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公開番号2024170961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023087756
出願日2023-05-29
発明の名称接合監視システムおよび測定方法
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類B23K 31/00 20060101AFI20241204BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】接合部の外径寸法を正確に検出することが可能な固相接合装置を用いた接合監視システムおよび接合部の測定方法を提供する。
【解決手段】固相接合装置1は、第1ワークW10および第2ワークW20の加圧方向に対して略直角方向から第1ワークW10と第2ワークW20との接合部を撮影可能なカメラ50と、制御装置30とを備える。制御装置30は、カメラ50が撮影した画像から静止画を取得し、静止画を画像処理することによって接合部の外径端部を特定し、外径端部のうち一方の端部である第1端部P1と他方の端部である第2端部P2との間の距離から接合部の外径寸法を検出する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
金属からなる第1ワークおよび第2ワークを厚み方向における両側から押圧するとともに前記第1ワークおよび前記第2ワークに通電することによって前記第1ワークと前記第2ワークとを接合する固相接合装置を用いた接合監視システムであって、
前記接合監視システムは、
前記第1ワークおよび前記第2ワークの加圧方向に対して略直角方向から前記第1ワークと前記第2ワークとの接合部を撮影可能なカメラと、
制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記カメラが撮影した画像から静止画を取得し、前記静止画を画像処理することによって前記接合部の外径端部を特定し、
前記外径端部のうち一方の端部である第1端部と他方の端部である第2端部との間の距離から前記接合部の外径寸法を検出する、接合監視システム。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記制御装置は、前記静止画の画像処理を繰返すことによって時間に対する前記接合部の外径寸法の変化を検出する、請求項1に記載の接合監視システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記画像処理として前記静止画をエッジ検出することによって、前記接合部における前記第1端部および前記第2端部を特定する、請求項1または請求項2に記載の接合監視システム。
【請求項4】
前記制御装置は、時間に対する前記接合部の外径寸法の変化を可視化する処理を実行する、請求項3に記載の接合監視システム。
【請求項5】
金属からなる第1ワークおよび第2ワークを厚み方向における両側から押圧するとともに前記第1ワークおよび前記第2ワークに通電することによって前記第1ワークと前記第2ワークとを接合する固相接合装置を用いた接合部の測定方法であって、
カメラが撮影した画像から静止画を取得し、前記静止画を画像処理することによって前記接合部の外径端部を特定するステップと、
前記外径端部のうち一方の端部である第1端部と他方の端部である第2端部との間の距離から前記接合部の外径寸法を検出するステップとを実行する、測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、固相接合装置を用いた接合監視システムおよび接合部の測定方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開平6-182565号公報(特許文献1)には、抵抗溶接機の溶接状態の監視方法として、監視カメラで撮影した映像を画像処理し溶接部での火花発生量を検知することによって溶接状態の異常を判定する方法が開示されている。特開平6-182565号公報(特許文献1)は、抵抗スポット溶接に関する技術であり、溶接対象の金属を電極で挟み込み加圧状態で大電流を流すことによって金属を溶融させる溶接方法である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-182565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特開平6-182565号公報(特許文献1)のように溶接部での火花発生量を検知する方法では、溶接の際の条件によって火花発生量が大幅に異なることが想定され、正確な溶接判定ができない可能性がある。特開平6-182565号公報(特許文献1)は、抵抗スポット溶接に関する技術であり、固相接合に関するものではなかった。ここで、本明細書においては、金属を溶融させて接合するものを「抵抗スポット溶接」と呼び、金属を溶融させずに低温域の固相状態で接合することによって、大電流による金属の溶融による強度低下等を防ぐ接合方法を「固相接合」と呼ぶ。このような、固相接合に関し、接合部の外径寸法を正確に検出することが望まれている。
【0005】
本開示の目的は、接合部の外径寸法を正確に検出することが可能な固相接合装置を用いた接合監視システムおよび接合部の測定方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一局面の接合監視システムは、金属からなる第1ワークおよび第2ワークを厚み方向における両側から押圧するとともに第1ワークおよび第2ワークに通電することによって第1ワークと第2ワークとを接合する固相接合装置を用いた接合監視システムに関する。固相接合装置は、第1ワークおよび第2ワークの加圧方向に対して略直角方向から第1ワークと第2ワークとの接合部を撮影可能なカメラと、制御装置とを備える。制御装置は、カメラが撮影した画像から静止画を取得し、静止画を画像処理することによって接合部の外径端部を特定し、外径端部のうち一方の端部である第1端部と他方の端部である第2端部との間の距離から接合部の外径寸法を検出する。
【0007】
本開示の一局面の測定方法は、金属からなる第1ワークおよび第2ワークを厚み方向における両側から押圧するとともに第1ワークおよび第2ワークに通電することによって第1ワークと第2ワークとを接合する固相接合装置を用いた接合部の測定方法に関する。カメラが撮影した画像から静止画を取得し、静止画を画像処理することによって接合部の外径端部を特定するステップと、外径端部のうち一方の端部である第1端部と他方の端部である第2端部との間の距離から接合部の外径寸法を検出するステップとを実行する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、接合部の外径寸法を正確に検出することが可能な固相接合における接合監視システムおよび固相接合における測定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態の固相接合装置において電流の通電工程を概略的に示す図である。
接合部の断面を示す図である。
モノクロ化、エッジ検出、グラフ化について説明するための第1例の図である。
モノクロ化、エッジ検出、グラフ化について説明するための第2例の図である。
モノクロ化、エッジ検出、グラフ化について説明するための第3例の図である。
制御装置が実行する制御内容を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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