに移動可能な車両が存在する移動可能条件の成立を第1駐車管理部の第1車両情報に基づいて判定する条件判定部とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1駐車スペースおよび第2駐車スペースを含む複数の駐車スペースを有する所定施設の駐車管理システムであって、
前記第1駐車スペースの駐車に関する第1駐車情報および前記第1駐車スペースに駐車している車両に関する第1車両情報を管理する第1情報管理部と、
前記第2駐車スペースの駐車に関する第2駐車情報および前記第2駐車スペースに駐車している車両に関する第2車両情報を管理する第2情報管理部と、
前記第2駐車スペースに駐車可能なスペースが存在するスペース条件の成立を前記第2情報管理部の前記第2駐車情報に基づいて判定すると共に、前記第2駐車スペースに移動可能な車両が存在する移動可能条件の成立を前記第1駐車管理部の第1車両情報に基づいて判定する条件判定部と、
を備える駐車管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載の駐車管理システムであって、
前記条件判定部によって前記スペース条件の成立と前記移動可能条件の成立とが判定されたときに、前記移動可能条件が成立している車両を前記第2駐車スペースに移動する移動指示を出力する移動指示出力部、
を備える駐車管理システム。
【請求項3】
請求項2記載の駐車管理システムであって、
前記移動指示出力部は、前記車両の移動が自動運転による場合には前記車両に移動指示を出力し、前記車両の移動が前記所定施設の管理人による場合には管理側端末に移動指示を出力する、
駐車管理システム。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちのいずれか1つの請求項に記載の駐車管理システムであって、
前記第1駐車スペースは、駐車している車両に搭載されたバッテリの充電が可能な充電可能駐車スペースであり、
前記第2駐車スペースは、駐車している車両に搭載されたバッテリの放電が可能な放電可能駐車スペースである、
駐車管理システム。
【請求項5】
請求項4記載の駐車管理システムであって、
前記移動可能条件は、車両に搭載されたバッテリの蓄電割合が第1所定蓄電割合以上である条件である、
駐車管理システム。
【請求項6】
請求項1ないし3のうちのいずれか1つの請求項に記載の駐車管理システムであって、
前記第1駐車スペースは、駐車している車両に搭載されたバッテリの放電が可能な充電可能駐車スペースであり、
前記第2駐車スペースは、駐車している車両に搭載されたバッテリの充電が可能な放電可能駐車スペースである、
駐車管理システム。
【請求項7】
請求項6記載の駐車管理システムであって、
前記移動可能条件は、車両に搭載されたバッテリの蓄電割合が第2所定蓄電割合未満である条件である、
駐車管理システム。
【請求項8】
請求項1ないし3のうちのいずれか1つの請求項に記載の駐車管理システムであって、
前記第1駐車スペースは、駐車している車両に搭載されたバッテリの充電が可能な充電可能駐車スペースであり、
前記第2駐車スペースは、駐車している車両をユーザに引き渡す引渡駐車スペースである、
駐車管理システム。
【請求項9】
請求項8記載の駐車管理システムであって、
前記移動可能条件は、車両に搭載されたバッテリの蓄電割合がユーザによって指定された指定蓄電割合である条件である、
駐車管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、駐車管理システムに関し、詳しくは、第1駐車スペースおよび第2駐車スペースを含む複数の駐車スペースを有する所定施設の駐車管理システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、駐車場に設置された蓄電池とこの蓄電池用の交直電力変換装置と電動自動車用の充放電スタンドとを有するシステムにおいて、充放電スタンドまたは交直電力変換装置からも負荷に電力を供給することが可能なものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムでは、充放電スタンドまたは交直電力変換装置から負荷に電力を供給することにより、商用電力系統の異常時でも負荷に電力を供給できるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-010442号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載されたバッテリの充放や放電が可能な駐車場では、駐車場と電力のやりとりを行なう施設における電力需要と連携することが必要となる。駐車場としては、駐車している車両に搭載されたバッテリの充電が可能な充電駐車スペースや駐車している車両に搭載されたバッテリの放電が可能な放電駐車スペースを含む複数の駐車スペースを有するものが想定される。こうした駐車場では、車両を長期間に亘って同一の駐車スペースに駐車すると、駐車場と電力のやりとりを行なう施設の電力需要との連携を良好に行なうことができなくなってしまう。
