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公開番号2024115984
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-27
出願番号2023021935
出願日2023-02-15
発明の名称回収装置、回収器、及び回収方法
出願人株式会社マリン・ワーク・ジャパン
代理人個人,個人
主分類B63C 7/10 20060101AFI20240820BHJP(船舶またはその他の水上浮揚構造物;関連艤装品)
要約【課題】対象物の回収作業の作業効率を向上することが可能な回収装置を提供する。
【解決手段】対象物Oまで移動可能なドローン9と、ドローン9に着脱自在に支持され、対象物Oを保持してドローン9から離脱すると共に浮上することによって対象物Oを回収する回収器11とを備え、回収器11は、対象物Oを保持する保持部47と、保持部47に取り付けられ充填物によって膨張することで回収器11の浮上を可能とするバルーン49と、を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象物まで移動可能なドローンと、
前記ドローンに着脱自在に支持され前記対象物を保持して前記ドローンから離脱すると共に浮上することによって前記対象物を回収する回収器とを備え、
前記回収器は、
前記対象物を保持する保持部と、
前記保持部に取り付けられ充填物によって膨張することで前記浮上を可能とするバルーンと、
を備えた、
回収装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1の回収装置であって、
前記ドローンは、前記回収器をスライド可能に支持する支持部を備え、前記バルーンが膨張した際に前記回収器をスライドさせて前記離脱及び前記浮上を許容する、
回収装置。
【請求項3】
請求項2の回収装置であって、
前記回収器は、前記バルーンを膨張させる前記充填物を収容した筒状のボンベ部を備え、前記ボンベ部が前記支持部にスライド可能に支持された、
回収装置。
【請求項4】
請求項3の回収装置であって、
前記回収器は、前記ボンベ部に対して揺動可能に支持され前記揺動によって前記ボンベ部から前記充填物を前記バルーンへと充填させるレバーを備え、
前記ドローンは、前記レバーに係合して動作することで前記レバーを揺動させる動作部を備えた、
回収装置。
【請求項5】
請求項4の回収装置であって、
前記ドローンは、相対的に開閉自在な一対の開閉体を備え、
前記支持部は、前記一対の開閉体の一方に備えられ、
前記動作部は、前記一対の開閉体の他方に備えられた、
回収装置。
【請求項6】
請求項1~5の何れか一項の回収装置であって、
前記保持部は、
開閉自在な一対の保持アームと、
前記一対の保持アーム間に進退自在な進退部材と、
前記一対の保持アームと前記進退部材を接続して連動させるリンク部とを備え、
前記一対の保持アームは、前記進退部材の前記一対の保持アーム間への進出動作により連動して開き、前記進退部材の後退動作により連動して閉じる、
回収装置。
【請求項7】
対象物を保持してドローンから離脱すると共に浮上することによって前記対象物を回収する回収器であって、
前記対象物を保持する保持部と、
前記保持部に取り付けられ充填物によって膨張することで前記浮上を可能とするバルーンと、
を備えた、
回収器。
【請求項8】
請求項7の回収器であって、
前記バルーンを膨張させて前記対象物を保持した前記保持部を浮上させる前記充填物を収容した筒状のボンベ部を備え、前記ボンベ部が前記ドローン側にスライド可能に支持される、
回収装置。
【請求項9】
請求項8の回収器であって、
前記ボンベ部に対して揺動可能に支持され前記揺動によって前記ボンベ部から前記充填物を前記バルーンへと充填させるレバーを備え、
前記レバーは、前記ドローンに設けられた動作部に係合して、前記動作部の動作によって揺動する、
回収器。
【請求項10】
請求項7~9の何れか一項の回収器であって、
前記保持部は、
開閉自在な一対の保持アームと、
前記一対の保持アーム間に進退自在な進退部材と、
前記一対の保持アームと前記進退部材を接続して連動させるリンク部とを備え、
前記一対の保持アームは、前記進退部材の前記一対のアーム間への進出動作により連動して開き、前記進退部材の後退動作により連動して閉じる、
回収器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中のへい死魚等の対象物を回収可能とする回収装置、回収器、及び回収方法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来の回収装置としては、例えば特許文献1のように、海底から鉱物資源を回収する水中移動構造体がある。
【0003】
この水中移動構造体では、主浮力体、ボンベ室、及びフックを備えている。主浮力体は、蛇腹状の浮袋である。ボンベ室は、主浮力体に充填されるガスを保持する。フックは、海底の鉱物資源を収容した対象物である荷揚げ容器を引っ掛けるようになっている。
【0004】
かかる水中移動構造体は、主浮力体が縮小した状態で重力により海底へ沈降し、海底の鉱物資源を収容した荷揚げ容器をフックに引っ掛ける。その後、ボンベ室のガスを主浮力体に充填し、主浮力体を膨張させて浮上する。こうして水中移動構造体は、沈降及び浮上することで海底の鉱物資源を回収することができる。
【0005】
しかし、従来の回収装置である水中移動構造体は、荷揚げ容器まで適切に移動することが困難であり、また沈降自体に時間を要し、さらにフックに荷揚げ容器を引っ掛ける作業が困難であった。結果として、全体としての荷揚げ容器の回収作業の作業効率が悪かった。
【0006】
なお、こういった対象物の回収の問題は、水中のみならず、例えば、谷底等の危険地帯への落下物等を回収する場合のように陸上でも生じ得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2013-166406号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
解決しようとする問題点は、対象物の回収作業の作業効率が悪かった点である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、対象物まで移動可能なドローンと、前記ドローンに着脱自在に支持され前記対象物を保持して前記ドローンから離脱すると共に浮上することによって前記対象物を回収する回収器とを備え、前記回収器は、前記対象物を保持する保持部と、前記保持部に取り付けられ充填物によって膨張することで前記浮上を可能とするバルーンと、を備えた、回収装置を提供する。
【0010】
また、本発明は、対象物を保持してドローンから離脱すると共に浮上することによって前記対象物を回収する回収器であって、前記対象物を保持する保持部と、前記保持部に取り付けられ充填物によって膨張することで前記浮上を可能とするバルーンと、を備えた、回収器を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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