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公開番号2024120629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027548
出願日2023-02-24
発明の名称保育器、換気装置、保育器制御方法
出願人新コスモス電機株式会社,国立大学法人 筑波大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61G 11/00 20060101AFI20240829BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】保育器が備える、患児を収容可能な収容室内の温度および湿度を適切な範囲に調整可能な換気制御装置を提供する。
【解決手段】保育器制御装置(200)は、保育器(1)が備える、患児を収容可能な収容室(101)の外部から内部への空気の供給量、および、該収容室の内部から外部への空気の排出量の少なくともいずれか一方を制御する換気制御部(203)と、収容室内の温度および湿度を制御する温湿度制御部(202)とを備え、温湿度制御部は、収容室内の温度および湿度である室内温湿度の情報に基づいて、換気制御部を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
保育器が備える、患児を収容可能な収容室の外部から内部への空気の供給量、および、該収容室の内部から外部への空気の排出量の少なくともいずれか一方を制御する換気制御部と、
前記収容室内の温度および湿度を制御する温湿度制御部とを備え、
前記温湿度制御部は、前記収容室内の温度および湿度である室内温湿度の情報に基づいて、前記換気制御部を制御する保育器制御装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記換気制御部は、前記収容室の外部から内部への単位時間当たりの空気の供給量、および、前記収容室の内部から外部への単位時間当たりの空気の排出量の少なくともいずれか一方を制御する、請求項1に記載の保育器制御装置。
【請求項3】
前記温湿度制御部は、前記収容室内の空気の温度および湿度を調節する室内空気調節部を制御する、請求項1に記載の保育器制御装置。
【請求項4】
前記温湿度制御部は、前記収容室の外部の空気の温度および湿度である外部温湿度の情報を取得し、該外部温湿度の情報と前記室内温湿度の情報とに基づいて、前記換気制御部を制御する、請求項1に記載の保育器制御装置。
【請求項5】
前記温湿度制御部は、前記収容室の外部から内部へ供給する空気の温度および湿度を調節する供給空気調節部を制御する、請求項1に記載の保育器制御装置。
【請求項6】
前記収容室内の温度および湿度の目標値である目標温湿度の指示入力を受け付ける入力部をさらに備え、
前記温湿度制御部は、前記室内温湿度が前記目標温湿度となるように制御を行う、請求項1に記載の保育器制御装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の保育器制御装置と、前記収容室と、を備える保育器。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項に記載の保育器制御装置と、前記収容室の外部から内部へ空気を供給する供給部および前記収容室の内部から外部へ空気を排出する排出部の少なくともいずれか一方と、を備え、前記保育器に対して着脱可能な換気装置。
【請求項9】
保育器が備える、患児を収容可能な収容室の外部から内部への空気の供給量、および、該収容室の内部から外部への空気の排出量の少なくともいずれか一方の動作を制御する換気制御ステップと、
前記収容室内の温度および湿度を制御する温湿度制御ステップとを有し、
前記温湿度制御ステップは、前記収容室内の温度および湿度である室内温湿度の情報に基づいて、前記換気制御ステップを制御する保育器制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保育器、換気装置、保育器制御方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
保育器は、未熟児および新生児等の患児を保護し、診療するための医療機器である。患児は保育器内において様々な医学的介入を受ける。患児が受ける医学的介入には、採血、人工呼吸器の装着、点滴、などが挙げられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
医学的介入の一例として、保育器内の患児から採血を行ったり、患児に点滴を行ったりする場合がある。これらの医学的介入では、針を刺す部位の消毒等のためにエタノールなどのアルコールが使用され得る。エタノールなどのアルコールは揮発性を有しているため、医学的介入の度に保育器内の空気に含まれるアルコール濃度が上昇する。その結果、保育器内の患児は、意図せず揮発性物質に暴露されている可能性がある。
【0004】
揮発性物質の中には、患児の健康状態に影響を及ぼすものもある。例えば、妊娠中の飲酒によって胎児へ悪影響をもたらす(胎児エタノール症候群)ことは広く知られており、保育器内で患児が揮発性物質に暴露される状況は改善することが望ましい。
【0005】
保育器内で患児が揮発性物質に暴露する状況を改善するために、患児が収容される収容室内を換気することが考えられる。この換気の際には、収容室内の温度および湿度が所定範囲内に調整されることが望ましい。
【0006】
本開示は、保育器が備える、患児を収容可能な収容室内の温度および湿度を適切な範囲に調整可能な換気制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本開示の一側面に係る保育器制御装置は、保育器が備える、患児を収容可能な収容室の外部から内部への空気の供給量、および、該収容室の内部から外部への空気の排出量の少なくともいずれか一方を制御する換気制御部と、前記収容室内の温度および湿度を制御する温湿度制御部とを備え、前記温湿度制御部は、前記収容室内の温度および湿度である室内温湿度の情報に基づいて、前記換気制御部を制御する。
【0008】
上記構成によれば、保育器制御装置は、収容室内の温度および湿度に基づき、収容室の内部への吸気および収容室の外部への排気の少なくともいずれか一方を制御する。これにより、収容室内の環境の変化を低減しつつ、患児が、意図せず揮発性物質に暴露してしまう可能性を低減することができる。
【0009】
前記換気制御部は、前記収容室の外部から内部への単位時間当たりの空気の供給量、および、前記収容室の内部から外部への単位時間当たりの空気の排出量の少なくともいずれか一方を制御してもよい。
【0010】
上記構成によれば、収容室内への単位時間当たりの空気の供給量および排出量の少なくともいずれか一方を制御することにより、収容室内の換気の強度を適切にコントロールすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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