TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024114748
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2024098875,2019186840
出願日2024-06-19,2019-10-10
発明の名称充填システム
出願人株式会社E・S・Project,株式会社アキバ
代理人個人,個人,個人
主分類F17C 13/02 20060101AFI20240816BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】他の充填所で充填されたガスボンベであっても、事務作業を無く直ちに充填させることができる二次元バーコードを用いた充填システムを得る。
【解決手段】
LPG容器1に、充填量を求めるのに必要な容器情報の所定の項目を二次元バーコードで表現した二次元バーコードラベル3を張付け、この二次元バーコードを防爆ハンディ端末20で読込む。そして、コンピュータシステム100のサーバ120がこの二次元バーコードを受信してこれらの項目を二次元バーコード項目識別表Kiに基づいて抽出し、さらにボンベの重量を充填機から送信させて、このボンベの重量と、二次元バーコードに該当する二次元バーコード容器情報用メモリ125の登録済二次元バーコード容器情報Rbiとに基づいて充填量を算出し、これを充填機2に送出して充填する。
【選択図】 図1


特許請求の範囲【請求項1】
液状又は気体が注入されるボンベの重量を計測し、このガスボンベに対してガスを充填する防爆構造の充填機と、防爆ハンディ端末と、充填所のサーバとを通信ケーブルで接続して互いに通信する充填システムであって、
前記ボンベは、充填量を求めるのに必要な容器情報の所定の項目を二次元バーコードで表現した二次元バーコードラベルが張付けられており、
前記防爆ハンディ端末は、
前記二次元バーコードラベルの二次元バーコードを読取って符号化した二次元バーコードデータとして、前記充填所のサーバに送信する手段を備え、
前記サーバは、
前記二次元バーコードデータのビット列を前記項目単位で区切って識別するバーコード項目識別表を記憶したバーコード項目識別表用記憶手段と、登録済二次元バーコード容器情報が記憶される容器情報用記憶手段とを備え、さらに、
(A).前記防爆ハンディ端末からの二次元バーコードデータを受信する手段と、
(B).前記充填機からの前記ボンベの重量を受信する手段と、
(C).前記二次元バーコードデータを前記バーコード項目識別表に基づいて前記容器情報の項目を抽出すると共に、受信したボンベの重量を前記容器情報用記憶手段の該当する項目領域に記憶し、これらの組を登録済二次元バーコード容器情報として登録する手段と、
(D).受信したボンベの重量を前記登録済二次元バーコード容器情報に関連付けて前記容器情報用記憶手段に記憶する手段と、
(E).前記ボンベの重量が前記関連付けられて記憶される毎に、前記登録済二次元バーコード容器情報の充填に必要な項目と前記ボンベの重量とに基づいて前記ボンベの充填量を求める手段と、
(F).前記求めた充填量を前記充填機に送出して充填させる手段と
を有することを特徴とする二次元バーコードを用いた充填システム。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記(A)の手段は、
(A1).前記二次元バーコードデータの受信に伴って、これに含まれている容器番号、充填所コードを前記バーコード項目識別表に基づいて抽出し、この容器番号、充填所コードを有する前記登録済二次元バーコード容器情報が前記容器情報用記憶手段に存在するかどうかを判定する手段と、
(A2).存在しない場合は、前記(C)の手段を起動させて前記二次元バーコードに含まれている容器情報及び前記ボンベの重量を新たな登録済二次元バーコード容器情報として前記容器情報用記憶手段に記憶させ、存在する場合は前記(D)の手段を起動させて充填量を求めさせる手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の二次元バーコードを用いた充填システム。
【請求項3】
前記防爆ハンディ端末は、
一次元バーコード又は二次元バーコードを読み取る手段を備えており、
前記防爆ハンディ端末を操作する作業員は、作業員識別用の一次元バーコードを記録した作業員識別用バーコードラベルを備えており、
前記充填機は、充填機を識別する一次元バーコードを記録した充填機識別用バーコードラベルが張り付けられており、
前記サーバは、
管理情報用記憶手段を備え、
(G).前記防爆ハンディ端末からの前記充填機の一次元バーコード、作業員識別用の一次元バーコードを受信する手段と、
前記充填機の一次元バーコードのデータ及び作業員識別用の一次元バーコードのデータに(G).前記(E)の手段で求めた充填量と、前記容器情報用記憶手段の前記ボンベの重量と、前記容器情報と、年月日時刻を関連付け、これを管理情報として前記管理情報用記憶手段に記憶する手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の二次元バーコードを用いた充填システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次元バーコードを用いた充填システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
プロパンガス(LPG)をガスボンベに充填する充填所には、ガス充填システムが設備されている。
このガス充填システムは、ガス充填機と、作業員が携帯する防爆ガス充填ハンディ端末と、事務所に配置されたパソコンシステム(サーバとパソコン等)よりなる。この防爆ガス充填ハンディ端末は、有線により事務所のパソコンシステムに接続されている。
【0003】
一般に顧客に対して、ガスボンベにプロパンガスを充填して販売する場合は、事務所のパソコンシステムのプリンタを用いて一次元バーコードラベルを発行し、この一次元バーコードラベルをガスボンベに張付ける。そして、作業員が車両でこのガスボンベを顧客に運んでいる。
【0004】
前述の一次元バーコードラベルの種類は、充填所によって相違する。図10(a)、(b)に中規模充填所の一次元バーコードラベルを示す。
図10(b)の一次元バーコード(中核充填所対応バーコード(CPDE39))の場合は、23桁位で内容に充填に最低限必要な情報が有る。
【0005】
左側から刻印(ABC12345)、容器容量(50.0)、風袋重量(36.5)、充填期限(充填期限)、所属事業所(1234)を示している。
