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公開番号2024122286
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029738
出願日2023-02-28
発明の名称エアタンク固定構造、及び、車両
出願人いすゞ自動車株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類F17C 13/08 20060101AFI20240902BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】 フレームにエアタンクを固定する際の組み立て工数を少なくすることが可能なエアタンク及びエアタンク固定構造を提供する。
【解決手段】 エアタンクは、押出材で形成される周方向にシームレスな筒状の胴体と、前記胴体の外周に位置し、前記胴体と同時に前記押出材で形成され、前記押出材の押出方向に沿って延びる第1の延出部と、前記胴体の両端に取り付けられ、前記胴体の両端を閉塞する鏡板とを有する。前記第1の延出部は、固定部材を用いてフレームに直接固定するための第1の座面を有する。
【選択図】 図2


特許請求の範囲【請求項1】
アルミニウム材又はアルミニウム合金材の押出材で形成される周方向にシームレスな筒状の胴体と、
前記胴体の外周に位置し、前記胴体と同時に前記押出材で形成され、前記押出材の押出方向に沿って延びる第1の延出部と、
前記胴体の両端に取り付けられ、前記胴体の両端を閉塞する鏡板と、
を有し、
前記第1の延出部は、固定部材を用いてフレームに直接固定するための第1の座面を有する、エアタンク。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1の延出部は、前記胴体の前記外周の曲面上に設けられる、請求項1に記載のエアタンク。
【請求項3】
前記胴体と同時に前記押出材で前記胴体の前記外周に前記胴体に一体的に形成され、前記第1の延出部に対して前記胴体の前記外周の周方向に離間し、前記押出材の前記押出方向に沿って延びる第2の延出部を有し、
前記第2の延出部は、前記エアタンク内にエアを導入、及び/又は、前記エアタンク内からエアを導出するためのコネクタが接続される第2の座面を有する、請求項1又は請求項2に記載のエアタンク。
【請求項4】
前記胴体と同時に前記押出材で前記胴体の前記外周に前記胴体に一体的に形成され、前記第1の延出部に対して前記胴体の前記外周の周方向に離間し、前記押出材の前記押出方向に沿って延びる第3の延出部を有し、
前記第3の延出部は、物体が取り付けられる第3の座面を有する、請求項1又は請求項2に記載のエアタンク。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のエアタンクと、
前記エアタンクの前記第1の座面を固定するためのフレームと、
前記第1の座面を前記フレームに複数箇所で直接固定する固定部材と
を有する、エアタンク固定構造。
【請求項6】
前記第1の座面には、前記固定部材で前記押出材の押出方向に離間するように前記フレームが固定される、請求項5に記載のエアタンク固定構造。
【請求項7】
前記エアタンクの前記第1の座面のうち、前記フレームとの当接面は平面であり、
前記フレームのうち、前記第1の座面との当接面は平面である、
請求項5に記載のエアタンク固定構造。
【請求項8】
請求項5に記載のエアタンク固定構造と、
少なくとも4つの車輪と
を有する車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアタンク、エアタンク固定構造、及び、車両に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両には、圧縮空気等の流体の貯留部としてアルミニウム材又はアルミニウム合金材の押出材で形成される胴体部を有するエアタンクが搭載される。例えば、特許文献1に開示されているように、トラック、バス等の大型車両には、エアコンプレッサにより圧縮された圧縮空気を貯留するエアタンクが搭載される。圧縮空気は、例えば、ブレーキ、エアサスペンション等の車両用エア機器に供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-242989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アルミニウム材又はアルミニウム合金材の胴体部を有するエアタンクの胴体を車両等のフレームに固定する場合、例えば特許文献1のように、フレームとエアタンクとの間にブラケットを介して接続している。この場合、ブラケットとエアタンクとの接続、及び、ブラケットとフレームとの接続など、フレームにエアタンクを固定する際に適宜の組み立て工数が生じ得る。
【0005】
この発明は、フレームにアルミニウム材又はアルミニウム合金材の胴体部を有するエアタンクの胴体部を固定する際の組み立て工数を少なくすることが可能なエアタンク、エアタンク固定構造、及び、車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るエアタンクは、アルミニウム材又はアルミニウム合金材の押出材で形成される周方向にシームレスな筒状の胴体と、前記胴体の外周に位置し、前記胴体と同時に前記押出材で形成され、前記押出材の押出方向に沿って延びる第1の延出部と、前記胴体の両端に取り付けられ、前記胴体の両端を閉塞する鏡板とを有する。前記第1の延出部は、固定部材を用いてフレームに直接固定するための第1の座面を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、フレームにエアタンクを固定する際の組み立て工数を少なくすることが可能なエアタンク、エアタンク固定構造、及び、車両を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るエアタンク固定構造を有する車両の一例を示す概略的な上面図。
実施形態に係るエアタンク固定構造を示す概略的な斜視図。
図2に示すエアタンクを図2とは異なる視点から見た斜視図。
図3に示すエアタンクの第2の座面を正面から見たエアタンクの図。
図4中のIV-IV線に沿うエアタンクの胴部の断面図。
コネクタが接続される第2の座面を示す概略図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1から図6を参照しながら、車両1に対するエアタンク固定構造10の実施形態について説明する。
【0010】
図1に示す車両1は、例えば4つ以上の車輪2を有するとともに、エアタンク14が取り付けられるフレーム12を有する。車両1は、車両1のエンジン、モータ等の動力源3を駆動させると、トランスミッション4を介して車輪2に駆動力が伝達され、移動し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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