TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024121476
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-06
出願番号
2023028609
出願日
2023-02-27
発明の名称
溶接トーチ
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B23K
9/29 20060101AFI20240830BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】溶接トーチを廉価に構成しつつ、ハンドルの仮想軸周りの種々の角度においてトーチボディの位置を固定する。
【解決手段】溶接トーチは、トーチボディ3と、ハンドル4とを備える。ハンドル4には、トーチボディ3が接続される。トーチボディ3は、ハンドル4との導体接触面となる鍔状の第1面部110および第1面部110からハンドル4側に向かって突出した突出部122を含む。ハンドル4は、第1面部110と嵌合しつつ当接する第2面部210を含む。第2面部210には、ハンドル4の仮想軸Aの周方向に互いに間隔をあけて複数の凹部213が設けられている。突出部122が複数の凹部213のいずれかに係合することによって、ハンドル4に対するトーチボディ3の周方向の位置が固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
トーチボディと、
前記トーチボディが接続されるハンドルとを備え、
前記トーチボディは、前記ハンドルとの導体接触面となる鍔状の第1面部および該第1面部からハンドル側に向かって突出した突出部を含み、
前記ハンドルは、前記第1面部と嵌合しつつ当接する第2面部を含み、
前記第2面部には、前記ハンドルの仮想軸の周方向に互いに間隔をあけて複数の凹部が設けられており、
前記突出部が前記複数の凹部のいずれかに係合することによって、前記ハンドルに対する前記トーチボディの前記周方向の位置が固定される、溶接トーチ。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記第1面部は、前記仮想軸の軸周りに位置する第1傾斜面部を有し、
前記第2面部は、前記第1傾斜面部に嵌合する第2傾斜面部を有し、
前記突出部の少なくとも一部は、前記第1傾斜面部から突出しており、
前記複数の凹部の各々の少なくとも一部は、前記第2傾斜面部に形成されている、請求項1に記載の溶接トーチ。
【請求項3】
前記第1面部は、前記仮想軸に直交する環状の第1平面部をさらに有し、
前記第2面部は、前記第1平面部と当接する第2平面部をさらに有し、
前記第1傾斜面部は、前記第1平面部の内側に位置しており、
前記第1傾斜面部は、前記ハンドル側に向かうにしたがって縮径している、請求項2に記載の溶接トーチ。
【請求項4】
前記第1面部は、前記仮想軸に直交する環状の第1平面部をさらに有し、
前記第2面部は、前記第1平面部と当接する第2平面部をさらに有し、
前記第1傾斜面部は、前記第1平面部の外側に位置しており、
前記第1傾斜面部は、前記ハンドル側に向かうにしたがって拡径しており、
前記第1傾斜面部の先端は、前記突出部の先端よりハンドル寄りに位置している、請求項2に記載の溶接トーチ。
【請求項5】
前記トーチボディは、前記第1面部に対して前記ハンドル側とは反対側に雄ねじ部をさらに含み、
前記ハンドルは、前記第2面部を外側から囲みつつ、内周に雌ねじ部を有するナット部材をさらに含み、
前記雄ねじ部および前記雌ねじ部が螺合することによって、前記トーチボディおよび前記ハンドルが接続される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の溶接トーチ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、溶接トーチに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
水冷式溶接トーチのパイプエルボと接続装置とを着脱自在に接続するプラグ部およびソケット部を開示した先行技術文献として、米国特許第9533369号明細書(特許文献1)がある。特許文献1に記載された溶接トーチは、トーチネックを備える。トーチネックは、ホースパッケージを通じて溶接装置に接続されている。トーチネックは、接続装置によってホースパッケージに着脱可能である。接続装置は、プラグ部と、ソケット部とを備える。プラグ部は、トーチネックに接続されている。ソケット部は、ホースパッケージに接続されている。プラグ部には、少なくとも1つの開口が設けられている。ソケット部は、ピン状要素を含む。プラグ部の開口とソケット部のピン状要素とが嵌合することによって、トーチネックが特定の角度で固定される。
【0003】
