TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024122653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023030315
出願日2023-02-28
発明の名称加熱ユニット
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240902BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】ヒータに対する、保安素子の、ヒータの長手方向の位置の精度を向上できる加熱ユニットを提供する。
【解決手段】加熱ユニットは、基板11および基板11に配置される抵抗発熱体を有するヒータ10と、ヒータ10の周りを回転する無端状のベルトと、サーモスタット62(保安素子)と、サーモスタット62を保持するカバー100と、ヒータ10とカバー100を支持するホルダ30とを備える。サーモスタット62は、ヒータ10に対向して配置される感熱部62Bを有し、ホルダ30は、感熱部62Bが入り込む貫通穴361を有する。長手方向において、貫通穴361の大きさは、感熱部62Bの大きさよりも大きい。カバー100は、サーモスタット62の長手方向の位置を決める素子位置決め部を有し、ホルダ30は、凹部371Aとカバー100の凸部150との嵌合によってカバー100の長手方向の位置を決める第1壁部371を有する。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
第1面および前記第1面と反対側の面である第2面を有するヒータであって、長手方向に延びた基板と、前記基板に配置される抵抗発熱体と、を有するヒータと、
前記ヒータの周りを回転する無端状のベルトであって、内周面が前記ヒータの前記第1面と接触するベルトと、
前記ヒータが閾値以上に昇温した場合に前記抵抗発熱体への通電を遮断する保安素子であって、前記ヒータの前記第2面に直交する方向において前記ヒータの前記第2面に対向して配置される感熱部を有する保安素子と、
前記保安素子を保持するカバーと、
前記ヒータと前記カバーを支持するホルダであって、前記感熱部が入り込む貫通穴を有するホルダと、を備え、
前記長手方向において、前記貫通穴の大きさは、前記感熱部の大きさよりも大きく、
前記カバーは、前記保安素子の前記長手方向の位置を決める素子位置決め部を有し、
前記ホルダは、前記カバーの前記長手方向の位置を決めるカバー位置決め部を有することを特徴とする加熱ユニット。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記カバーに対する前記保安素子の前記長手方向の位置を決めた状態、かつ、前記ホルダに対する前記カバーの前記長手方向の位置を決めた状態で、前記長手方向において、前記感熱部と、前記貫通穴の縁との間には、隙間があることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項3】
前記素子位置決め部は、前記長手方向において対向する、第1嵌合部および第2嵌合部を有し、
前記保安素子は、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部との間に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項4】
前記カバーは、前記基板の短手方向において対向する、第1カバー壁および第2カバー壁を有し、
前記保安素子は、前記第1カバー壁と前記第2カバー壁との間に配置され、
前記第1嵌合部は、
前記第1カバー壁から前記第2カバー壁に向けて突出する第1突出部と、
前記第2カバー壁から前記第1カバー壁に向けて突出する第2突出部と、を含み、
前記第2嵌合部は、
前記第1カバー壁から前記第2カバー壁に向けて突出する第3突出部であって、前記長手方向において前記第1突出部と対向する第3突出部と、
前記第2カバー壁から前記第1カバー壁に向けて突出する第4突出部であって、前記長手方向において前記第2突出部と対向する第4突出部と、を含み、
前記保安素子は、前記第1突出部と前記第3突出部との間に嵌合し、かつ、前記第2突出部と前記第4突出部との間に嵌合していることを特徴とする請求項3に記載の加熱ユニット。
【請求項5】
前記カバーは、前記基板の短手方向において対向する、第1カバー壁および第2カバー壁を有し、
前記保安素子は、前記第1カバー壁と前記第2カバー壁との間に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項6】
前記カバー位置決め部は、前記長手方向に延びる第1壁部であって、前記基板の短手方向において前記カバーに対向して配置される第1壁部であり、
前記第1壁部および前記カバーの一方は、他方に向けて突出する凸部を有し、
前記第1壁部および前記カバーの他方は、前記凸部が嵌合する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項7】
前記保安素子を前記ヒータに向けて付勢する付勢部材を備え、
前記凸部は、前記付勢部材の付勢方向に延びるリブ状であり、
前記凹部は、前記付勢方向に延びる溝状であることを特徴とする請求項6に記載の加熱ユニット。
【請求項8】
前記ホルダは、前記基板の短手方向において対向する、第1壁部および第2壁部を有し、
前記カバーは、
前記第1壁部と前記第2壁部との間に配置され、
前記第1壁部に向けて突出する少なくとも1つの第1突起と、前記第2壁部に向けて突出する少なくとも1つの第2突起と、を有し、
前記第1突起が前記第1壁部に当接し、前記第2突起が前記第2壁部に当接していることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項9】
前記感熱部は、前記基板の短手方向において、前記貫通穴に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
