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公開番号2024121999
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029287
出願日2023-02-28
発明の名称物品搬送設備
出願人株式会社ダイフク
代理人弁理士法人R&C
主分類B65G 1/137 20060101AFI20240902BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】走行禁止エリア以外の複数のエリア間で搬送車を適切に移動させる。
【解決手段】制御装置は、第2エリアA2を走行禁止エリアに設定した場合には第2エリアA2における搬送車1の走行を禁止すると共に、第1エリアA1及び第3エリアA3における搬送車1の走行は許容する。搬送車1は、第2エリアA2の走行が禁止されている状態での第1エリアA1と第3エリアA3との間での移動を、第2走行フロアF2における第2接続経路Rc2を介して行う。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
物品を搬送する搬送車と、前記搬送車が走行可能な第1走行フロア及び第2走行フロアと、前記第1走行フロアと前記第2走行フロアとの間で前記搬送車を昇降させる複数のリフタと、前記物品の搬送を制御する制御装置と、を備えた物品搬送設備であって、
複数の前記リフタには、互いに水平方向に離間して配置された第1リフタ、第2リフタ、第3リフタ、第4リフタ、第5リフタ、及び第6リフタが含まれ、
前記第1走行フロアには、前記第1リフタと前記第2リフタとを繋ぐ第1走行経路と、前記第3リフタと前記第4リフタとを繋ぐ第2走行経路と、前記第5リフタと前記第6リフタとを繋ぐ第3走行経路と、が並んで配置されていると共に、前記第1走行経路と前記第2走行経路とを繋ぐ部分と前記第2走行経路と前記第3走行経路と繋ぐ部分とを有する第1接続経路が設けられ、
前記第2走行フロアには、前記第1リフタと前記第2リフタとを繋ぐ第4走行経路と、前記第3リフタと前記第4リフタとを繋ぐ第5走行経路と、前記第5リフタと前記第6リフタとを繋ぐ第6走行経路と、が並んで配置されていると共に、前記第4走行経路と前記第5走行経路とを繋ぐ部分と前記第5走行経路と前記第6走行経路とを繋ぐ部分とを有する第2接続経路が設けられ、
前記第1走行フロアには、前記第1走行経路を含むと共に前記第2走行経路及び前記第3走行経路を含まない第1エリアと、前記第2走行経路を含むと共に前記第1走行経路及び前記第3走行経路を含まない第2エリアと、前記第3走行経路を含むと共に前記第1走行経路及び前記第2走行経路を含まない第3エリアと、が設定され、
前記制御装置は、前記第1エリアと前記第2エリアと前記第3エリアとのそれぞれを、前記搬送車の走行を禁止する走行禁止エリアに設定可能に構成され、
前記制御装置は、
前記第1エリアを前記走行禁止エリアに設定した場合には前記第1エリアにおける前記搬送車の走行を禁止すると共に、前記第2エリア及び前記第3エリアにおける前記搬送車の走行は許容し、
前記第3エリアを前記走行禁止エリアに設定した場合には前記第3エリアにおける前記搬送車の走行を禁止すると共に、前記第1エリア及び前記第2エリアにおける前記搬送車の走行は許容し、
前記第2エリアを前記走行禁止エリアに設定した場合には前記第2エリアにおける前記搬送車の走行を禁止すると共に、前記第1エリア及び前記第3エリアにおける前記搬送車の走行は許容し、
前記搬送車は、前記第2エリアの走行が禁止されている状態での前記第1エリアと前記第3エリアとの間での移動を、前記第2走行フロアにおける前記第2接続経路を介して行う、物品搬送設備。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記第1エリアと前記第2エリアと前記第3エリアとのそれぞれについて、作業者の進入を検知するように構成されると共に、前記作業者の進入が検知されたエリアを前記走行禁止エリアに設定する、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項3】
前記第1走行経路は、前記第2リフタから前記第1リフタへ向かう一方通行のみが許容された経路であり、
