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公開番号2024118099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024303
出願日2023-02-20
発明の名称点火装置の製造方法
出願人株式会社ノーリツ
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01T 13/20 20060101AFI20240823BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】補助電極の位置ずれの発生を抑制できる点火装置の製造方法を提供する。
【解決手段】点火装置の製造方法は、主電極と、主電極に接続される補助電極とを備えた点火装置の製造方法であって、治具を準備する工程と、治具を用いて主電極に補助電極をスポット溶接する工程とを有する。主電極は、軸部を有する。補助電極は、平坦面を有する。治具には、主電極収容溝と、補助電極収容溝と、貫通孔とが設けられている。主電極収容溝は、主電極を収容する。補助電極収容溝は、補助電極を収容する。貫通孔は、主電極収容溝および補助電極収容溝の少なくともいずれかに繋がっている。治具を用いて主電極に補助電極をスポット溶接する工程において、主電極収容溝に主電極が収容され、補助電極収容溝に補助電極が収容され、且つ軸部の表面と平坦面とが接触する状態で、貫通孔に溶接用電極を配置して主電極に補助電極がスポット溶接される。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
主電極と、前記主電極に接続される補助電極とを備えた点火装置の製造方法であって、
治具を準備する工程と、
前記治具を用いて前記主電極に前記補助電極をスポット溶接する工程とを備え、
前記主電極は、軸部を有し、
前記補助電極は、平坦面を有し、
前記治具には、
前記主電極を収容する主電極収容溝と、
前記補助電極を収容する補助電極収容溝と、
前記主電極収容溝および前記補助電極収容溝の少なくともいずれかに繋がっている貫通孔とが設けられており、
前記治具を用いて前記主電極に前記補助電極をスポット溶接する工程において、前記主電極収容溝に前記主電極が収容され、前記補助電極収容溝に前記補助電極が収容され、且つ前記軸部の表面と前記平坦面とが接触する状態で、前記貫通孔に溶接用電極を配置して前記主電極に前記補助電極がスポット溶接される、点火装置の製造方法。
続きを表示(約 270 文字)【請求項2】
前記軸部の形状は、円柱状である、請求項1に記載の点火装置の製造方法。
【請求項3】
前記主電極収容溝に前記主電極が収容された後に、前記表面と前記平坦面とが接触するように前記補助電極収容溝に前記補助電極が収容される、請求項1または請求項2に記載の点火装置の製造方法。
【請求項4】
前記主電極収容溝と前記補助電極収容溝とは、相互に繋がっており、
前記治具の厚み方向において、前記主電極収容溝の深さは、前記補助電極収容溝の深さよりも深い、請求項1または請求項2に記載の点火装置の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、点火装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許第6137529号公報(特許文献1)には、中心電極と接地電極とから構成されるギャップに電圧を印加して火花放電を生じさせるようになされた点火装置が開示されている。上記の点火装置によれば、接地電極から中心電極までのギャップの距離よりも、中心電極からの距離が遠くなる位置に補助電極が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6137529号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の点火装置において、たとえば補助電極と中心電極(主電極)とが溶接されていることがある。この場合、溶接時に、主電極に対する補助電極の位置ずれが発生することがある。
【0005】
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、補助電極の位置ずれの発生を抑制できる点火装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る点火装置の製造方法は、主電極と、主電極に接続される補助電極とを備えた点火装置の製造方法であって、治具を準備する工程と、治具を用いて主電極に補助電極をスポット溶接する工程とを備える。主電極は、軸部を有する。補助電極は、平坦面を有する。治具には、主電極収容溝と、補助電極収容溝と、貫通孔とが設けられている。主電極収容溝は、主電極を収容する。補助電極収容溝は、補助電極を収容する。貫通孔は、主電極収容溝および補助電極収容溝の少なくともいずれかに繋がっている。治具を用いて主電極に補助電極をスポット溶接する工程において、主電極収容溝に主電極が収容され、補助電極収容溝に補助電極が収容され、且つ軸部の表面と平坦面とが接触する状態で、貫通孔に溶接用電極を配置して主電極に補助電極がスポット溶接される。
【0007】
上記の点火装置の製造方法によれば、軸部の形状は、円柱状であってもよい。
上記の点火装置の製造方法によれば、主電極収容溝に主電極が収容された後に、表面と平坦面とが接触するように補助電極収容溝に補助電極が収容されてもよい。
【0008】
上記の点火装置の製造方法によれば、主電極収容溝と補助電極収容溝とは、相互に繋がっていてもよい。治具の厚み方向において、主電極収容溝の深さは、補助電極収容溝の深さよりも深くてもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、補助電極の位置ずれの発生を抑制できる点火装置の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施の形態に係る点火装置の構成を示す平面模式図である。
本実施の形態に係る点火装置の構成を示す第1側面模式図である。
本実施の形態に係る点火装置の構成を示す第2側面模式図である。
本実施の形態に係る点火装置の製造方法を概略的に示すフロー図である。
治具を準備する工程を示す平面模式図である。
図5のVI-VI線に沿う断面模式図である。
図5のVII-VII線に沿う断面模式図である。
主電極収容溝に主電極を収容する工程を示す第1断面模式図である。
主電極収容溝に主電極を収容する工程を示す第2断面模式図である。
補助電極収容溝に補助電極を収容する工程を示す平面模式図である。
図10のXI-XI線に沿う断面模式図である。
図10のXII-XII線に沿う断面模式図である。
主電極と補助電極とをスポット溶接する工程を示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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