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公開番号2024118488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-02
出願番号2023024790
出願日2023-02-21
発明の名称高所作業装置用長尺材建て起こし装置、及び長尺材の建て起こし方法
出願人株式会社カナモト,株式会社安藤・間
代理人個人
主分類B66C 1/62 20060101AFI20240826BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】長尺材の建て起こし作業を安全かつ効率よく簡易に図り得る高所作業装置用長尺材建て起こし装置とこの装置を用いた長尺材の建て起こし方法を提供する
【解決手段】昇降機構5により昇降可能な作業床7を備えた高所作業装置1に使用される長尺材建て起こし装置21であって、作業床7側に取り付けられる第一部材23と、長尺材P側に取り付けられる第二部材51と、第一部材23と第二部材51との間にわたって架け渡される第三部材87と、で構成され、第一部材23は、作業床7側に固定される取付固定部27と、第三部材87を連結する連結部33と、鉛直方向で下方への荷重を受ける荷重受け部37とを少なくとも含み、第二部材51は、長尺材Pを固定する固定部53と、固定部53の外面側に設けられる第三部材連結部77と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
昇降機構により昇降可能な作業床を備えた高所作業装置に使用される長尺材建て起こし装置であって、
前記作業床側に取り付けられる第一部材と、
前記長尺材側に取り付けられる第二部材と、
前記第一部材と前記第二部材との間にわたって掛け渡される第三部材と、で構成され、
前記第一部材は、前記作業床側に固定される取付固定板部と、第三部材を連結する連結部と、鉛直方向で下方へ荷重を受ける荷重受け部とを少なくとも含み、前記作業床の左右方向に間隔をあけて一対配設されており、
前記第二部材は、前記長尺材を固定する固定部と、前記固定部の外面側に設けられる第三部材連結部と、を含み、
前記第三部材は、それぞれの第一部材に取り付けられるとともに、前記第二部材の第三部材連結部にそれぞれ架け渡される吊り上げ用のワイヤーであることを特徴とする高所作業装置用長尺材建て起こし装置。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記第二部材に設けられている第三部材連結部は、前記固定部の長さ方向で中心からずれた位置に連結用孔部が穿設されていることを特徴とする請求項1に記載の高所作業用長尺材建て起こし装置。
【請求項3】
昇降機構により昇降可能な作業床を備えた高所作業装置において、請求書1又は2に記載の建て起こし装置を用いて長尺材を建て起こす方法であって、
前記作業床の所定位置に間隔をあけて前記左右の第一部材を備える工程と、
前記長尺材の均衡がとれる位置を避けるようにして、前記長尺材に前記第二部材を取り付け固定する第二部材の取付け工程と、
前記昇降機構によって前記作業床を上昇させる作業床上昇工程と、
前記作業床が上昇するにしたがって前記第三部材が緊張し、前記長尺材の一端側が徐々に持ち上げられて建て起こされていく建て起こし工程と、を含むことを特徴とする長尺材の建て起こし方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、昇降機構によって昇降可能な作業床を有する高所作業装置に使用される長尺材の建て起こし装置及び長尺材の建て起こし方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
柱部材のような、いわゆる垂直状態で使用される長尺材は、その建込みに際して、あらかじめ水平状態から垂直状態に建て起こし、その状態で、所定の位置に吊り込む必要がある。
例えば、物流倉庫現場では階高が高い場所(6~8m)での施工が多い。階段室やエレベータ室周りの壁あるいは倉庫を区切る間仕切り壁の下地材は、一般的に、長さが6~8mで重量が20kg~100kg以上に及ぶ鋼製の角パイプやスタッドなどの長尺材を使用している。
しかし、長尺材が30kg以上になると人力で建て起こすことが困難になる。
【0003】
従来、それらを施工する際は、高所作業車の作業床上に乗った作業員が長尺材の一方の先端を持ち、作業床を上昇させながら上部まで建て起こしたりしていた。
また、天井あるいは鉄骨梁などに設置したチェーンブロックを使用し、長尺材を建て起こし、高所作業車に搭乗している作業員が上部で長尺材を受取り、取付け作業を行っていた。
このような従来の作業工程の場合、作業が非効率で資材の落下や作業員転落などの可能性があり大変危険である。
【0004】
また、特許文献1に開示されている長尺材の建て起こし装置も提案されている。
【0005】
しかし、特許文献1に開示の先行技術では、建て起こし対象となる柱部材に複数個のアンカーボルトを取り付ける必要があるばかりか、クレーン車を別途用意する必要があり、大変な作業手間を要していた。また、高所作業車の作業床に乗って作業をする者、下で長尺材を支える者、そしてクレーン車を操作する者が必要で作業者の確保及びコストが掛かっていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-180674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来技術の有する課題を解決するためになされたものであり、その課題とするところは、長尺材の建て起こし作業を安全かつ効率よく簡易に図り得る高所作業装置用長尺材建て起こし装置とこの装置を用いた長尺材の建て起こし方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1の本発明は、昇降機構により昇降可能な作業床を備えた高所作業装置に使用される長尺材建て起こし装置であって、
前記作業床側に取り付けられる第一部材と、
前記長尺材側に取り付けられる第二部材と、
前記第一部材と前記第二部材との間にわたって掛け渡される第三部材と、で構成され、
前記第一部材は、前記作業床側に固定される取付固定板部と、第三部材を連結する連結部と、鉛直方向で下方への荷重を受ける荷重受け部とを少なくとも含み、前記作業床の左右方向に間隔をあけて一対配設されており、
前記第二部材は、前記長尺材を固定する固定部と、前記固定部の外面側に設けられる第三部材用連結部と、を含み、
前記第三部材は、それぞれの第一部材に取り付けられるとともに、前記第二部材の第三部材用連結部にそれぞれ架け渡される吊り上げ用のワイヤーであることを特徴とする高所作業装置用長尺材建て起こし装置としたことである。
【0009】
第2の本発明は、第1の本発明において、前記第二部材に設けられている第三部材用連結部は、前記固定部の長さ方向で中心からずれた位置に連結用孔部が穿設されていることを特徴とする高所作業用長尺材建て起こし装置としたことである。
【0010】
第3の本発明は、昇降機構により昇降可能な作業床を備えた高所作業装置において、第1の本発明又は第2の本発明の建て起こし装置を用いて長尺材を建て起こす方法であって、
前記作業床の所定位置に間隔をあけて前記左右の第一部材を備える工程と、
前記長尺材の均衡がとれる位置を避けるようにして、前記長尺材に前記第二部材を取り付け固定する第二部材の取付け工程と、
前記昇降機構によって前記作業床を上昇させる作業床上昇工程と、
前記作業床が上昇するにしたがって前記第三部材が緊張し、前記長尺材の一端側が徐々に持ち上げられて建て起こされていく建て起こし工程と、を含むことを特徴とする長尺材の建て起こし装方法としたことである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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