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公開番号
2024119892
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-03
出願番号
2024091201,2022512674
出願日
2024-06-05,2021-03-31
発明の名称
装置、方法、およびプログラム
出願人
旭化成株式会社
代理人
弁理士法人RYUKA国際特許事務所
主分類
B29C
45/76 20060101AFI20240827BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】樹脂成形を支援する装置を提供する。
【解決手段】樹脂成形を支援する装置であって、樹脂成形の複数の成形因子のそれぞれの、樹脂成形体の解析対象特性に対する影響度を算出する算出部と、影響度に基づいて、複数の成形因子のうち少なくとも1つの成形因子を選択する選択部と、表示装置による複数の成形因子の表示において、選択した少なくとも1つの成形因子を強調表示させるための表示処理を実行する表示処理部とを備える装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂成形を支援する装置であって、
前記樹脂成形の複数の成形因子のそれぞれの、樹脂成形体の解析対象特性に対する影響度を算出する算出部と、
前記影響度に基づいて、前記複数の成形因子のうち少なくとも1つの成形因子を選択する選択部と、
表示装置による前記複数の成形因子の表示において、前記選択した少なくとも1つの成形因子を強調表示させるための表示処理を実行する表示処理部とを備える
装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記表示処理部は、前記選択した少なくとも1つの成形因子の表示の近傍に前記影響度の順位を前記表示装置に表示させる、および複数の前記影響度の内の少なくとも一部を予め定めた方式で前記表示装置に表示させる、のうちの少なくとも1つのための表示処理を実行する
請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記選択部は、前記複数の成形因子のうち、前記影響度が大きい順に予め定められた順位以内の少なくとも1つの成形因子を選択する、および前記複数の成形因子のうち、前記影響度が予め定められた閾値以上である少なくとも1つの成形因子を選択する、のうちの少なくとも1つを実行する
請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記算出部は、前記複数の成形因子のそれぞれについて、対応する前記成形因子を変化させた場合の前記解析対象特性の変化率の絶対値を前記影響度として算出する
請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記複数の成形因子の値から前記解析対象特性の予測データを生成するモデルを有し、前記樹脂成形の前記複数の成形因子の少なくとも1つについてのデータを入力したことに応じて、前記モデルを用いて前記解析対象特性の前記予測データを生成する予測部をさらに備える
請求項1から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
予め樹脂成形を行った結果における前記複数の成形因子の値と前記解析対象特性の値との組を含む学習データを取得する取得部と、
前記学習データを用いて、前記複数の成形因子の値から前記解析対象特性の予測データを生成するモデルを学習する学習部とを
さらに備える請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記算出部は、前記複数の成形因子のそれぞれについて、複数の解析対象特性に対する前記影響度を算出し、
前記選択部は、指定された少なくとも1つの解析対象特性に対する前記影響度が第1閾値よりも大きく、他の少なくとも1つの解析対象特性に対する前記影響度が第2閾値よりも小さい少なくとも1つの成形因子を選択する
請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記選択部は、第1の解析対象特性に対する前記影響度が第1閾値よりも大きい成形因子であって、当該成形因子の変化に伴って第2の解析対象特性が予め定められた範囲から外れない成形因子を選択する
請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記算出部は、前記複数の成形因子のそれぞれについて、複数の解析対象特性に対する前記影響度を算出し、
前記選択部は、各解析対象特性に目標とする変化を生じさせる場合における各解析対象特性に対する影響度に基づいて、少なくとも1つの成形因子を選択する、
請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項10】
前記選択部は、第1の解析対象特性に目標とする変化を生じさせる場合における前記第1の解析対象特性に対する前記影響度が第3閾値よりも大きい成形因子であって、当該成形因子の変化に伴って第2の解析対象特性に目標とする変化を生じさせる成形因子を選択する
請求項9に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、装置、方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
樹脂の成形品を成形する場合、不良品の発生を低減するべく、製造装置の操作者が成形条件を調整する必要がある。特許文献1には、操作者に対する支援として、成形条件による評価項目の変動を予測してグラフ表示することが記載されている。
特許文献1 特開2006-123172号公報
【0003】
しかし、特許文献1では、操作者は、多数の成形条件について変動させて評価項目の変動を検討することになり、成形条件の調整に時間がかかってしまう。
【0004】
本発明の第1の態様においては、樹脂成形を支援する装置を提供する。装置は、樹脂成形の複数の成形因子のそれぞれの、樹脂成形体の解析対象特性に対する影響度を算出する算出部を備えてよい。装置は、影響度に基づいて、複数の成形因子のうち少なくとも1つの成形因子を選択する選択部を備えてよい。装置は、表示装置による複数の成形因子の表示において、選択した少なくとも1つの成形因子を強調表示させるための表示処理を実行する表示処理部を備えてよい。
【0005】
表示処理部は、選択した少なくとも1つの成形因子の表示の近傍に影響度の順位を表示装置に表示させる、および複数の影響度の内の少なくとも一部を予め定めた方式で表示装置に表示させる、のうちの少なくとも1つのための表示処理を実行してよい。
【0006】
選択部は、複数の成形因子のうち、影響度が大きい順に予め定められた順位以内の少なくとも1つの成形因子を選択する、および複数の成形因子のうち、影響度が予め定められた閾値以上である少なくとも1つの成形因子を選択する、のうちの少なくとも1つを実行してよい。
【0007】
算出部は、複数の成形因子のそれぞれについて、対応する成形因子を変化させた場合の解析対象特性の変化率の絶対値を影響度として算出してよい。
【0008】
装置は、複数の成形因子の値から解析対象特性の予測データを生成するモデルを有し、樹脂成形の複数の成形因子の少なくとも1つについてのデータを入力したことに応じて、モデルを用いて解析対象特性の予測データを生成する予測部を備えてよい。
【0009】
装置は、予め樹脂成形を行った結果における複数の成形因子の値と解析対象特性の値との組を含む学習データを取得する取得部を備えてよい。装置は、学習データを用いて、複数の成形因子の値から解析対象特性の予測データを生成するモデルを学習する学習部を備えてよい。
【0010】
算出部は、複数の成形因子のそれぞれについて、複数の解析対象特性に対する影響度を算出してよい。選択部は、指定された少なくとも1つの解析対象特性に対する影響度が第1閾値よりも大きく、他の少なくとも1つの解析対象特性に対する影響度が第2閾値よりも小さい少なくとも1つの成形因子を選択してよい。
(【0011】以降は省略されています)
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