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公開番号2024122772
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030501
出願日2023-02-28
発明の名称加熱ユニット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】加熱ユニットを組み立てるときにヒータがホルダから脱落するのを抑制する。
【解決手段】加熱ユニット2は、ヒータ10と、ベルト50と、ホルダ20と、ステイ40と、クリップ70と、を備える。ヒータ10は、第1面10Aおよび第1面10Aと反対側の面である第2面を有する。ベルト50は、ヒータ10の周りを回転する無端状である。ベルト50は、内周面が第1面10Aと接触する。ホルダ20は、ヒータ10を支持する。ホルダ20は、ヒータ10の第2面側を支持する支持面を有する。ステイ40は、ヒータ10とは反対側からホルダ20を支持する。クリップ70は、ホルダ20およびステイ40を挟んで保持する。クリップ70は、ホルダ20にヒータ10が支持された状態で、ヒータ10が外れるのを防止する第1部分81であって、第1面10Aと直交する方向から見てヒータ10と重なる第1部分81を有する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
第1面および前記第1面と反対側の面である第2面を有するヒータであって、長手方向に延びた基板と、前記基板に配置される抵抗発熱体と、を有するヒータと、
前記ヒータの周りを回転する無端状のベルトであって、内周面が前記第1面と接触するベルトと、
前記ヒータを支持するホルダであって、前記ヒータの前記第2面側を支持する支持面を有するホルダと、
前記ヒータとは反対側から前記ホルダを支持するステイと、
前記ホルダおよび前記ステイを挟んで保持するクリップと、を備え、
前記クリップは、前記ホルダに前記ヒータが支持された状態で、前記ヒータが外れるのを防止する第1部分であって、前記第1面と直交する方向から見て前記ヒータと重なる第1部分を有することを特徴とする加熱ユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記クリップは、少なくとも、前記長手方向における前記ホルダの一端部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項3】
前記長手方向において、前記クリップは、前記ベルトの配置領域の外に位置することを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項4】
前記クリップは、
前記ステイと係合する第1係合部と、
前記ホルダと係合する第2係合部と、
前記第1係合部と、前記第2係合部と、を連結する第1連結部と、を有し、
前記第1部分は、前記第2係合部に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項5】
前記クリップは、
前記第1係合部とは異なる位置で前記ステイと係合する第3係合部と、
前記第2係合部とは異なる位置で前記ホルダと係合する第4係合部と、
前記第3係合部と、前記第4係合部と、を連結する第2連結部と、を有し、
前記第1部分は、前記第2係合部と、前記第4係合部と、連結していることを特徴とする請求項4に記載の加熱ユニット。
【請求項6】
前記ステイは、
前記第1面と直交する直交方向に延び、一端が前記ホルダと接触する第1壁と、
前記直交方向に延び、一端が前記ホルダと接触する第2壁であって、前記第1壁と前記基板の短手方向に間隔をあけて配置された第2壁と、
前記第1壁の他端と、前記第2壁の他端を連結する第3壁と、を有し、
前記第1係合部は、前記第1壁に係合し、
前記第3係合部は、前記第2壁に係合していることを特徴とする請求項5に記載の加熱ユニット。
【請求項7】
前記支持面から前記第1部分までの距離は、前記基板の厚さより大きいことを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項8】
前記クリップは、金属線からなることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項9】
前記クリップは、金属線からなり、
前記ステイは、前記第1壁に形成され、前記クリップの一端が入り込む第1穴と、前記第2壁に形成され、前記クリップの他端が入り込む第2穴と、を有し、
前記クリップは、前記一端が前記第1穴に入り込み、前記他端が前記第2穴に入り込んだ状態で、前記ホルダを前記ステイに保持する係合状態と、前記ホルダを前記ステイに保持しない解除状態と、の間で回転可能であることを特徴とする請求項6に記載の加熱ユニット。
【請求項10】
前記ホルダは、前記基板の短手方向に延びた第1溝であって、前記第1部分が入り込む第1溝を有することを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、板状のヒータを有する加熱ユニットに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、板状のヒータを有する加熱ユニットが知られている(特許文献1参照)。この加熱ユニットでは、板状のヒータを保持したホルダがステイに組み付けられ、定着ベルトに内周面に配置されている。ホルダをステイに組み付ける場合、ステイの係合部とホルダの被係合部が係合するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-131654号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、加熱ユニットを組み立てるときにヒータがホルダから脱落するおそれがあった。
【0005】
そこで、本発明は、加熱ユニットを組み立てるときにヒータがホルダから脱落するのを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明に係る加熱ユニットは、ヒータと、ベルトと、ホルダと、ステイと、クリップと、を備える。
ヒータは、第1面および第1面と反対側の面である第2面を有する。ヒータは、長手方向に延びた基板と、基板に配置される抵抗発熱体と、を有する。ベルトは、ヒータの周りを回転する無端状である。ベルトは、内周面が第1面と接触する。ホルダは、ヒータを支持する。ホルダは、ヒータの第2面側を支持する支持面を有する。ステイは、ヒータとは反対側からホルダを支持する。クリップは、ホルダおよびステイを挟んで保持する。
クリップは、ホルダにヒータが支持された状態で、ヒータが外れるのを防止する第1部分であって、第1面と直交する方向から見てヒータと重なる第1部分を有する。
【0007】
ホルダおよびステイを挟んで保持するクリップが、ヒータが外れるのを防止する第1部分を有するため、加熱ユニットを定着装置のフレームなどに組み付けるときにヒータがホルダから脱落するのを抑制できる。
【0008】
また、クリップは、少なくとも、長手方向におけるホルダの一端部に配置されていてもよい。
【0009】
また、長手方向において、クリップは、ベルトの配置領域の外に位置してもよい。
【0010】
クリップがベルトの配置領域の外に位置するため、クリップがベルトの移動の邪魔にならない。
(【0011】以降は省略されています)

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