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公開番号
2024117881
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-30
出願番号
2023023947
出願日
2023-02-20
発明の名称
ズームレンズ、およびそれを有する撮像装置、撮像システム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20240823BHJP(光学)
要約
【課題】全系が小型でありながら全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するポジティブリード型のズームレンズを提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、1または複数のレンズ群を含む後続群LRからなり、広角端から望遠端へのズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズである。第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、第1正レンズG1、第2正レンズG2、第1負レンズG3を含む。第1レンズ群の焦点距離f1、第2レンズ群の焦点距離f2、第2正レンズの焦点距離fG2、第1負レンズの焦点距離fG3は、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1または複数のレンズ群を含む後続群からなり、広角端から望遠端へのズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、第1正レンズ、第2正レンズ、第1負レンズを含み、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第2正レンズの焦点距離をfG2、前記第1負レンズの焦点距離をfG3とするとき、
0.00<f1/(-f2)<3.75
0.00<fG2/(-fG3)<1.02
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1レンズ群に含まれる全ての正レンズの材料のd線におけるアッベ数の平均値をνdL1paveとするとき、
60<νdL1pave<100
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1正レンズの焦点距離をfG1とするとき、
0.5<fG1/f1<2.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
0.5<fG2/f1<2.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
無限遠物体合焦時の望遠端における前記第2レンズ群の横倍率をβ2t、無限遠物体合焦時の広角端における前記第2レンズ群の横倍率をβ2wとするとき、
1.8<β2t/β2w<3.5
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
望遠端における前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
0.4<f1/ft<1.2
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
広角端における前記ズームレンズにおいて最も像側に配置されたレンズの像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離の空気換算量をBFw、広角端における前記ズームレンズにおいて最も物体側に配置されたレンズの物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離の空気換算長をTTLwとするとき、
0.10<BFw/TTLw<0.35
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、前記第1正レンズ、前記第2正レンズ、前記第1負レンズから構成されていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記後続群は、1または複数のフォーカスレンズ群を含むことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記1または複数のフォーカスレンズ群は、負の屈折力のフォーカスレンズ群を含むことを特徴とする請求項9に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、放送用カメラ、監視用カメラ、車載カメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置に用いられる撮像光学系として好適なものである。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置に用いられる撮像光学系は、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有した小型のズームレンズであることが望まれている。
【0003】
従来、最も物体側に正の屈折力のレンズ群が配置されたポジティブリード型のズームレンズが提案されている。特許文献1には、物体側から順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続群からなるポジティブリード型の望遠ズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-092185号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ポジティブリード型のズームレンズにおいて、全系の小型化のために、最も物体側に配置された正の屈折力のレンズ群の屈折力を強くすると、球面収差や色収差等の諸収差が増大する。これらの諸収差を低減するためには、各レンズ群および各レンズ群に含まれるレンズの屈折力を適切に設定することが重要である。
【0006】
本発明は、全系が小型でありながら全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するポジティブリード型のズームレンズを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、1または複数のレンズ群を含む後続群からなり、広角端から望遠端へのズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、第1正レンズ、第2正レンズ、第1負レンズを含み、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第2正レンズの焦点距離をfG2、前記第1負レンズの焦点距離をfG3とするとき、
0.00<f1/(-f2)<3.75
0.00<fG2/(-fG3)<1.02
なる条件式を満足することを特徴とする。
【0008】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施形態において説明される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、全系が小型でありながら全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するポジティブリード型のズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1のズームレンズの広角端及び望遠端における無限遠物体合焦時のレンズ断面図である。
実施例1のズームレンズの(a)広角端及び(b)望遠端における無限遠物体合焦時の縦収差図である。
実施例2のズームレンズの広角端及び望遠端における無限遠物体合焦時のレンズ断面図である。
実施例2のズームレンズの(a)広角端及び(b)望遠端における無限遠物体合焦時の縦収差図である。
実施例3のズームレンズの広角端及び望遠端における無限遠物体合焦時のレンズ断面図である。
実施例3のズームレンズの(a)広角端及び(b)望遠端における無限遠物体合焦時の縦収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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