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公開番号2025059838
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170179
出願日2023-09-29
発明の名称絶縁型コンバータ
出願人株式会社ダイヘン
代理人弁理士法人平木国際特許事務所
主分類H02M 3/28 20060101AFI20250403BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】一次側回路基板、二次側回路基板を、金属製のケーシングに収容する場合、これらの配置状態によっては、絶縁型コンバータの大きさが大きくなってしまう。
【解決手段】絶縁型コンバータ1は、コイル基板3の一端において、第1コイルパターン36に電気的に接続されたインバータ回路基板(一次側回路基板)4Aと、コイル基板3の他端において、第2コイルパターン37に電気的に接続された整流回路基板(二次側回路基板)4Bと、トランス3A、インバータ回路基板4A、および、整流回路基板4Bを収容するケーシング20と、を備える。インバータ回路基板4Aは、コイル基板3の一端において、コイル基板3と直交する方向に延在するように、コイル基板3に一体的に取り付けられている。整流回路基板4Bは、コイル基板3の他端において、コイル基板3と直交する方向に延在するように、コイル基板3に一体的に取り付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一次コイルとなる第1コイルパターン、および、二次コイルとなる第2コイルパターンを有したコイル基板と、前記第1コイルパターンと前記第2コイルパターンとを電磁結合するコアと、を備えたトランスを含む絶縁型コンバータであって、
前記絶縁型コンバータは、
前記コイル基板の一端において、前記第1コイルパターンに電気的に接続された一次側回路基板と、
前記コイル基板の他端において、前記第2コイルパターンに電気的に接続された二次側回路基板と、
前記トランス、前記一次側回路基板、および、前記二次側回路基板を収容する絶縁性のケーシングと、をさらに備えており、
前記一次側回路基板は、前記コイル基板の一端において、前記コイル基板と直交する方向に延在するように、前記コイル基板に一体的に取り付けられており、
前記二次側回路基板は、前記コイル基板の他端において、前記コイル基板と直交する方向に延在するように、前記コイル基板に一体的に取り付けられていることを特徴とする絶縁型コンバータ。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記一次側回路基板と前記二次側回路基板を、前記ケーシングの対向する一対の側壁に固定することにより、前記コイル基板は、前記ケーシング内で保持されていることを特徴とする請求項1に記載の絶縁型コンバータ。
【請求項3】
前記コイル基板には、第1挿通孔と第2挿通孔とが形成されており、前記第1挿通孔の周りには前記第1コイルパターンが形成されており、前記第2挿通孔の周りには前記第2コイルパターンが形成されており、
前記コアは、前記第1挿通孔に挿通される第1磁性部分と、前記第2挿通孔に挿通される第2磁性部分とを有し、
前記一次側回路基板および前記二次側回路基板のそれぞれと、前記側壁の内面との間には、前記第1磁性部分に対して前記第1挿通孔を位置決めし、前記第2磁性部分に対して前記第2挿通孔を位置決めするスペーサ、が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の絶縁型コンバータ。
【請求項4】
前記一次側回路基板および前記二次側回路基板のそれぞれには、前記スペーサが固着されており、
前記各側壁を挿通した締結具を前記スペーサに螺着させることにより、前記一次側回路基板と前記二次側回路基板が、前記ケーシングに取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の絶縁型コンバータ。
【請求項5】
前記絶縁型コンバータは、DC-DCコンバータであり、
前記一次側回路基板は、スイッチング素子が搭載され、前記スイッチング素子により、直流電力を交流電力に変換し、前記コイル基板に前記交流電力を供給するインバータ回路基板であり、
前記二次側回路基板は、前記コイル基板から出力された電流を整流する整流回路基板であることを特徴とする請求項1に記載の絶縁型コンバータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トランスを含む絶縁型コンバータに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特許文献1には、トランスを含む絶縁型コンバータが開示されている。トランスは、絶縁性の筐体内に収容されており、トランスは、筐体外において、インバータ回路基板と整流回路基板とに、電気的に接続されている。トランスと、インバータ回路基板(一次側回路基板)と、整流回路基板(二次側回路基板)とは、金属製のケーシングに収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-4928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、トランスの絶縁性を筐体で確保しつつ、一次側回路基板、二次側回路基板を、金属製のケーシングに収容する場合、これらの配置状態によっては、絶縁型コンバータの体格の全体が大きくなることが想定される。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、トランスの絶縁性を確保しつつ、絶縁型コンバータの大きさをコンパクトにすることができる絶縁型コンバータを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を鑑みて、本発明に係る絶縁型コンバータは、一次コイルとなる第1コイルパターン、および、二次コイルとなる第2コイルパターンを有したコイル基板と、前記第1コイルパターンと前記第2コイルパターンとを電磁結合するコアと、を備えたトランスを含む絶縁型コンバータであって、前記絶縁型コンバータは、前記コイル基板の一端において、前記第1コイルパターンに電気的に接続された一次側回路基板と、前記コイル基板の他端において、前記第2コイルパターンに電気的に接続された二次側回路基板と、前記トランス、前記一次側回路基板、および、前記二次側回路基板を収容する絶縁性のケーシングと、をさらに備えており、前記一次側回路基板は、前記コイル基板の一端において、前記コイル基板と直交する方向に延在するように、前記コイル基板に一体的に取り付けられており、前記二次側回路基板は、前記コイル基板の他端において、前記コイル基板と直交する方向に延在するように、前記コイル基板に一体的に取り付けられていることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、コイル基板の両端に、一次側回路基板と二次側回路基板とが、コイル基板に一体的に取り付けられている。これにより、コイル基板と、一次側回路基板と、二次側回路基板とを、コンパクト化された1つの基板構造体として取り扱うことができる。これにより、コイル基板、一次側回路基板、および二次側回路基板と、コアとの相対位置を管理し易く、絶縁型コンバータの組み立ての作業性を高めることができる。
【0008】
さらに、一次側回路基板と二次側回路基板とが、コイル基板と直交する方向に延在するように、コイル基板に一体的に取り付けられているため、同じ平面上にこれらの基板を配置した場合に比べて、これらを収容するケーシングをコンパクトにすることができる。これにより、絶縁型コンバータの小型化を図ることで、低フットプリント化を実現することができる。
【0009】
より好ましい態様としては、前記一次側回路基板と前記二次側回路基板を、前記ケーシングの対向する一対の側壁に固定することにより、前記コイル基板は、前記ケーシング内で保持されている。
【0010】
この態様によれば、一次側回路基板と二次側回路基板を、ケーシングの対向する一対の側壁に固定することにより、取り付け時の寸法誤差等による変形・歪みを、一次側回路基板と二次側回路基板により吸収し、コイル基板をケーシング内に保持することができる。これにより、ケーシングにコイル基板を直接取り付けることに起因したコイル基板の変形・歪み等を抑えることができるため、コアに対してコイル基板を精度良く取り付けることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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