前記第4走行経路は、前記第1リフタから前記第2リフタへ向かう一方通行のみが許容された経路であり、
前記第2走行経路は、前記第4リフタから前記第3リフタへ向かう一方通行のみが許容された経路であり、
前記第5走行経路は、前記第3リフタから前記第4リフタへ向かう一方通行のみが許容された経路であり、
前記第3走行経路は、前記第6リフタから前記第5リフタへ向かう一方通行のみが許容された経路であり、
前記第6走行経路は、前記第5リフタから前記第6リフタへ向かう一方通行のみが許容された経路であり、
前記搬送車は、前記第2エリアの走行が禁止されている状態での前記第1エリアから前記第3エリアへの移動を、前記第1走行経路と前記第1リフタと前記第4走行経路と前記第2接続経路と前記第6走行経路と前記第6リフタとを順番に移動することにより行う、請求項1に記載の物品搬送設備。
【請求項4】
前記搬送車が搬送するための前記物品を供給する物品供給部が設けられ、
前記物品供給部は、前記第1走行経路、前記第2走行経路、及び前記第3走行経路のそれぞれにおける前記第1接続経路よりも上流側の部分に隣接して配置されている、請求項3に記載の物品搬送設備。
【請求項5】
前記第1走行フロアと前記第2走行フロアとの上下方向の間に、前記第1走行経路よりも前記第2走行経路の側を前記第1走行経路に沿って延在する第1コンベヤと、前記第2走行経路よりも前記第3走行経路の側を前記第2走行経路に沿って延在する第2コンベヤと、が設けられ、
前記第1コンベヤによって、前記第1エリアと前記第2エリアとが区画され、
前記第2コンベヤによって、前記第2エリアと前記第3エリアとが区画されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の物品搬送設備。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を搬送する搬送車を備えた物品搬送設備に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
このような物品搬送設備は、物流システムに用いられることが多い。例えば特開2016-113291号公報(特許文献1)には、物流システムにおいて物品を仕分けるための仕分け装置が開示されている。以下、背景技術の説明において括弧内に示される符号は、特許文献1のものである。
【0003】
特許文献1に記載された仕分け装置(10)は、上位のエリア(A)と下位のエリア(B)とを備えている。上位のエリア(A)には、平面的に広がる走行路(4)と、走行路(4)を自動走行する搬送車(12)と、物品供給部(6)と、複数の開口(8a)と、が設けられている。上位のエリア(A)では、搬送車(12)が、物品供給部(6)から供給された物品を、指定の開口(8a)まで搬送して投下する。開口(8a)に投下された物品は、下位のエリア(B)に配置された出荷用コンテナ(20)に収容されて仕分けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-113291号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、特許文献1に記載された設備において、特に、搬送車(12)が走行する上位エリア(A)においてメンテナンスを行う場合には、上位エリア(A)に作業者が進入することが考えられる。その場合、作業者と搬送車(12)との接触を避けるため、搬送車(12)の走行は禁止されることが望ましい。ここで、上位エリア(A)の全体で搬送車(12)の走行を禁止することも考えられるが、物品の搬送が全くできなくなることを避けるため、上位エリア(A)を複数のエリアに分け、作業者が進入したエリアのみで搬送車(12)の走行を禁止し、他のエリアでは搬送車(12)を走行させることも考えられる。これにより、上位エリア(A)のうちメンテナンスが行われていないエリアでは物品の搬送を継続でき、設備の一部を稼働することができる。
【0006】
しかしながら、例えば、上位エリア(A)を分けた複数のエリアのうち中央のエリアが走行禁止エリアとされた場合には、搬送車(12)は、当該走行禁止エリアを走行できないのはもちろんのこと、当該走行禁止エリアを挟んだ両側のエリア間でも移動することができなくなる。すなわち、走行禁止エリアと他のエリアとの位置関係によっては、搬送車(12)が、適切に移動できなくなる場合が生じ得る。
