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公開番号
2025079087
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191529
出願日
2023-11-09
発明の名称
2重シールドティグ溶接方法
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
主分類
B23K
9/29 20060101AFI20250514BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】交流の溶接電流Iwを通電して行う2重シールドティグ溶接方法において、ブローホールの発生を抑制すること。
【解決手段】インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、電極マイナス極性期間中の電極マイナス極性電流及び電極プラス極性期間中の電極プラス極性電流から形成される交流の溶接電流Iwを通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、時刻t4~t7の電極プラス極性電流は、時刻t4~t5の第1電極プラス極性期間中の第1電極プラス極性電流及び時刻t5~t6の第2電極プラス極性期間中の第2電極プラス極性電流から形成されており、第1電極プラス極性電流の値は第2電極プラス極性電流のピーク値の20%~60%であり、第1電極プラス極性期間は電極プラス極性期間の5%~30%である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
電極マイナス極性期間中の電極マイナス極性電流及び電極プラス極性期間中の電極プラス極性電流から形成される交流の溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記電極プラス極性電流は第1電極プラス極性期間中の第1電極プラス極性電流及び第2電極プラス極性期間中の第2電極プラス極性電流から形成されており、
前記第1電極プラス極性電流の値は前記第2電極プラス極性電流のピーク値の20%~60%であり、
前記第1電極プラス極性期間は前記電極プラス極性期間の5%~30%である、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記電極マイナス極性電流は第1電極マイナス極性期間中の第1電極マイナス極性電流及び第2電極マイナス極性期間中の第2電極マイナス極性電流から形成されており、
前記第1電極マイナス極性電流の値は前記第2電極マイナス極性電流のピーク値の20%~60%であり、
前記第1電極マイナス極性期間は前記電極マイナス極性期間の2%~20%である、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項3】
前記第1電極プラス極性期間を、この期間中に溶接電圧の変動が収束するまでの期間に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法。
【請求項4】
前記第1電極マイナス極性期間を、この期間中に溶接電圧の変動が収束するまでの期間に設定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の2重シールドティグ溶接方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、交流の溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、電極マイナス極性期間中の電極マイナス極性電流及び電極プラス極性期間中の電極プラス極性電流から形成される交流の溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法が慣用されている(例えば、特許文献1参照)。インナーガス及びアウターガスとしては、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガスが使用される。
【0003】
交流ティグ溶接方法は、表面に酸化被膜が形成されているアルミニウム、アルミニウム合金、マグネシウム等の金属の溶接に用いられる。これは、電極プラス極性電流の通電によるクリーニング作用によって酸化被膜を除去して良好な溶接を行うためである。
【0004】
特許文献2の発明では、交流ティグ溶接方法において、電極プラス極性電流及び電極マイナス極性電流の立上り及び立下りに傾斜を設けることによって、アークから発生する騒音を低減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-15048号公報
特許第4657588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
交流の溶接電流を通電して行う2重シールドティグ溶接方法では、電源極性の切換時に、ガスの流れが乱れることを起因として、ブローホールが発生しやすいという問題がある。
【0007】
そこで、本発明では、交流の溶接電流を通電して行う2重シールドティグ溶接方法において、ブローホールの発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、請求項1の発明は、
インナーガスを噴出させるインナーノズル及びアウターガスを噴出させるアウターノズルを備えた溶接トーチを使用し、
電極マイナス極性期間中の電極マイナス極性電流及び電極プラス極性期間中の電極プラス極性電流から形成される交流の溶接電流を通電して溶接する2重シールドティグ溶接方法において、
前記電極プラス極性電流は第1電極プラス極性期間中の第1電極プラス極性電流及び第2電極プラス極性期間中の第2電極プラス極性電流から形成されており、
前記第1電極プラス極性電流の値は前記第2電極プラス極性電流のピーク値の20%~60%であり、
前記第1電極プラス極性期間は前記電極プラス極性期間の5%~30%である、
ことを特徴とする2重シールドティグ溶接方法である。
【0009】
請求項2の発明は、
前記電極マイナス極性電流は第1電極マイナス極性期間中の第1電極マイナス極性電流及び第2電極マイナス極性期間中の第2電極マイナス極性電流から形成されており、
前記第1電極マイナス極性電流の値は前記第2電極マイナス極性電流のピーク値の20%~60%であり、
前記第1電極マイナス極性期間は前記電極マイナス極性期間の2%~20%である、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
【0010】
請求項3の発明は、
前記第1電極プラス極性期間を、この期間中に溶接電圧の変動が収束するまでの期間に設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の2重シールドティグ溶接方法である。
(【0011】以降は省略されています)
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