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公開番号2024118785
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023025277
出願日2023-02-21
発明の名称薬剤撮影装置及び薬剤鑑別システム
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240826BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤をより正確に鑑別できるようにする。
【解決手段】トレイを装置筐体外部に排出して当該トレイ上に薬剤を袋に収納した一包化薬が載置された後、当該トレイを装置筐体内部に収納して当該一包化薬を撮影する撮影装置において、前記トレイ上に載置された前記一包化薬の前記袋内の薬剤を当該袋の一端側に片寄せる片寄手段を備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
トレイを装置筐体外部に排出して当該トレイ上に薬剤を袋に収納した一包化薬が載置された後、当該トレイを装置筐体内部に収納して当該一包化薬を撮影する撮影装置において、
前記トレイ上に載置された前記一包化薬の前記袋内の薬剤を当該袋の一端側に片寄せる片寄手段を備える
ことを特徴とする薬剤撮影装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記片寄手段は、
前記トレイ上に載置された前記一包化薬の前記袋の他端側を、前記トレイとの間に挟み込んで押しつぶし、そのまま前記袋の前記他端側から前記一端側に向かう第1の方向に移動することにより、前記袋内の薬剤を当該袋の前記一端側に片寄せる
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤撮影装置。
【請求項3】
前記トレイには、
前記一包化薬を載置する載置部が設けられ、
前記片寄手段は、
前記載置部上に載置された前記一包化薬の前記袋内の薬剤を当該袋の前記一端側に片寄せる
ことを特徴とする請求項2に記載の薬剤撮影装置。
【請求項4】
前記載置部は、
薬剤を載置すべきでない奥側の非鑑別領域と、薬剤を載置すべき手前側の鑑別領域とに分けられていて、
前記載置部には、
前記袋の前記他端側が、前記非鑑別領域内に位置する向きで前記一包化薬が載置され、
前記片寄手段は、
前記非鑑別領域から前記鑑別領域まで移動することにより、前記袋内の薬剤を前記鑑別領域側に片寄せる
ことを特徴とする請求項3に記載の薬剤撮影装置。
【請求項5】
前記片寄手段は、
前記載置部における前記第1の方向と直交する幅方向に延びる回転軸を有する円柱状のローラである
ことを特徴とする請求項3に記載の薬剤撮影装置。
【請求項6】
前記片寄手段は、
前記載置部における前記第1の方向と直交する幅方向に延び、前記第1の方向を厚さ方向とする薄板状のスキージである
ことを特徴とする請求項3に記載の薬剤撮影装置。
【請求項7】
前記片寄手段が前記トレイ上に載置された前記一包化薬の前記袋の前記他端側を前記トレイとの間に挟み込んで押しつぶす際に、前記トレイを下側から支持する支持部を備える
ことを特徴とする請求項2に記載の薬剤撮影装置。
【請求項8】
前記装置筐体に設けられた吸気口から吸気して前記装置筐体内部の圧力を高める吸気部をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の薬剤撮影装置。
【請求項9】
前記吸気部は、
前記トレイを前記装置筐体内部に収納して前記片寄手段により前記袋内の薬剤を当該袋の前記一端側に片寄せる際に、前記吸気口から吸気して前記装置筐体内部の圧力を高める
ことを特徴とする請求項8に記載の薬剤撮影装置。
【請求項10】
前記装置筐体は、
前記トレイを収納した際に、前記トレイの周辺が密閉空間となる構造を有し、
前記吸気部は、
前記吸気口から前記密閉空間に吸気して当該密閉空間内部の圧力を高める
ことを特徴とする請求項8に記載の薬剤撮影装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬剤撮影装置及び薬剤鑑別システムに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、錠剤やカプセル剤などの薬剤を薬剤撮影装置により撮影して得られた画像をもとに、薬剤を鑑別する薬剤鑑別装置がある。この種の薬剤鑑別装置では、例えば、透明部材上に載置された薬剤を上方のカメラで撮影して得られた画像と下方のカメラで撮影して得られた画像とから、薬剤に印刷又は刻印された薬剤識別情報などの特徴を抽出し、抽出した特徴を用いて薬剤を鑑別するようになっていた(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2015/152225号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、薬剤撮影装置では、1以上の薬剤を分包紙と呼ばれる透明な袋に収納してまとめた一包化薬をそのまま透明部材上に載置して撮影することもできる。この場合、分包紙には患者名や服用時間などが印刷された印刷帯が設けられている為、当該印刷帯の裏側に薬剤が入ってしまわないように、薬剤鑑別装置の操作者が分包紙内の薬剤を分包紙の一端側(つまり印刷帯が設けられていない部分)に寄せた状態で一包化薬を透明部材上に載置しなければならない。
【0005】
しかしながら、手作業で、薬剤を分包紙の一端側に寄せた状態で一包化薬を透明部材上に載置することは難しく、一包化薬を透明部材上に載置した際に薬剤が印刷帯の裏側に入ってしまう場合があり、この場合に薬剤鑑別精度が低下してしまう。
【0006】
本発明は以上の点を考慮したものであり、薬剤をより正確に鑑別できるようにする薬剤撮影装置及び薬剤鑑別システムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる課題を解決するため本発明の薬剤撮影装置においては、トレイを装置筐体外部に排出して当該トレイ上に薬剤を袋に収納した一包化薬が載置された後、当該トレイを装置筐体内部に収納して当該一包化薬を撮影する撮影装置において、前記トレイ上に載置された前記一包化薬の前記袋内の薬剤を当該袋の一端側に片寄せる片寄手段を備える。
【0008】
これにより、トレイ上に載置された一包化薬の袋内の薬剤を当該袋の一端側に自動で片寄せることができる。
【0009】
さらに本発明の薬剤鑑別システムにおいては、上述した本発明の薬剤撮影装置と、薬剤の特徴を蓄積した薬剤データベースと、前記薬剤撮影装置により撮影された薬剤の特徴と、前記薬剤データベースに蓄積された薬剤の特徴とを比較することで、前記撮影された薬剤を鑑別する薬剤鑑別装置とを備える。
【発明の効果】
【0010】
かくして本発明は、薬剤をより正確に鑑別できるようにする薬剤撮影装置及び薬剤鑑別システムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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