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公開番号2024120628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2023027547
出願日2023-02-24
発明の名称除去装置、および保育器
出願人新コスモス電機株式会社,国立大学法人 筑波大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61G 11/00 20060101AFI20240829BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】収容室内の揮発性物質を効率良く除去する。
【解決手段】患児(X)を収容可能な収容室(101)を備えた保育器(1)に設けられるエタノール除去装置(110)は、収容室(101)内の空気からエタノールを除去する除去部(114)と、除去部(114)がエタノールを除去する除去モードと、除去部(114)におけるエタノールの除去機能を回復させる回復モードと、を切り替え可能な制御部(500)と、を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
患児を収容可能な収容室を備えた保育器に設けられる除去装置であって、
前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去部と、
前記除去部が前記揮発性物質を除去する除去モードと、前記除去部における前記揮発性物質の除去機能を回復させる回復モードと、を切り替え可能な制御部と、を備える、除去装置。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記除去部を通過した空気が前記収容室に流れる第1流路と、前記除去部を通過した空気が前記保育器外に流れる第2流路と、を切り替え可能であり、
前記除去部を通過した空気が、前記除去モードの場合に前記第1流路を流れ、前記回復モードの場合に前記第2流路を流れるように制御を行う、請求項1に記載の除去装置。
【請求項3】
前記第1流路において前記除去部を通過した空気が流れる方向は、前記第2流路において前記除去部を通過した空気が流れる方向とは逆である、請求項2に記載の除去装置。
【請求項4】
前記除去部を加熱するヒータをさらに備え、
前記除去部は、前記揮発性物質を吸着することにより、前記揮発性物質を除去するものである、請求項1から3のいずれか1項に記載の除去装置。
【請求項5】
前記収容室内の空気に含まれる前記揮発性物質の濃度を計測するセンサをさらに備え、
前記制御部は、前記センサによって計測された前記揮発性物質の濃度に基づき、前記除去モードと前記回復モードとを切り替える、請求項1から3のいずれか1項に記載の除去装置。
【請求項6】
請求項1から3のいずれか1項に記載の除去装置が設けられる、保育器。
【請求項7】
患児を収容可能な収容室と、
前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去部と、
前記除去部が前記揮発性物質を除去する除去モードと、前記除去部における前記揮発性物質の除去機能を回復させる回復モードと、を切り替え可能な制御部と、を備える、保育器。
【請求項8】
保育器が備える、患児を収容可能な収容室内の空気から、除去部によって揮発性物質を除去する除去ステップと、
前記除去部が前記揮発性物質を除去する除去モードと、前記除去部における前記揮発性物質の除去機能を回復させる回復モードと、を切り替える制御ステップと、を含む、除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は除去装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
保育器は、未熟児および新生児等の患児を保護し、診療するための医療機器である。患児は保育器内において様々な医学的介入を受ける。患児が受ける医学的介入には、採血、人工呼吸器の装着、点滴、などが挙げられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
医学的介入の一例として、保育器内の患児から採血を行ったり、患児に点滴を行ったりする場合がある。これらの医学的介入では、針を刺す部位の消毒等のためにエタノールなどのアルコールが使用され得る。エタノールなどのアルコールは揮発性を有しているため、医学的介入の度に保育器内の空気に含まれるアルコール濃度が上昇する。その結果、保育器内の患児は、意図せず揮発性物質に暴露されている可能性がある。
【0004】
揮発性物質の中には、患児の健康状態に影響を及ぼすものもある。例えば、妊娠中の飲酒によって胎児へ悪影響をもたらす(胎児エタノール症候群)ことは広く知られており、保育器内で患児が揮発性物質に暴露される状況は改善することが望ましい。
【0005】
本開示は、収容室内の揮発性物質を効率良く除去することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の一側面に係る除去装置は、患児を収容可能な収容室を備えた保育器に設けられる除去装置であって、前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去部と、前記除去部が前記揮発性物質を除去する除去モードと、前記除去部における前記揮発性物質の除去機能を回復させる回復モードと、を切り替え可能な制御部と、を備える。
【0007】
上記の構成によれば、除去装置は、除去モードにて除去部で揮発性物質を除去したのちに、回復モードにて除去部の除去機能を回復させることができる。そのため、除去部を長期に亘って継続使用することができ、効率的に収容室内の揮発性物質を除去することができる。
【0008】
前記制御部は、前記除去部を通過した空気が前記収容室に流れる第1流路と、前記除去部を通過した空気が前記保育器外に流れる第2流路と、を切り替え可能であり、前記除去部を通過した空気が、前記除去モードの場合に前記第1流路を流れ、前記回復モードの場合に前記第2流路を流れるように制御を行ってもよい。
【0009】
上記の構成によれば、除去装置は、第1流路において収容室内の揮発性物質を除去することができ、第2流路において除去装置の除去機能を回復させることができる。これにより、除去装置は、収容室内の揮発性物質を効率良く除去することができる。
【0010】
前記第1流路において前記除去部を通過した空気が流れる方向は、前記第2流路において前記除去部を通過した空気が流れる方向とは逆であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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