【0006】
図11(a)(b)には小規模な充填所の一次元バーコードラベルを示す。
図11(b)の一次元バーコードラベルは、NW7の場合であり、 6桁~8桁が一般的である。また、図11(b)の一次元バーコードは、CODE39の場合であり、8桁~10桁が一般的である。
そして、このような一次元バーコードをガスボンベに張り付けて充填機によって容器容量に該当する量を充填する。そして、事務所のパソコンシステムで、この一次元バーコードのデータに、充填量、充填期限、容器期限等(以下、容器情報という)を関係付けて管理する。つまり、ガスボンベに充填所毎に生成した一次元バーコードラベルを張り付けて管理している。
そして、充填所にガスボンベが持ち込まれたときは、このガスボンベに張り付けられている一次元バーコードラベルの一次元バーコードを、一次元防爆ハンディ端末を用いて読み込ませて、手作業で何時、充填したか、充填期限等を確認して、充填機で計測した重さで充填量を求めて充填させ、このときの充填量、充填日等を容器情報に付加してコンピュータ管理する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第3579019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、充填所で管理する情報は、さらに多数の情報があり、23桁程度では十分ではない。
一方、自分の充填所以外の他の充填所で充填されたガスボンベの残量が無くなって、飛び込みで持ち込まれることもある。
しかしながら、他の充填所によって充填されたガスボンベであるので、その都度新たに充填所で必要な所定の情報をパソコンで入力した後で、充填作業、管理データを生成しないといけない。災害等で大量に持ち込まれた場合は、充填所の作業が多くなり、結果として充填作業にコストがかかる。
【0009】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、他の充填所で充填されたガスボンベであっても、事務作業を無く直ちに充填させることができる二次元バーコードを用いた充填システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る二次元バーコードを用いた充填システムは、液状又は気体が注入されるボンベの重量を計測し、このガスボンベに対してガスを充填する防爆構造の充填機と、防爆ハンディ端末と、充填所のサーバとを通信ケーブルで接続して互いに通信する充填システムであって、
前記ボンベは、充填量を求めるのに必要な容器情報の所定の項目を二次元バーコードで表現した二次元バーコードラベルが張付けられており、
前記防爆ハンディ端末は、
前記二次元バーコードラベルの二次元バーコードを読取って符号化した二次元バーコードデータとして、前記充填所のサーバに送信する手段を備え、
前記サーバは、
前記二次元バーコードデータのビット列を前記項目単位で区切って識別するバーコード項目識別表を記憶したバーコード項目識別表用記憶手段と、登録済二次元バーコード容器情報が記憶される容器情報用記憶手段とを備え、さらに、
(A).前記防爆ハンディ端末からの二次元バーコードデータを受信する手段と、
(B).前記充填機からの前記ボンベの重量を受信する手段と、
(C).前記二次元バーコードデータを前記バーコード項目識別表に基づいて前記容器情報の項目を抽出すると共に、受信したボンベの重量を前記容器情報用記憶手段の該当する項目領域に記憶し、これらの組を登録済二次元バーコード容器情報として登録する手段と、
(D).受信したボンベの重量を前記登録済二次元バーコード容器情報に関連付けて前記容器情報用記憶手段に記憶する手段と、
(E).前記ボンベの重量が前記関連付けられて記憶される毎に、前記登録済二次元バーコード容器情報の充填に必要な項目と前記ボンベの重量とに基づいて前記ボンベの充填量を求める手段と、
(F).前記求めた充填量を前記充填機に送出して充填させる手段と
を備えたことを要旨とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

武蔵医研株式会社
圧力調整装置
4か月前
個人
高齢者用スプレー缶残留ガス抜き具
2か月前
サムテック株式会社
蓄圧器ラック
1か月前
大阪瓦斯株式会社
ガス監視システム
2か月前
川崎重工業株式会社
液化水素設備
4か月前
川崎重工業株式会社
液化水素設備
4か月前
川崎重工業株式会社
平底円筒タンク
2か月前
川崎重工業株式会社
液化ガスタンク
7か月前
川崎重工業株式会社
液化ガスタンク
7か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク
6か月前
川崎重工業株式会社
液化ガスタンク
7か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク
2か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク
7か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク
2か月前
トヨタ自動車株式会社
カードル
8か月前
株式会社ハイドロネクスト
水素活用システム
2か月前
川崎重工業株式会社
液化水素貯蔵タンク
2か月前
株式会社タツノ
校正装置
3か月前
川崎重工業株式会社
粒状断熱材充填装置
5か月前
昭和産業株式会社
検視配管
4か月前
株式会社三井E&S
燃料供給装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
高圧タンク
6か月前
トヨタ自動車株式会社
水素供給装置
2か月前
本田技研工業株式会社
タンクユニット
1か月前
イビデンケミカル 株式会社
水素貯蔵容器
14日前
豊田合成株式会社
ガス容器
5か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
5か月前
株式会社タツノ
ガス充填装置
5か月前
豊田合成株式会社
ガス容器
5か月前
トヨタ自動車株式会社
貯蔵モジュール
5か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
1か月前
豊田合成株式会社
圧力容器
1か月前
株式会社タツノ
ガス充填装置
5か月前
株式会社FTS
圧力容器
2か月前
トヨタ自動車株式会社
タンク支持構造体
1か月前
トヨタ自動車株式会社
ガス供給システム
4日前
続きを見る