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公開番号2024117443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023023554
出願日2023-02-17
発明の名称舶用表示制御装置及び舶用操縦装置
出願人ナブテスコ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B63B 49/00 20060101AFI20240822BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】操船者が表示部の中から必要な情報をすぐに把握することができる舶用表示制御装置及び舶用操縦装置を提供することを目的とする。
【解決手段】舶用表示制御装置は、船舶が有する推進器の動作に関する動作情報と、動作情報に対応する表示項目と、が表示される表示部と、推進器の目標回転数と実回転数とを用いて推進器の動作状態を判断する判断部と、推進器の動作状態の判断結果に応じて、表示部に表示させる表示項目を決定する決定部と、決定された表示項目と、表示項目に対応する動作情報と、を表示部に表示させる表示制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
船舶が有する推進器の動作に関する動作情報と、前記動作情報に対応する表示項目と、が表示される表示部と、
前記推進器の目標回転数と実回転数とを用いて前記推進器の動作状態を判断する判断部と、
前記推進器の動作状態の判断結果に応じて、前記表示部に表示させる前記表示項目を決定する決定部と、
決定された前記表示項目と、当該表示項目に対応する前記動作情報と、を前記表示部に表示させる表示制御部と、
を備える舶用表示制御装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記表示項目は、第1の表示項目と、前記第1の表示項目と異なる第2の表示項目と、を含み、
前記推進器の動作状態は、第1の動作状態と、前記第1の動作状態と異なる第2の動作状態と、を含み、
前記決定部は、前記推進器の動作状態が前記第1の動作状態であると判断される場合、前記第1の表示項目を前記表示部に表示させると決定し、前記推進器の動作状態が前記第2の動作状態であると判断される場合、前記第2の表示項目を前記表示部に表示させると決定する、
請求項1に記載の舶用表示制御装置。
【請求項3】
選択操作を受け付ける受付部を更に備え、
前記表示制御部は、前記選択操作が受け付けられた場合に、前記表示部に表示させる表示画面を第1画面から第2画面に切り替え、
前記第1画面は、決定された前記表示項目と、当該表示項目に対応する前記動作情報と、が表示される画面であり、
前記第2画面は、前記決定部の決定によらず、前記第1の表示項目及び前記第2の表示項目と、前記第1の表示項目及び前記第2の表示項目それぞれに対応する動作情報と、が表示される画面である、
請求項2に記載の舶用表示制御装置。
【請求項4】
前記表示画面は、前記第1画面と前記第2画面を含む複数の画面の各々に対応する複数のタブが表示されるタブ表示領域と、前記複数のタブの内の選択されたタブに対応する画面が表示される画面表示領域と、を有し、
前記選択操作は、前記表示部の前記タブ表示領域に表示された前記複数のタブのいずれかを選択する操作である、
請求項3に記載の舶用表示制御装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記第1画面に表示される前記表示項目を前記動作状態毎に編集可能である編集画面を前記表示部に表示させる、
請求項4に記載の舶用表示制御装置。
【請求項6】
前記推進器は、圧縮空気を使用して始動されるエンジンであり、
前記動作状態は、前記エンジンが空気始動を行う始動状態である第1状態と、前記エンジンの空気始動が完了した運転状態又は前記エンジンが停止している停止状態である第2状態と、を含み、
前記決定部は、前記第1状態と前記第2状態のうちの前記第1状態であると判断される場合にのみ前記圧縮空気の圧力を示す項目を前記表示部に表示させる前記表示項目として決定する、
請求項1及び5のいずれか1項に記載の舶用表示制御装置。
【請求項7】
前記第2状態は、前記エンジンの空気始動が完了した運転状態であり、
前記決定部は、前記第1状態と前記第2状態のうちの前記第2状態であると判断される場合にのみ前記エンジンのコンディションを示す項目を前記表示部に表示させる前記表示項目として決定する、
請求項6に記載の舶用表示制御装置。
【請求項8】
前記決定部は、前記第1状態と前記第2状態のうちの前記第1状態であると判断される場合にのみ前記エンジンの危急停止指令が出力されているか否かを示す項目を前記表示部に表示させる前記表示項目として決定する、
請求項6に記載の舶用表示制御装置。
【請求項9】
船舶が有する推進器を制御するために操船者によって操作される操作部と、
前記操作部の操作位置、前記操作位置に応じた前記推進器の目標回転数、及び前記推進器の実回転数、を少なくとも含む動作情報を取得する取得部と、
前記目標回転数と前記実回転数とに基づいて推進器を制御する推進制御部と、
