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公開番号
2024122347
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-09
出願番号
2023029840
出願日
2023-02-28
発明の名称
二置換メタン誘導体の製造方法
出願人
株式会社トクヤマ
,
国立大学法人大阪大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07C
41/18 20060101AFI20240902BHJP(有機化学)
要約
【課題】本発明は、二置換メタン誘導体を高収率で得ることができる二置換メタン誘導体の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、下記式(I):
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で表されるケトン誘導体(I)と水素化ホウ素アルカリ金属塩とを、炭素数1以上5以下の一価アルコールを含む溶媒中で接触させた後、得られた反応混合物とチタン化合物とを接触させて、下記式(II):
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024122347000020.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">16</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">149</com:WidthMeasure> </com:Image>
[両式中、R
1
及びR
2
は独立して、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基等]
で表される二置換メタン誘導体(II)を製造する方法を提供する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記式(II):
JPEG
2024122347000016.jpg
18
152
[式中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立して、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、置換基を有していてもよいヘテロシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していてもよいアリールアルキル基、又は、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を表す。]
で表される二置換メタン誘導体(II)を製造する方法であって、
下記式(I):
JPEG
2024122347000017.jpg
27
151
[式中、R
1
及びR
2
は、前記と同義である。]
で表されるケトン誘導体(I)と水素化ホウ素アルカリ金属塩とを、炭素数1以上5以下の一価アルコールを含む溶媒中で接触させた後、得られた反応混合物とチタン化合物とを接触させる工程を含む、方法。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
R
1
及びR
2
が、それぞれ独立して、置換基を有していてもよいアリール基である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
水素化ホウ素アルカリ金属塩が、水素化ホウ素ナトリウムである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
炭素数1以上5以下の一価アルコールが、メタノールである、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
チタン化合物が、下記式(III):
JPEG
2024122347000018.jpg
13
148
[式中、
R
3
は、ハロゲン原子であり、
R
4
は、置換基を有していてもよいアルキル基であり、
r及びsは、r+s=3又は4を満たす0~4の整数である。]
で表されるチタン塩又はその溶媒和物である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
チタン化合物が、塩化チタン(IV)である、請求項5に記載の方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、二置換メタン誘導体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
SGLT-2阻害剤は、抗糖尿病薬として有用である。なお、「SGLT-2」は、ナトリウム-グルコース共輸送担体-2を意味する。SGLT-2阻害剤としては、例えば、カナグリフロジン(1-(β-D-グリコピラノシル)-4-メチル-3-[5-(4-フルオロフェニル)-2-チエニルメチル]ベンゼン)、エンパグリフロジン((1S)-1,5-アンヒドロ-1-C-{4-クロロ-3-[(4-{[(3S)-オキソラン-3-イル]オキシ}フェニル)メチル]フェニル}-D-グルシトール)、イプラグリフロジン((1S)-1,5-アンヒドロ-1-C-{3-[(1-ベンゾチオフェン-2-イル)メチル]-4-フルオロフェニル}-D-グルシトール-(2S)-ピロリジン-2-カルボン酸)、ダパグリフロジン((2S,3R,4R,5S,6R)-2-[4-クロロ-3-(4-エチルオキシベンジル)フェニル]-6-(ヒドロキシメチル)テトラヒドロ-2H-ピラン-3,4,5-チオール)等が知られている。
【0003】
ジアリールメタン化合物等の二置換メタン誘導体は、抗糖尿病薬等の医薬品原薬の合成中間体として有用な化合物である(非特許文献1)。
【0004】
ジアリールメタン化合物の製造方法としては、ジアリールケトン誘導体を、四塩化チタン等のチタン化合物の存在下、水素化ホウ素ナトリウム等の還元剤を使用して還元して、ジアリールメタン化合物を製造する方法が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/230864号パンフレット
【非特許文献】
【0006】
Cem.Rev,2017,117,pp.1687-1764
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の方法では、目的の還元反応が進行せず、ジアリールケトン誘導体の二量体が主生成物として生じる場合がある。このような現象は、ジアリールケトン誘導体として電子供与性の低いものを使用する場合に顕著となる。例えば、ジアリールケトン誘導体として(5-ブロモ-2-クロロフェニル)(4-エトキシフェニル)メタノン(BCEK)を使用する場合、特許文献1に記載の方法では、下記式に示すように、二量体(4)が主生成物として生じる。二量体(4)の収率は97%に及ぶ場合がある(比較例1参照)。
【0008】
JPEG
2024122347000001.jpg
45
157
【0009】
本発明は、二置換メタン誘導体を高収率で得ることができる二置換メタン誘導体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、以下の発明を包含する。
[1]下記式(II):
JPEG
2024122347000002.jpg
18
156
[式中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立して、置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を有していてもよいシクロアルキル基、置換基を有していてもよいヘテロシクロアルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいヘテロアリール基、置換基を有していてもよいアリールアルキル基、又は、置換基を有していてもよいアリールアルケニル基を表す。]
で表される二置換メタン誘導体(II)を製造する方法であって、
下記式(I):
JPEG
2024122347000003.jpg
27
153
[式中、R
1
及びR
2
は、前記と同義である。]
で表されるケトン誘導体(I)と水素化ホウ素アルカリ金属塩とを、炭素数1以上5以下の一価アルコールを含む溶媒中で接触させた後、得られた反応混合物とチタン化合物とを接触させる工程を含む、方法。
[2]R
1
及びR
2
が、それぞれ独立して、置換基を有していてもよいアリール基である、[1]に記載の方法。
[3]水素化ホウ素アルカリ金属塩が、水素化ホウ素ナトリウムである、[1]又は[2]に記載の方法。
[4]炭素数1以上5以下の一価アルコールが、メタノールである、[1]~[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5]チタン化合物が、下記式(III):
JPEG
2024122347000004.jpg
13
152
[式中、
R
3
は、ハロゲン原子であり、
R
4
は、置換基を有していてもよいアルキル基であり、
r及びsは、r+s=3又は4を満たす0~4の整数である。]
で表されるチタン塩又はその溶媒和物である、[1]~[4]のいずれか一項に記載の方法。
[6]チタン化合物が、塩化チタン(IV)である、[5]に記載の方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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