【0005】
本開示の駐車管理システムは、駐車場と電力のやりとりを行なう施設の電力需要との連携をより良好に行なうことを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の駐車管理システムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の駐車管理システムは、
第1駐車スペースおよび第2駐車スペースを含む複数の駐車スペースを有する所定施設の駐車管理システムであって、
前記第1駐車スペースの駐車に関する第1駐車情報および前記第1駐車スペースに駐車している車両に関する第1車両情報を管理する第1情報管理部と、
前記第2駐車スペースの駐車に関する第2駐車情報および前記第2駐車スペースに駐車している車両に関する第2車両情報を管理する第2情報管理部と、
前記第2駐車スペースに駐車可能なスペースが存在するスペース条件の成立を前記第2情報管理部の前記第2駐車情報に基づいて判定すると共に、前記第2駐車スペースに移動可能な車両が存在する移動可能条件の成立を前記第1駐車管理部の第1車両情報に基づいて判定する条件判定部と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
本開示の駐車管理システムでは、第1情報管理部により第1駐車スペースの駐車に関する第1駐車情報と第1駐車スペースに駐車している車両に関する第1車両情報とが管理され、第2情報管理部により第2駐車スペースの駐車に関する第2駐車情報と第2駐車スペースに駐車している車両に関する第2車両情報とが管理される。そして、条件判定部により、第2駐車スペースに駐車可能なスペースが存在するスペース条件の成立を第2情報管理部の第2駐車情報に基づいて判定すると共に、第2駐車スペースに移動可能な車両が存在する移動可能条件の成立を第1駐車管理部の第1車両情報に基づいて判定する。こうしたスペース条件が成立しているときに移動可能条件が成立している車両を第2駐車スペースに移動することにより、駐車場と電力のやりとりを行なう施設の電力需要との連携をより良好に行なうことができる。
【0009】
本開示の駐車管理システムにおいて、前記条件判定部によって前記スペース条件の成立と前記移動可能条件の成立とが判定されたときに、前記移動可能条件が成立している車両を前記第2駐車スペースに移動する移動指示を出力する移動指示出力部を備えるものとしてもよい。この場合、前記移動指示出力部は、前記車両の移動が自動運転による場合には前記車両に移動指示を出力し、前記車両の移動が前記所定施設の管理人による場合には管理側端末に移動指示を出力するものとしてもよい。車両の移動が自動運転による場合には、車両は移動指示に基づいて第2駐車スペースに自動運転により移動させることができる。車両の移動が所定施設の管理人による場合には、所定施設の管理人に第2駐車スペースに移動させるべき車両を知らせることができる。
【0010】
本開示の駐車管理システムにおいて、前記第1駐車スペースは駐車している車両に搭載されたバッテリの充電が可能な充電可能駐車スペースであり、前記第2駐車スペースは駐車している車両に搭載されたバッテリの放電が可能な放電可能駐車スペースであるものとしてもよい。この場合、前記移動可能条件は、車両に搭載されたバッテリの蓄電割合が第1所定蓄電割合以上である条件であるものとしてもよい。こうすれば、バッテリの蓄電割合が第1所定蓄電割合以上である車両を第2駐車スペースに移動させてバッテリの蓄電割合が第1所定蓄電割合未満の車両の第1駐車スペースへの受け入れを可能とすることができる。この結果、第1駐車スペースにおける車両に搭載されたバッテリへの充電をより良好なものとすると共に第2駐車スペースにおける車両に搭載されたバッテリから所定施設への放電をより良好なものとすることができる。第1所定蓄電割合としては、満充電に近い値、例えば90%や95%などを用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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