ロボットまたは自動溶接機におけるトーチ構造を開示した先行技術文献として、特開平8-229688号公報(特許文献2)がある。特許文献2に記載されたトーチは、把持部ボディと、トーチボディとを備える。把持部ボディは、前方突出部を含む。前方突出部には、溝が形成されている。トーチボディにはフランジが装着されている。フランジの両側面は、上記溝と略同じ幅となるようにカットされたカット面が形成されている。把持部ボディにおける前方突出部の溝にフランジのカット面を当接させることによって、把持部ボディに対するトーチボディの曲がり方向が決められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第9533369号明細書
特開平8-229688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1においては、溶接装置側に配置されるソケット部が冷却水流路などの複雑な内部構成を有するため、トーチボディ側に配置されるプラグ部と比較して、高価になることがある。プラグ部とソケット部との着脱時に、外部からの衝撃などによってソケット部のピン状要素が破損した場合、ピン状要素を高価なソケット部とともに交換するため、溶接トーチの維持コストが高くなる。このため、溶接トーチをより廉価に構成しつつ、トーチボディの位置を固定することができる余地がある。
【0006】
特許文献2においては、把持部ボディ側に形成された溝とトーチボディのフランジの両面に形成されたカット面とを当接させる構造上、把持部ボディに対するトーチボディの周方向における一方向の位置を決めることはできるが、周方向の種々の角度でトーチボディの位置を固定することが難しい。
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、廉価に構成しつつ、ハンドルの仮想軸周りの種々の角度においてトーチボディの位置を固定することができる、溶接トーチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に基づく溶接トーチは、トーチボディと、ハンドルとを備える。ハンドルには、トーチボディが接続される。トーチボディは、ハンドルとの導体接触面となる鍔状の第1面部および第1面部からハンドル側に向かって突出した突出部を含む。ハンドルは、第1面部と嵌合しつつ当接する第2面部を含む。第2面部には、ハンドルの仮想軸の周方向に互いに間隔をあけて複数の凹部が設けられている。突出部が複数の凹部のいずれかに係合することによって、ハンドルに対するトーチボディの周方向の位置が固定される。
【0009】
この場合、溶接トーチを廉価に構成しつつ、ハンドルの仮想軸周りの種々の角度においてトーチボディの位置を固定することができる。
【0010】
本発明の一形態においては、第1面部は、上記仮想軸の軸周りに位置する第1傾斜面部を有する。第2面部は、第1傾斜面部に嵌合する第2傾斜面部を有する。突出部の少なくとも一部は、第1傾斜面部から突出している。複数の凹部の各々の少なくとも一部は、第2傾斜面部に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社ダイヘン
碍子
今日
株式会社ダイヘン
移動体
1か月前
株式会社ダイヘン
移動体
1か月前
株式会社ダイヘン
端末装置
1か月前
株式会社ダイヘン
充電装置
1か月前
株式会社ダイヘン
搬送装置
1か月前
株式会社ダイヘン
可搬型端末
1か月前
株式会社ダイヘン
充電システム
1か月前
株式会社ダイヘン
干渉判定装置
1か月前
株式会社ダイヘン
溶接検査方法
20日前
株式会社ダイヘン
絶縁紙巻き機構
今日
株式会社ダイヘン
レーザ加工装置
1か月前
株式会社ダイヘン
レーザ加工装置
1か月前
株式会社ダイヘン
プラズマ処理装置
7日前
株式会社ダイヘン
2重シールドティグ溶接方法
8日前
株式会社ダイヘン
サブマージアーク溶接システム
27日前
株式会社ダイヘン
サブマージアーク溶接システム
27日前
株式会社ダイヘン
接合監視システムおよび測定方法
1か月前
株式会社ダイヘン
交流消耗電極アーク溶接制御方法
8日前
株式会社ダイヘン
消耗電極アーク溶接の溶接終了制御方法
8日前
国立大学法人大阪大学
固相接合装置および固相接合方法
1か月前
国立大学法人大阪大学
固相接合装置および不純物の除去方法
1か月前
株式会社ダイヘン
サブマージアーク溶接システム、および、サブマージアーク溶接方法
7日前
国立大学法人大阪大学
抵抗スポット接合方法及び抵抗スポット接合装置
1か月前
個人
作業用治具
2か月前
個人
トーチノズル
2か月前
日東精工株式会社
検査装置
2か月前
個人
コンタクトチップ
3か月前
日東精工株式会社
組み付け装置
2か月前
シヤチハタ株式会社
組立ライン
2か月前
有限会社津谷工業
切削工具
1か月前
エンシュウ株式会社
工作機械
2か月前
株式会社不二越
タップ
1か月前
ブラザー工業株式会社
工作機械
3か月前
株式会社ダイヘン
アーク溶接制御方法
1か月前
ダイハツ工業株式会社
冷却構造
2か月前
続きを見る
他の特許を見る