前記動作情報と、前記動作情報に対応する表示項目と、が表示される表示部と、
前記目標回転数と前記実回転数とを用いて前記推進器の動作状態を判断する判断部と、
前記推進器の動作状態の判断結果に応じて、前記表示部に表示させる前記表示項目を決定する決定部と、
決定された前記表示項目と、当該表示項目に対応する前記動作情報と、を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える
舶用操縦装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、舶用表示制御装置及び舶用操縦装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
船舶の機関遠隔制御操縦装置は、主機関を監視、制御するための各種の制御設定値の入力を主機リモコン装置で行っている。このようなリモコン装置は、表示画面を有している。表示画面には、まず運航に必要な運航情報が表示され、さらに詳しい情報を見たい場合に選択ボタン等を操船者が選択することで詳細画面を表示している(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-277283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のリモコン装置では、表示画面に項目が固定されており、詳細画面に移動する必要がある等、情報把握に負担がかかっていた。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、操船者が表示部の中から必要な情報をすぐに把握することができる舶用表示制御装置及び舶用操縦装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係る舶用表示制御装置は、船舶が有する推進器の動作に関する動作情報と、前記動作情報に対応する表示項目と、が表示される表示部と、前記推進器の目標回転数と実回転数とを用いて前記推進器の動作状態を判断する判断部と、前記推進器の動作状態の判断結果に応じて、前記表示部に表示させる前記表示項目を決定する決定部と、決定された前記表示項目と、当該表示項目に対応する前記動作情報と、を前記表示部に表示させる表示制御部と、を備える舶用表示制御装置である。
(1)によれば、推進器の動作状態に応じた項目に対応する動作情報が表示されるため、すべての情報が表示される場合と比較して操船者は表示部の中から必要な情報をすぐに把握することができる。
【0007】
(2)上記(1)に記載の舶用表示制御装置では、前記表示項目は、第1の表示項目と、前記第1の表示項目と異なる第2の表示項目と、を含み、前記推進器の動作状態は、第1の動作状態と、前記第1の動作状態と異なる第2の動作状態と、を含み、前記決定部は、前記推進器の動作状態が前記第1の動作状態であると判断される場合、前記第1の表示項目を前記表示部に表示させると決定し、前記推進器の動作状態が前記第2の動作状態であると判断される場合、前記第2の表示項目を前記表示部に表示させると決定するようにしてもよい。
(2)によれば、第n(nはい1または2の整数)の動作状態に応じた第nの表示項目が表示されるため、すべての情報が表示される場合と比較して操船者が表示部の中から必要な情報をすぐに把握することができる。
【0008】
(3)上記(2)に記載の舶用表示制御装置では、選択操作を受け付ける受付部を更に備え、前記表示制御部は、前記選択操作が受け付けられた場合に、前記表示部に表示させる表示画面を第1画面から第2画面に切り替え、前記第1画面は、決定された前記表示項目と、当該表示項目に対応する前記動作情報と、が表示される画面であり、前記第2画面は、前記決定部の決定によらず、前記第1の表示項目及び前記第2の表示項目と、前記第1の表示項目及び前記第2の表示項目それぞれに対応する動作情報と、が表示される画面であるようにしてもよい。
(3)によれば、第1画面を見れば、推進器の動作状態に応じて決められた表示項目と当該項目に対応する動作情報とが確認できるため、操船者は必要な情報をすぐに把握することができる。一方で、すべての情報を確認したい場合には、第2画面に切り替えれば確認できるため、利便性を向上させることが出来る。
【0009】
(4)上記(3)に記載の舶用表示制御装置では、前記表示画面は、前記第1画面と前記第2画面を含む複数の画面の各々に対応する複数のタブが表示されるタブ表示領域と、前記複数のタブの内の選択されたタブに対応する画面が表示される画面表示領域と、を有し、前記選択操作は、前記表示部の前記タブ表示領域に表示された前記複数のタブのいずれかを選択する操作であるようにしてもよい。
(4)によれば、第2画面に切り替えることで、すべての情報を確認できるため、操船者にとって利便性が向上する。
【0010】
(5)上記(4)に記載の舶用表示制御装置では、前記表示制御部は、前記第1画面に表示される前記表示項目を前記動作状態毎に編集可能である編集画面を前記表示部に表示させるようにしてもよい。
(5)によれば、操船者自らが表示項目を編集可能であるため、情報把握がより容易になる。
(【0011】以降は省略されています)

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