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公開番号
2024114480
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-23
出願番号
2023020276
出願日
2023-02-13
発明の名称
水素発生材料及び水素発生材料の製造方法
出願人
日本軽金属株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
C01B
3/06 20060101AFI20240816BHJP(無機化学)
要約
【課題】原材料の比率が一定に保たれる水素発生材料を提供する。
【解決手段】水素化ホウ素ナトリウムの粉末と、酸の粉末とを含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
水素化ホウ素ナトリウムの粉末と、酸の粉末とを含む、水素発生材料。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
水素化ホウ素ナトリウムの粉末と、酸の粉末とを含む圧粉体を有する、水素発生材料。
【請求項3】
前記酸は、ホウ酸である、請求項1又は2に記載の水素発生材料。
【請求項4】
前記水素化ホウ素ナトリウムに対する前記ホウ酸の質量比が、0.7以上である、請求項3に記載の水素発生材料。
【請求項5】
水素化ホウ素ナトリウムの粉末と、酸の粉末とを混合して混合粉末を作製する混合工程と、
前記混合粉末を成形して圧粉体を作製する成形工程と、
を有する、水素発生材料の製造方法。
【請求項6】
前記酸は、ホウ酸である、請求項5に記載の水素発生材料の製造方法。
【請求項7】
前記混合粉末に含まれる、水素化ホウ素ナトリウムに対するホウ酸の質量比が、0.7以上である、請求項6に記載の水素発生材料の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水素発生材料及び水素発生材料の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
水素化ホウ素ナトリウム(Sodium Borohydride:SBH)は、加水分解により容易に水素を発生させることができるため、水素貯蔵材料としての利用が検討されている。例えば、特許文献1には、SBHに水を投入したのち、クエン酸水溶液等の酸性の水溶液を投入して水素を発生させる方法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-035006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に記載の方法では、前記酸性の水溶液は、保管や輸送の過程で、溶媒である水が蒸発することで、前記水溶液の溶質の析出が発生する可能性がある。この場合、前記酸性の水溶液に含まれる酸の量が減るため、水素の発生が不十分なものとなる可能性がある。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑み、原材料の比率が一定に保たれる水素発生材料及び水素発生材料の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係る水素発生材料は、水素化ホウ素ナトリウムの粉末と、酸の粉末とを含む。
【0007】
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係る水素発生材料の製造方法は、水素化ホウ素ナトリウムの粉末と、酸の粉末とを混合して混合粉末を作製する混合工程と、前記混合粉末を成形して圧粉体を作製する成形工程と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、原材料の比率が一定に保たれる水素発生材料及び水素発生材料の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る水素発生装置の一例を示す模式的な図である。
図2は、第2実施形態に係る圧粉体の一例を示す側面図である。
図3は、第2実施形態に係る水素発生装置の一例を示す模式的な図である。
図4は、図3の領域Aを示す拡大断面図である。
図5は、第2実施形態に係る水素発生材料の製造方法における成形工程を説明する模式的な断面図である。
図6は、実施例7及び実施例8に係る水素発生率の推移を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。また、以下で説明する実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。また、数値については四捨五入の範囲が含まれる。
(【0011】以降は省略されています)
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