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公開番号2024122077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029404
出願日2023-02-28
発明の名称バスバー保持構造、バスバー保持部材及び電池モジュール
出願人古河電気工業株式会社,古河AS株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H01M 50/507 20210101AFI20240902BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】被覆電線にかかる負荷を軽減できるバスバー保持構造、バスバー保持部材及び電池モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】バスバー保持構造6は、被覆電線40が導体接続部33に接続された導通部材3と、導通部材3を保持するバスバー保持部材5とで構成され、バスバー保持部材5には、並列方向Lに沿って被覆電線40を収容するハーネス収容部51と、ハーネス収容部51の幅方向Wに向けて導通部材3を配置するバスバー保持部52とが備えられ、ハーネス収容部51における、導通部材3の導体接続部33より前方側LFに、ハーネス収容部51の外部と収容空間Sとを連通する電線挿通口53が設けられて、被覆電線40は、並列方向Lに沿って導体接続部33に接続され、導体接続部33に接続された被覆電線40が、電線挿通口53を挿通して、収容空間Sにおける電線挿通口53の前方側LFに配索されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体が導体接続部に接続されたバスバーと、前記バスバーを保持するバスバー保持部材とで構成され、
前記バスバー保持部材には、
長手方向に沿って前記被覆電線を収容する収容空間を有する電線収容部と、
前記電線収容部の前記長手方向と交差する交差方向に向けて前記バスバーを配置するバスバー配置部とが備えられ、
前記電線収容部における、前記バスバー配置部に配置された前記バスバーの前記導体接続部より前記長手方向の一方側に、前記電線収容部の外部と前記収容空間とを連通する連通口が設けられ、
前記露出導体は、前記長手方向に沿って前記導体接続部に接続され、
前記導体接続部に接続された前記被覆電線が、前記連通口を挿通して、前記収容空間における前記連通口の前記一方側に配索された
バスバー保持構造。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記電線収容部は、前記被覆電線を載置する電線載置部と、前記電線載置部から立設する一対の側壁部とで、前記長手方向に沿った開口を有する凹状に構成され、
前記導体接続部が、前記側壁部に配置された
請求項1に記載のバスバー保持構造。
【請求項3】
前記バスバー配置部は、前記長手方向に沿って複数設けられ、
前記電線収容部には、前記収容空間に収容された前記被覆電線の少なくとも一部を前記交差方向に対して位置規制する位置規制部が設けられた
請求項1又は請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項4】
複数の前記連通口における所定の前記連通口よりも前記一方側において、前記収容空間における前記バスバー配置部が配置された側に前記位置規制部が設けられ、
前記連通口は、前記長手方向に沿って前記一方側に向けて延出する一方側延出部を有する
請求項3に記載のバスバー保持構造。
【請求項5】
複数の前記連通口における所定の前記連通口よりも他方側において、前記収容空間における前記バスバー配置部が配置された側と反対側に前記位置規制部が設けられ、
前記連通口は、前記長手方向に沿って前記他方側に向けて延出する他方側延出部を有する
請求項3に記載のバスバー保持構造。
【請求項6】
前記連通口は、
前記長手方向に沿って延出する延出部を有する
請求項1又は請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項7】
前記バスバー配置部は、前記長手方向に沿って複数設けられ、
前記連通口は、前記長手方向に沿って延出する延出部を有し、
前記延出部は、前記電線載置部に対する高さが異なり、
前記被覆電線は、前記導体接続部における前記延出部の高さに対応した位置に接続された
請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項8】
前記連通口は、前記開口と連通している
請求項2に記載のバスバー保持構造。
【請求項9】
前記位置規制部は、前記長手方向に沿って複数設けられ、
複数の前記位置規制部は、前記長手方向の他方側から前記一方側に向かうに伴い、前記交差方向と反対側から前記交差方向の側に段階的に設けられた
請求項3に記載のバスバー保持構造。
【請求項10】
導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体と接続されたバスバーを保持するバスバー保持部材であって、
長手方向に沿って前記被覆電線を収容する収容空間を有する電線収容部と、
前記電線収容部の前記長手方向と交差する交差方向に向けて前記バスバーを配置するバスバー配置部とが備えられ、
前記バスバーは、前記露出導体が前記長手方向に沿って接続された導体接続部を有し、
