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公開番号
2024116059
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-27
出願番号
2023178924
出願日
2023-10-17
発明の名称
プラズマリアクタシステム
出願人
ダイハツ工業株式会社
代理人
弁理士法人いくみ特許事務所
主分類
C01B
3/04 20060101AFI20240820BHJP(無機化学)
要約
【課題】高圧のアンモニアを改質する場合であっても、改質効率の低下を抑制できるプラズマリアクタシステムを提供すること。
【解決手段】プラズマリアクタシステム1は、アンモニアを貯留するアンモニアタンク10を備える高圧燃料供給装置2と、高圧燃料供給装置2から供給されるアンモニアを、水素に分解するプラズマリアクタ3とを備える。プラズマリアクタ3は、互いに間隔を隔てて配置される複数の電極21と、複数の電極21の間に設けられる金属メッシュ22とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
アンモニアを貯留するアンモニアタンクを備える高圧燃料供給装置と、
前記高圧燃料供給装置から供給されるアンモニアを、水素に分解するプラズマリアクタとを備え、
前記プラズマリアクタは、互いに間隔を隔てて配置される複数の電極と、前記複数の電極の間に設けられる多孔部材とを備える、プラズマリアクタシステム。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記多孔部材の表面には、触媒層が配置されている、請求項1に記載のプラズマリアクタシステム。
【請求項3】
前記多孔部材は、高温領域と、前記高温領域によりも相対的に温度が低い低温領域を備え、
前記高温領域の表面における前記触媒層の厚みが、前記低温領域の表面における前記触媒層の厚みよりも厚い、請求項2に記載のプラズマリアクタシステム。
【請求項4】
前記高温領域が、前記多孔部材のアンモニアガス供給方向における中央部である、請求項3に記載のプラズマリアクタシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマリアクタシステムに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、環境保護の観点から、水素燃料が注目されている。このような水素燃料は、例えば、燃料改質装置によって製造される。燃料改質装置では、アンモニアを、窒素および水素に分解し、分解された水素を抽出する。
【0003】
そして、抽出された水素燃料は、例えば、エンジンシステムにおいて用いられる。
【0004】
このようなエンジンシステムとして、例えば、アンモニアを蓄えるアンモニア貯蔵装置と、アンモニアガスを、プラズマ放電によって改質して水素ガスを生成する改質器と、水素ガスを分離する分離器と、分離された水素ガスを吸気管内またはシリンダ内へ噴射する水素噴射装置とを備える、エンジンシステムが提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-097421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、特許文献1のエンジンシステムでは、アンモニアガスの改質により得られる水素ガスを水素噴射装置によって、噴射する。このような場合には、水素ガス、および、水素ガスの原料となるアンモニアガスの圧力を高くする必要がある。
【0007】
しかし、アンモニアガスの圧力を高くすると、プラズマが発生しづらくなる傾向がある。また、プラズマが発生しない場合もある。そうすると、アンモニアガスの改質効率が低下する。
【0008】
本発明は、高圧のアンモニアを改質する場合であっても、改質効率の低下を抑制できるプラズマリアクタシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明[1]は、アンモニアを貯留するアンモニアタンクを備える高圧燃料供給装置と、前記高圧燃料供給装置から供給されるアンモニアを、水素に分解するプラズマリアクタとを備え、前記プラズマリアクタは、互いに間隔を隔てて配置される複数の電極と、前記複数の電極の間に設けられる多孔部材とを備える、プラズマリアクタシステムである。
【0010】
本発明[2]は、前記多孔部材の表面には、触媒層が配置されている、上記[1]に記載のプラズマリアクタシステムを含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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