【0007】
上記実情に鑑みて、走行禁止エリア以外の複数のエリア間で搬送車を適切に移動させることが可能な技術の実現が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
物品を搬送する搬送車と、前記搬送車が走行可能な第1走行フロア及び第2走行フロアと、前記第1走行フロアと前記第2走行フロアとの間で前記搬送車を昇降させる複数のリフタと、前記物品の搬送を制御する制御装置と、を備えた物品搬送設備であって、
複数の前記リフタには、互いに水平方向に離間して配置された第1リフタ、第2リフタ、第3リフタ、第4リフタ、第5リフタ、及び第6リフタが含まれ、
前記第1走行フロアには、前記第1リフタと前記第2リフタとを繋ぐ第1走行経路と、前記第3リフタと前記第4リフタとを繋ぐ第2走行経路と、前記第5リフタと前記第6リフタとを繋ぐ第3走行経路と、が並んで配置されていると共に、前記第1走行経路と前記第2走行経路とを繋ぐ部分と前記第2走行経路と前記第3走行経路と繋ぐ部分とを有する第1接続経路が設けられ、
前記第2走行フロアには、前記第1リフタと前記第2リフタとを繋ぐ第4走行経路と、前記第3リフタと前記第4リフタとを繋ぐ第5走行経路と、前記第5リフタと前記第6リフタとを繋ぐ第6走行経路と、が並んで配置されていると共に、前記第4走行経路と前記第5走行経路とを繋ぐ部分と前記第5走行経路と前記第6走行経路とを繋ぐ部分とを有する第2接続経路が設けられ、
前記第1走行フロアには、前記第1走行経路を含むと共に前記第2走行経路及び前記第3走行経路を含まない第1エリアと、前記第2走行経路を含むと共に前記第1走行経路及び前記第3走行経路を含まない第2エリアと、前記第3走行経路を含むと共に前記第1走行経路及び前記第2走行経路を含まない第3エリアと、が設定され、
前記制御装置は、前記第1エリアと前記第2エリアと前記第3エリアとのそれぞれを、前記搬送車の走行を禁止する走行禁止エリアに設定可能に構成され、
前記制御装置は、
前記第1エリアを前記走行禁止エリアに設定した場合には前記第1エリアにおける前記搬送車の走行を禁止すると共に、前記第2エリア及び前記第3エリアにおける前記搬送車の走行は許容し、
前記第3エリアを前記走行禁止エリアに設定した場合には前記第3エリアにおける前記搬送車の走行を禁止すると共に、前記第1エリア及び前記第2エリアにおける前記搬送車の走行は許容し、
前記第2エリアを前記走行禁止エリアに設定した場合には前記第2エリアにおける前記搬送車の走行を禁止すると共に、前記第1エリア及び前記第3エリアにおける前記搬送車の走行は許容し、
前記搬送車は、前記第2エリアの走行が禁止されている状態での前記第1エリアと前記第3エリアとの間での移動を、前記第2走行フロアにおける前記第2接続経路を介して行う。
【0009】
本構成によれば、第1走行フロアに設けられた第1エリア、第2エリア、及び第3エリアのうち、何れか1つのエリアが走行禁止とされた場合であっても、他の2つのエリア間での搬送車の移動を実現することができる。すなわち、第1エリアが走行禁止とされた場合には、搬送車は、第1接続経路を介して第2エリアと第3エリアとを行き来することができる。第3エリアが走行禁止とされた場合には、搬送車は、第1接続経路を介して第1エリアと第2エリアとを行き来することができる。そして、中央の第2エリアが走行禁止とされた場合には、搬送車は、第2走行フロアにおける第2接続経路を介して、第1エリアと第3エリアとを行き来することができる。従って、本構成によれば、走行禁止エリア以外の複数のエリア間で搬送車を適切に移動させることが可能となる。
【0010】
本開示に係る技術のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の例示的かつ非限定的な実施形態の説明によってより明確になるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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