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公開番号2024007959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-19
出願番号2022109420
出願日2022-07-07
発明の名称接着装置
出願人六浦工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B29C 65/48 20060101AFI20240112BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】コンパクトな機器構成で積層体を加熱しながら成形および圧着するのに好適な接着装置を提供する。
【解決手段】
接着装置1は、接着台2と、接着台の上面に配置される型3と、型上に配置された積層体Wを覆うシート体4と、シート体を接着台に固定する固定手段5と、シート体と接着台との間の気体を吸引し、この吸引による前記シート体の収縮により、型の成形面に沿った積層体の成形、および、接着剤を介する積層体の圧着を行う吸引手段6と、吸引手段による吸引に連動して積層体を加熱することで、接着剤を硬化させる加熱手段7と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の板材と第2の板材との間に接着剤を介在させてなる積層体を、加熱しながら圧着および成形する接着装置であって、
接着台と、
前記接着台の上面に配置される型と、
前記型上に配置された前記積層体を覆うシート体と、
前記シート体を前記接着台に固定する固定手段と、
前記シート体と前記接着台との間の気体を吸引し、この吸引による前記シート体の収縮により、前記型の成形面に沿った積層体の成形、および、前記接着剤を介する前記積層体の圧着を行う吸引手段と、
前記吸引手段による吸引に連動して前記積層体を加熱することで、前記接着剤を硬化させる加熱手段と、
を備えことを特徴とする接着装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記加熱手段は、前記積層体と前記シート体との間にシート状のヒータを介在させた構造になっていること
を特徴とする請求項1に記載の接着装置。
【請求項3】
前記固定手段は、前記接着台上の前記型を囲むように前記接着台の上面に設けた環状の溝部と、この溝部に対応する形状の押え枠と、前記シート体の外縁部を前記溝部と前記押え枠で挟んだ状態で、前記押え枠を前記溝部に押し付ける固定具と、を備えること
を特徴とする請求項1に記載の接着装置。
【請求項4】
前記型の上面は、前記積層体の成形面として、所定の曲率の円弧面を含む傾斜面となっており、
前記吸引による前記シート体の収縮により、前記積層体は前記型の成形面に沿って成形されること
を特徴とする請求項1に記載の接着装置。
【請求項5】
前記吸引手段は、前記接着台の上面に一端が開口している吸引孔と、前記型の側面に開口した吸込口と、を備え、前記吸込孔の一端と前記吸込口とが前記型の内側で連通する構造、および、前記吸込孔および前記吸込口を通じて、前記シート体と前記接着台との間の気体を吸引する構造になっていること
を特徴とする請求項1に記載の接着装置。
【請求項6】
前記積層体は、前記第1の板材と前記第2の板材との間にハニカムボードが介在し、かつ、該ハニカムボードと前記第1の板材との間、および、該ハニカムボードと前記第2の板材との間に、前記接着剤が介在する構造になっていること
を特徴とする請求項1に記載の接着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、第1の板材と第2の板材との間に接着剤を介在させてなる積層体を接着の対象とする接着装置に関し、特に、コンパクトな機器構成で当該積層体を加熱しながら成形および圧着するのに好適なものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の接着装置は、例えば、特許文献1(同文献1の段落0033から0036の記載を参照)に開示されている。この特許文献1の接着装置(以下「従来装置」という)は、積層体をオートクレーブ内に投入し、オートクレーブ内での加熱と加圧により積層体の成形と圧着を行うものとしている。
【0003】
しかしながら、従来装置によると、前述の通り、オートクレーブ内での加熱と加圧により積層体の成形と圧着を行うため、オートクレーブが必要不可欠であり、機器全体が大掛かりで大型に成らざるを得ないという問題点を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-047180号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、コンパクトな機器構成で積層体を加熱しながら成形および圧着するのに好適な接着装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明は、第1の板材と第2の板材との間に接着剤を介在させてなる積層体を、加熱しながら圧着および成形する接着装置であって、接着台と、前記接着台の上面に配置される型と、前記型上に配置された前記積層体を覆うシート体と、前記シート体を前記接着台に固定する固定手段と、前記シート体と前記接着台との間の気体を吸引し、この吸引による前記シート体の収縮力により、前記型の成形面に沿った積層体の成形、および、前記接着剤を介する前記第1の板材と前記第2の板材との圧着を行う吸引手段と、前記吸引手段による吸引に連動して前記積層体を加熱することで、前記接着剤を硬化させる加熱手段と、を備えことを特徴とする。
【0007】
前記本発明において、前記加熱手段は、前記積層体と前記シート体との間にシート状のヒータを介在させた構造になっていることを特徴としてもよい。
【0008】
前記本発明において、前記固定手段は、前記接着台上の前記型を囲むように前記接着台の上面に設けた環状の溝部と、この溝部に対応する形状の押え枠と、前記シート体の外縁部を前記溝部と前記押え枠で挟んだ状態で、前記押え枠を前記溝部に押し付ける固定具と、を備えることを特徴としてもよい。
【0009】
前記本発明において、前記型の上面は、前記積層体の成形面として、所定の曲率の円弧面を含む傾斜面となっており、前記吸引による前記シート体の収縮により、前記積層体は前記型の成形面に沿って成形されることを特徴としてもよい。
【0010】
前記本発明において、前記吸引手段は、前記接着台の上面に一端が開口している吸引孔と、前記型の側面に開口した吸込口と、を備え、前記吸込孔の一端と前記吸込口とが前記型の内側で連通する構造、および、前記吸込孔および前記吸込口を通じて、前記シート体と前記接着台との間の気体を吸引する構造になっていることを特徴としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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