【請求項10】
前記保安素子は、前記長手方向における前記感熱部の一方側に位置する第1端子と、前記長手方向における前記感熱部の他方側に位置する第2端子と、を有し、
加熱ユニットは、前記第1端子に接続された第1ケーブルと、前記第2端子に接続された第2ケーブルと、を備え、
前記カバーは、
前記第1ケーブルと前記ヒータとの間に配置された第1規制部であって、前記第1ケーブルが接触可能な第1規制部と、
前記第2ケーブルと前記ヒータとの間に配置された第2規制部であって、前記第2ケーブルが接触可能な第2規制部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の加熱ユニット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置の定着装置などに用いられる加熱ユニットに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、加熱ユニットとして、面状のヒータと、ヒータの周りを回転する無端状のベルトと、ヒータを保持する保持部材と、サーモスタットと、サーモスタットを介して保持部材と対向するカバー部材とを備えるものが知られている(特許文献1)。この加熱ユニットにおいて、保持部材には、サーモスタットの底部の形状と対応する開口が形成されており、サーモスタットは、底部が保持部材の開口に挿入されてヒータと対向している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-101673号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、加熱ユニットにおいては、ヒータに対する、サーモスタットのような保安素子の位置の精度が高いことが望まれる。
【0005】
そこで、ヒータに対する、保安素子の、ヒータの長手方向の位置の精度を向上できる加熱ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
加熱ユニットは、ヒータと、ベルトと、保安素子と、カバーと、ホルダと、を備える。
ヒータは、第1面および第1面と反対側の面である第2面を有するヒータであって、長手方向に延びた基板と、基板に配置される抵抗発熱体と、を有する。
ベルトは、ヒータの周りを回転する無端状のベルトであって、内周面がヒータの第1面と接触する。
保安素子は、ヒータが閾値以上に昇温した場合に抵抗発熱体への通電を遮断する保安素子であって、ヒータの第2面に直交する方向においてヒータの第2面に対向して配置される感熱部を有する。
カバーは、保安素子を保持する。
ホルダは、ヒータとカバーを支持するホルダであって、感熱部が入り込む貫通穴を有する。
長手方向において、貫通穴の大きさは、感熱部の大きさよりも大きい。
カバーは、保安素子の長手方向の位置を決める素子位置決め部を有する。
ホルダは、カバーの長手方向の位置を決めるカバー位置決め部を有する。
【0007】
保安素子を保持するカバーが素子位置決め部を有し、ヒータとカバーを支持するホルダがカバー位置決め部を有することで、ホルダに対する保安素子の長手方向の位置の精度を向上できる。これにより、ホルダに支持されたヒータに対する、保安素子の長手方向の位置の精度を向上できる。
【0008】
カバーに対する保安素子の長手方向の位置を決めた状態、かつ、ホルダに対するカバーの長手方向の位置を決めた状態で、長手方向において、感熱部と、貫通穴の縁との間には、隙間がある構成であってもよい。
【0009】
素子位置決め部は、長手方向において対向する、第1嵌合部および第2嵌合部を有し、保安素子は、第1嵌合部と第2嵌合部との間に嵌合している構成であってもよい。
【0010】
保安素子をホルダの第1嵌合部と第2嵌合部との間に嵌合させるという簡単な構造で、カバーに対して保安素子を長手方向に位置決めできる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
印刷版の製造方法
14日前
キヤノン株式会社
撮像装置
27日前
キヤノン株式会社
撮像装置
4日前
東レ株式会社
ポジ型感光性組成物
4日前
株式会社リコー
画像形成装置
25日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
2か月前
株式会社リコー
画像形成装置
8日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
8日前
株式会社リコー
画像形成装置
5日前
株式会社リコー
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
シャープ株式会社
画像形成装置
29日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
11日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
14日前
キヤノン株式会社
トナー
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
キヤノン株式会社
トナー
2か月前
三洋化成工業株式会社
トナーバインダー
1か月前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
キヤノン株式会社
定着クリーニング
14日前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
画像形成装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
カートリッジ
25日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
12日前
ブラザー工業株式会社
定着装置
8日前
シャープ株式会社
画像形成装置
2か月前
続きを見る