前記電線収容部における、前記バスバー配置部に配置された前記バスバーの前記導体接続部より前記長手方向の一方側に、前記電線収容部の外部と前記収容空間とを連通するとともに、前記導体接続部に接続された前記被覆電線を挿通して、前記収容空間における前記長手方向の前記一方側に配索する連通口が設けられた
バスバー保持部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、電線と電気的に接続されるバスバーをバスバー保持部材で保持したバスバー保持構造、バスバー保持部材及び電池モジュールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
電気車両やハイブリッド車両に搭載される電池モジュールは、並列配置された複数の電池と、被覆電線の一端に接続されたバスバーとが接続されており、バスバーを介して被覆電線に接続された電子機器類に電力を供給することができる。このような電池モジュールの一例として、バスバーを収容可能に構成されたバスバー配置部と、バスバーに接続された被覆電線を収容する電線収容部とを備えたバスバー保持部材を有する電池モジュールが特許文献1に開示されている。
【0003】
この電池モジュールでは、電線収容部の収容された被覆電線(幹線)の長手方向と直交する方向にバスバー配置部が設けられ、電線収容部に収容された被覆電線(幹線)から分岐された枝線の先端部分に接続されたバスバーをバスバー配置部に配置することで、バスバーを所定の位置で保持できるとされている。
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示された電池モジュールでは、枝線が電線収容部と直交する方向に導出されていることから、枝線が幹線に対して急な角度で湾曲している。このため、被覆電線に負荷がかかるおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-56385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこでこの発明は、被覆電線にかかる負荷を軽減できるバスバー保持構造、バスバー保持部材及び電池モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体が導体接続部に接続されたバスバーと、前記バスバーを保持するバスバー保持部材とで構成され、前記バスバー保持部材には、長手方向に沿って前記被覆電線を収容する収容空間を有する電線収容部と、前記電線収容部の前記長手方向と交差する交差方向に向けて前記バスバーを配置するバスバー配置部とが備えられ、前記電線収容部における、前記バスバー配置部に配置された前記バスバーの前記導体接続部より前記長手方向の一方側に、前記電線収容部の外部と前記収容空間とを連通する連通口が設けられ、前記露出導体は、前記長手方向に沿って前記導体接続部に接続され、前記導体接続部に接続された前記被覆電線が、前記連通口を挿通して、前記収容空間における前記連通口の前記一方側に配索されたことを特徴とする。
【0008】
またこの発明は、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体と接続されたバスバーを保持するバスバー保持部材であって、長手方向に沿って前記被覆電線を収容する収容空間を有する電線収容部と、前記電線収容部の前記長手方向と交差する交差方向に向けて前記バスバーを配置するバスバー配置部とが備えられ、前記バスバーは、前記露出導体が前記長手方向に沿って接続された導体接続部を有し、前記電線収容部における、前記バスバー配置部に配置された前記バスバーの前記導体接続部より前記長手方向の一方側に、前記電線収容部の外部と前記収容空間とを連通するとともに、前記導体接続部に接続された前記被覆電線を挿通して、前記収容空間における前記長手方向の前記一方側に配索する連通口が設けられたことを特徴とする。
【0009】
さらにこの発明は、並列配置された複数の電池と、前記電池と電気的に接続される、導体を絶縁被覆で被覆した被覆電線と、前記被覆電線の先端部分の前記絶縁被覆を剥いで露出させた露出導体が接続された導体接続部を有するバスバーと、前記バスバーを保持するバスバー保持部材とで構成され、前記バスバー保持部材には、長手方向に沿って前記被覆電線を収容する収容空間を有する電線収容部と、前記電線収容部の前記長手方向と交差する交差方向に向けて前記バスバーを配置するバスバー配置部とが備えられ、前記電線収容部における、前記バスバー配置部に配置された前記バスバーの前記導体接続部より前記長手方向の一方側に、前記電線収容部の外部と前記収容空間とを連通する連通口が設けられ、前記露出導体は、前記長手方向に沿って前記導体接続部に接続され、前記導体接続部に接続された前記被覆電線が、前記連通口を挿通して、前記収容空間における前記連通口の前記一方側に配索された電池モジュールであることを特徴とする。
【0010】
前記バスバー配置部は、前記電線収容部から交差方向に延出する構成や、前記電線収容部を構成する構成要素の一部分であってもよい。
前記連通口は、前記バスバー配置部に配置された前記バスバーの前記導体接続部より前記一方側に設けていれば、特にその形状に限定はなく、例えば前記電線収容部を貫通する窓や前記電線収容部に形成された開口と連通する切り欠き形状などであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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